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「良いな」と感じたプロダクトやサービス

私達の誰もが日々の中でたくさんのサービスやプロダクトに触れています。そこには良いものもあれば、そうでないものもあって玉石混交。できれば良いものに触れた話を聞きたいものです。

そこで今回は、シフカのメンバーに最近触れたサービスやプロダクトで「良いな」と感じたものについて、ざっくばらんに聞いてみました。それぞれが満足を感じたポイントはどこなのでしょうか。


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「良いな」と感じたもの

炭酸水メーカー

買って良かったものとして最初に出てきたのが、自宅で炭酸水を作ることができる「炭酸水メーカー」でした。ボンベに入ったガスを使ってお水を炭酸水に変えるアレですね。在宅勤務になったことで飲み物の消費量が増えたこともあり、以前から気になっていた商品を購入したそうです。

とにかく気に入った点は炭酸水を購入するより安価なこと。ボンベ1本からペットボトル100本分ほどの炭酸水が作れるので、飲むだけでなく洗顔や洗髪にも惜しみなく使えます。他にもペットボトルを捨てずに済むのでその分エコなところや、調節度合いによって炭酸の強弱を選べる点など、満足できるポイントが多々あったようです。

そして実際に炭酸水を良く飲むようになってからお酒を飲む量が減ったとの報告も。シュワシュワと喉越しが良いためかビールの代わりになっているようですね。

ちなみに「ビールに炭酸を更に追加できないのか」との質問が出ましたが、購入した機種では「味のついた液体は爆発するので使えない」とのこと。実際にオレンジジュースを使ったら爆発して広範囲に飛び散ってしまい大変だったと実例を挙げられてしまうと納得するしかありません。味をつけたいときは炭酸を入れた後にシロップ等を入れるようにしましょう。



掃除機

最近購入した掃除機が良かったという話も出てきました。動作音がとても静かで、夜の集合住宅でも使えるのが魅力とのこと。

そして気に入ったのがヘッド部分に搭載されたライトから出るグリーンの光によって、ホコリが浮かび上がるように見える機能。その光を当ててみると、こんなにホコリがあったのかとビックリするとか。

SFの武器みたいな感覚でグリーンの光をあちこちに照射しているそうで、聞いただけでその姿が目に浮かびます。



楽天

ECサービスの老舗「楽天」で満足体験をしているとの回答もありました。お気に入りの店舗も複数あり、実際に製品を購入する時にかなりの頻度で利用しているとか。

楽天の凄さは、ポイントを稼ぎたくなる仕掛けがとにかく上手いことだそうです。様々な条件をクリアするごとに倍率が上がっていくのが楽しくなってくるのはまさにコンボを決めるときの爽快感に近いのかも。そして得られたランクを維持したい気持ちになるのは楽天経済圏にどっぷり浸かっている証ですね。

対照的に、以前は「Amazon」を良く使っていたものの最近は利用頻度が下がったという声が複数名から出ました。理由として、表示されている値段が妥当なのか裏を取らないと安心できない点、商品内容を注意深く確認しないと欲しい物とは別物が届く可能性など、信用度が下がったことで満足できていない状況が見て取れます。

そんな中、Amazonは「置き配」があるので積極的に使っているとの意見も。置き配に慣れると、受け取りのたびにわざわざ顔を出すのが煩わしく感じてしまうそうです。また不在による再配達の手続きや、在宅しているのに不在票を入れられてしまうなどのトラブルが無くて良いとのことでした。



サブスクサービス

最近よく聞く「サブスク」サービスで利用しているものを聞くと、やはり「Netfix」を始めとする動画配信サービスの名前が続々と出てきます。

そんな動画配信サイトで満足ポイントを聞いたところ、番組を見るよりもその手前の「番組選び」が楽しいという意見がありました。

実際に番組を見始めると短くても1〜2時間の時間が必要になりますが、ザッピング感覚というのでしょうか、その番組を選ぶ前の時間が思いのほか楽しいのだそうでうす。検索やザッピングによって今まで知らなかった番組や分野が目の前に現れた時のワクワク感はたしかにありますね。

音楽配信サービス「Spotify」はおすすめのプレイリストが自動的に作られ、それが結構よく出来ていて興味のあるものを見つけることに繋がっているそうで、そこが満足できるポイントの一つになっているとのことです。


