自分史④第二友達時代/湖南線・アナザーズ時代

第23話


(6)第二友達時代

言い忘れてましたが、私が通ってるのは中高一貫校です。

中3の秋、文化祭頃に、
ようやく鉄道部が居場所になってきました。2年半かかりました。

同学年のKKくん、EHくん、OTくんは友達。
4人でよく鉄道旅に行きましたし、

特にOTくんは、中3、高1、高2と同じクラスで、
鉄道以外の話も合う親友でした。
(第9話で「ほぼ唯一の友達」と書いた子です。)

話が合うというか、波長が合ったんですよね。
盛り上がる話は、テレビCMや昔の一発屋芸人、NHK教育の番組など。
世間的にはネットミームになっているものもなっていないものも。
それらを真似たりアレンジしたりしました。
それらは「ネタ」として数えていました。

側から見たらよく分からないと思います。
2人だけの世界があったんです。

でも、彼とでも
いわゆる「お互いに"素"でいられる仲」ではないんですよ。

一例として、彼、下ネタ知らないんですよね。
(知らないフリだった説あり。)
そこはこっちも"合わせる"わけですよ。

持論ですが、
他人と対面するときに、100%"素"でいられることなんか無いですからね。
え?私だけですか?

第11話読んでる前提で書きますと、
他人と対面すると、自然と対人の格(1族)が働くんです。(↓はい、これです。)

まあでも別に、合わせることは苦ではないですし、
合わせている"その自分"的には楽しかった時代でした。

(7)湖南こなん線・アナザーズ時代

もう最近、高2の冬頃のことです。

架空の鉄道路線は、保・幼・小学低時代からたくさん作ってきましたが、
この時代に作ったある路線は一味違いました。

湖南こなん

この路線は、端的に言うと、
詰め込みたい要素を頑張って一路線に詰め込んだ路線です。

具体的には、地下鉄、山岳路線、路面電車、空港アクセス路線、スイッチバック、新交通システムのように道路の上空を走る路線…etc

で、これ以来、
欲しいいろいろな要素を合わせて一つのものにすることを
「湖南線する」と言うことにしました。

この時代は様々な分野で湖南線しました。

  • 自慰用のオカズを編集で湖南線して、一つの動画にする。

  • 今まで読んできたBL漫画を湖南線して、最強のBLを妄想する。

  • 自分の2格(鉄道好き面)と3格(音楽好き面)と10格(2次元イケメン好き面)を湖南線して、東京の地下鉄各線を擬人化した2次元アイドルを考えてみる。

といった感じです。

この頃何があったかと言うと、
唯一の親友OTくんが、勉強と友達になったんですよ。
急に「ネタ」をしなくなりました。

一つの時代が終わろうとしていました。

でも私は一人でも人生を楽しめる、と思い、
様々な趣味を加速させ、湖南線し、新しい時代を探し求めました。
趣味の各々が別の(=another)時代として出した案の集合体は、
anotherの複数形として"anothers"と呼ぶようになりました。
(もちろん文法的におかしいことは分かってます。)

だから湖南線・アナザーズ時代は正確には時代ではなく、
時代と時代の境目なんですよね。戦国時代みたいな。

話を戻し、
OTくんが勉強と友達になったわけですが、
私も勉強しないといけないはずなんですよね。ヤダヤダ。

ということで、
自分を鼓舞するために『勉強』という曲を作ろうとしました。

失敗しました
自分が思ってないことは書けないんですよね。


2024年4月12日、
たまたま18歳の誕生日でもあったその日、
学校に出す、「私の第一志望」という紙の提出期限でした。

第一志望大学を書かなきゃいけなかったんですけど、どこ書いたと思います?

笑ってください。

赤い門がある、日本の頂天、バカとブスが行く大学です。

志望理由などを書く欄にはこう書きました。

誰もが行けるなら行きたい大学。理由を書く必要ないからという理由で選びました。例えるなら、欲しい物が「無い」から「お金」(誰もがもらえるなら欲しい物)に変わったような物です。決まってないけど、決まったんです。

もう時間切れだったんでね。あと、

もう逃げられないんですからね。

とも書きました。自分を追い詰めました。

それから、受験生らしい、勉強の日々が始まりました。

……

10日ぐらいでやる気が切れました(笑)。持ったほうです(笑)。

それでも、
環境的に受験生であることに変わりはなく、受験することになっていて、

今度は父親から、LINEで
「今度会うときにどこの大学に行くか話してくださいね」と言われ、
悩み、もがき苦しみました。2024年4月29日のことです。
第1話に繋がりました。


以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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