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シフカスタッフにテンションが上がるときについて聞いてみた

祝日の無い6月となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。変わりなく良いパフォーマンスでお仕事できてますでしょうか。毎日お仕事をしていれば調子の良いときも悪いときもあります。良いパフォーマンスを維持するためにも、できるだけテンションを上げていきたいものですね。

そこで今回は、デザイン業務をしている中でテンションが上がる時について、シフカスタッフに聞いてみました。


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普段の業務の中でのあれこれ

新しいスキルを身に着けた

まず出てきたのは、新しいスキルを身に着けたときにテンションが上がるという意見でした。いままで使えなかったジャンルのソフトを習得するといった大きなスキルアップから、いつも苦労していた表現が手早く作れるようになるといった小さなスキルアップまで、そういった場面は多々あります。あるスタッフはほとんど経験がない状態から3Dツールを勉強して習得し、今までできなかった表現が可能になったのが嬉しかったと話してくれました。デザイナーやイラストレーターは身につけたスキル=自分の武器ですので、スキルが身についたときにテンションが上がるのは当然ですね。

独自の提案が採用された

「クライアントからの要望に沿ったデザイン」とは別に用意した、「独自の解釈を含めた別案」のほうが採用されたときにテンションが上がるという意見もありました。依頼された要望通りにデザインを仕上げるのが基本ですが、その要望を満たしつつより良い提案をするのがデザイナーの仕事。そういった提案を用意した上で、更に自分なりの解釈を含めた別案を用意するには、提示された要件の本質を見抜く力、より良い表現のアイデア、締め切りまでに別案を無理なく用意するスピードが必要です。こういった挑戦が自分の能力を向上させてくれますし、その結果として別案のほうが採用されるのであればテンションも上がりますね。

長いプロジェクトが終わった

長いプロジェクトが無事終わったときにテンションが上がるというコメントも。やっと終わったという解放感、走りきったという満足感、無事終えられたという安堵感が押し寄せてテンションが上がるのでしょう。一つのプロジェクトに参加してやり遂げるというのは、それだけで自分のスキル向上に繋がりますし、もしプロジェクトが修羅場な進行だったとすれば、それこそ「最後まで終わらせたこと」が財産になるはずです。最初から最後までやり通すこと自体が糧となるのは、デザインの世界に限りませんよね。

締め切りギリギリ

締め切りギリギリになるとテンションが上がってくるという特殊な事例も出てきました。もちろん日程に余裕があるのが理想ですが、やむを得ない事情で厳しい進行になってしまうこともあります。特に単純な作業ではなくアイデア提案のような終わりまで時間が読めない作業だったりすると、近づく期限を前に大いなる不安が押し寄せてくるのを経験したデザイナーも多いのではないでしょうか。そんなとき、重圧に押しつぶされるどころか文化祭前夜みたいなノリでテンションが上がるという、このスタッフのメンタルは見習いたいものです。


良い環境に身をおいた時

新しいマシンが支給された

会社から新しいマシンを支給してもらったときにテンションが上ったというコメントもありました。処理能力が高いマシンに変わることで3Dソフトのプレビューが劇的に早くなったり、動画編集の書き出し待ちが大幅に短くなったりと、作業効率のアップに直結します。そこまで劇的ではなくても、ソフトの起動やツールの切り替えがキビキビとなるだけで環境の改善を肌で感じられるもの。毎日使うものですので慣れてしまうとその恩恵を忘れがちですが、このコメントを聞いて新しいマシンにテンションが上った日のことを改めて思い出しました。

フィードバックの応酬

フィードバックの応酬でデザインのクオリティがどんどん向上するときテンションが上がるというコメントも。シフカの業務ではクライアント側の担当者もデザイナーという場合が珍しくありません。相手もデザイナーということで提案に対する指摘が的確かつデザインセンスの高いものとなり、こちらもそれに応えるだけでなく更に上を行く提案を返すサイクルが続くことで、みるみるクオリティが高くなっていくという経験をするとテンションが上がるというのも納得です。こんなやり取りが出来る環境に身を置けるのはデザイナーとして幸せなことですね。


信頼された時

企画段階から参加できた

クライアントから、企画段階のもの、つまりまだ世に出ていないもののデザイン依頼があったときにテンションが上がるという意見もありました。まだ誰も知らないモノのデザインをやらせてもらえるという嬉しさもさることながら、これから世に出すもののデザインを任せてもらえるという有り難さ、シフカのデザインを信頼していただけていることにテンションが上がるのだとか。ただ外部に実績として公開できない案件が多いのは残念です。

転職先で紹介いただけた

シフカでは、メーカーのデザイン部門から依頼をいただくことも多くあります。そこで担当だった方が別会社へ転職した際に、その転職先の会社からも変わらずシフカにご依頼をいただけた時は本当に嬉しく、テンションが上がるというコメントも。今までお付き合いのない会社からご依頼があり、経緯を伺うとその会社に転職した方がシフカとお付き合いのあった方で、「シフカという会社がいいデザインをする」と紹介してくれていたこともありました。こういった信頼に応えられるよう頑張りたいものです。