言語教育サービス「Duolingo」の名前も出ました。サービスが持つクオリティもさることながら、とにかくアップデートするペースが早く、自分の払ったお金がきちんとサービスの価値を高めるために使われていると感じられるそうです。フクロウのようなイメージキャラから頻繁にアクションを促すメッセージが届くなど、自分たちのサービス使って欲しいという圧まで感じるとか。その効果もあってか継続的な利用に繋がっているようです。



アップルのサポート

あるデザイナーは、最近利用したアップルのサポートに満足したそうです。AirPods Proが故障したのでサポートに相談する際、電話ではなくチャットを初めて使ってみたとのこと。

チャットは電話と違ってすんなり繋がった上、事前に質問に答えていくフェーズで状況を絞り込んでいるらしく、最初から詳しい担当者が相手をしてくれました。アドバイス通りにしても改善しないため修理となりましたが、その場で見積もり金額も提示され、とにかくスムーズで感動したそうです。

ただ、その時に申し合わせた日時通りに集荷が来なかったのは残念でした。改めて確認したら1日程度遅れることはあるとの回答で、もちろん事情で遅れるのは仕方ないものの、そういった状況が把握できる仕組みがあると不安にならずに済む旨をフィードバックしたそうです。

ちなみに別のメンバーが体験した別企業のサポートは最悪の対応だったそうで、その結果不信感しか残らずその会社との全ての契約を解約したとのこと。サポートでの体験はサービス全体の評価に繋がるんですよね…



なぜ「良いな」と感じたのか

ここまでに出てきた例で「満足感」に繋がっている点に共通して言えることは、本来期待されている価値に加えて、そこに「小さなハッピーがある」ことでした。

最初の例で挙げた炭酸水メーカーなら「お安くいっぱい飲める、使える」という分かりやすいハッピーがあります。ついペットボトルの本数に換算して考えてしまうのも微笑ましいですよね。

掃除機の例だと「やってる感が増す」と言うのでしょうか。ホコリを吸い込むのが掃除機の本分ですが、そこにプラスされたホコリの取れ具合が目に見えるという要素は家事が楽しくなる工夫として秀逸で、小さなハッピーが生まれています。

楽天なら「ポイントが貯まること」。ECサイトなので購入することが本来の目的ですが、建前的には副産物のポイントが独特のハッピーを生み出しています。

サブスクの動画配信サイトでは番組を見る前の「偶然的な新しい出会い」が小さなハッピーをもたらします。言語教育サービスは効果的な改善が見えることで「サービスも自分自身もアップデートされてる感」というハッピーを感じさせていました。

ネガティブな要素を打ち消す方向の小さなハッピーもありました。

アップルのサポートは一般的に煩わしいはずのサポートが驚くほどスムーズに進んだという「煩わしさの軽減」がありました。Amazonの置き配も受け取るたびにかかるストレスを軽減してくれるものですね。炭酸水メーカーでペットボトルを捨てずに済むというのも、心理的な負担を減らせるという意味では小さなストレスを緩和してくれています。


日々の中で使うサービスやプロダクトではこの「小さな」がキーワードなのかもしれません。

日常で使うものである以上、自分を取り巻く環境を劇的に変えるよりも小さなプラスがあることが大事。小さなハッピーを感じることが継続的な利用につながり、それが重なればやがて大きなハッピーになっていきます。

ただ、良くないサポートの例でもわかるように、当たり前に期待されていることを提供できないと、小さなプラスどころか思った以上にマイナスに振れてしまうのが怖いところでもあります。


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いかがでしょうか。最近触れたサービスやプロダクトで「良いな」と感じたものについて、本当にざっくばらんに聞いてみました。

ちなみに、ちょっと毛色の変わった回答として「約70年前のライカのレンズ」というものもありました。そのレンズは中古なので多くの人の手を渡り歩いてきたことが想像でき、そこに物語を感じるそうです。

性能やコストパフォーマンスとはまた別軸の、「誰かに話したくなるような、自分が良いと思えること」も評価する指標の一つと考えれば、これはたしかに満足度の高いハッピーなプロダクトに違いありません。

これを読んだ皆さんもぜひ、満足できたサービスやプロダクトについてコメントで教えて下さいね。

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