名指しで依頼された

あるスタッフは、クライアントから名指しで依頼いただけた時にテンションが上ったそうです。先方のデザイナーさんから「前回担当してくれた〇〇さんにまたお願いしたい」とのオーダーがあったとか。前回と似た案件だから続けて担当して欲しいというだけではなく、前回とは全く違う種類の案件でもご指名いただけた時には感慨もひとしお。ここまで信頼いただけることはデザイナー冥利に尽きるもので、テンションが上がると言うのも頷けます。


自分の力を活かせた時

好きな作業の担当になった

業務の中で自分の好きな作業の担当になったときにテンションが上がるというコメントは多く挙がりました。あるスタッフは動画編集が好きなので、そういった作業の担当になったときにテンションが上がったそうです。また3Dも勉強しているので、3D関連の作業を担当するときも楽しく作業できるのだとか。どちらも現在のシフカの案件としては珍しい部類なので今後増えると良いですね。

別のスタッフはExcelを使った資料作りが好きなので、クライアントから届いた整理されていない情報を自分なりにまとめる作業が楽しく、その資料を先方が使わせて欲しいと言ってきた時にはテンションが上ったと答えてくれました。デザイナーの中にはExcelが苦手という人もいますので、Excelを触るのが好きなことが功を奏した形です。

またドット絵アイコンの作成担当になると嬉しいというベテランのスタッフも。アイコンの縦横ピクセルサイズが小さいほど、利用できる色数が少ないほどテンションが上がるそうで、制約が多いほど燃えるようです。現在でも組み込み機器向けなどでこういった依頼がありますので、まだまだテンションが上がる機会はありそうです。

例え話がパチっとハマった

例え話が「パチっとハマった時」にテンションが上ったというコメントもありました。デザイン業界に限らず、業務の中で例え話が必要になる場面は意外と多いもの。未だ形になっていないもの、目に見えない仕組み、ある状況下でのユーザー心情など一言では言い表せない事象をピッタリな例えで過不足なく相手に伝えられた時にテンションが上がるのというのは理解できます。分かりづらいものを相手に可能な限り正確に伝えるためにも、柔軟な発想、豊富な事例、多彩な語彙を磨いて分かりやすい例え話ができる素地を培っておきたいものですね。


褒められた時

今回聞いた中で一番多かったのが「褒めてもらえた時」という回答でした。
当然と言ってしまえばそれまでですが、人は誰しも褒められると嬉しいものです。業務であれば相手が満足するものをデザインするのが当然ではありますが、その中でお褒めの言葉をいただけるとテンションが上ってしまうのは仕方ない事かもしれません。

社内で褒められた

あるスタッフは社内で「これ良いね」と不意に言われるとテンションが上がるのだそうです。信頼している先輩や同僚に褒められるのはやはり嬉しいものです。「クライアントよりクオリティに厳しい」と評されている先輩が褒めてくれたときは特に嬉しかった語ってくれました。社内で成果物をレビューする機会もありますが、同僚の何気ない一言がテンションを高めてくれる場合も多いので、同僚の良いデザインを見たら積極的に褒めたいものですね。

クライアントさんから褒められた

クライアントさんからお褒めの言葉をいただいた例も多く挙がりましたが、残念ながら具体的なことが書けない案件も多く、この記事には載せられませんでした。そんな中、有り難いことに公開の許可がいただけた案件がありましたのでご紹介します。

「miramos」はコニカミノルタさまの介護施設向けシフト自動作成アプリです。2年ほど前、この「miramos」のプロジェクトにシフカがネーミングの案出しの段階から参加させていただき、更にロゴデザインや紹介ムービー作成まで担当し、そのムービーもシナリオ作りから声優さんの手配まで任せていただけました。

先月その動画の続編として再びムービー作成のご依頼があり、出来上がったムービーに「分かりやすい、かっこいいといった声が上っている」「色々な人に見せたいぐらい素敵な動画」といった有り難いお褒めの言葉をいただけて、参加したスタッフは大いにテンションが上ったのでした。

こちらがその動画です。サービス紹介動画なので万人向けではないかもしれませんが良かったら見てください。あなたの周りに介護職の知り合いやシフト作りに困ってる知り合いがいましたら是非動画のシェアもお願いします!

シェアしてもらえたら、それこそテンションが上がるというものです!笑
どうせなら自分たちだけでなく、周りのテンションも上げていきたい!


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今回はテンションが上ったときについて聞いてみました。やはりというか、信頼してもらえたり、褒められたときにテンションが上ったというパターンが多かったですね。「デザイン」とはクライアントやエンドユーザーなど「誰かの満足」のために役立つべきもの。デザインが褒められるということは満足いただけた証でもありますので、素直に喜びたいです。

その一方で、「最適なデザイン」は状況や相手によって変わります。今日良かったものが明日も良いとは限りません。上手く行ったのは運が良かっただけという可能性だってあります。お褒めの言葉に慢心せず、常に良いものを目指して研鑽を怠らないようにしたいものですね。


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