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ドクターに話を聞くときのコツ

「ふりかえり日記」にもさんざん書いてきたように、私はコミュニケーション全般が下手くそ。なので、ドクターにいろいろ質問するのも一苦労でした。


「こうやって話を聞いたらいいのでは?」とがん相談支援センターでアドバイスしてもらったことを踏まえつつ、私が実践してよかったことを3つ、紹介します。
(ソーシャルワーカーさんが教えてくれた会話の具体例は、少しですが「ふりかえり日記の「がん相談支援センターに相談しました#13」に書いてあります)

聞きたいことをメモしておいて、それを見ながら質問する

よく言われてることですが、やはり基本かなと思います。事前にメモをすることで「よし、ちゃんと準備したぞ」と思えるのも、落ち着いて診察に臨めることにつながりました。
ついでに。私は質問をメモする「治療ノート」に、質問以外にも、気づいたことや気がかかりなことなど、病気と治療まわりのことを、なんでもメモしておくようにしました。このノート、だんだん「あれを見れば大丈夫」と思える自分の分身みたいになりました。

診察時の会話を録音させてもらう

最初の治療の時に「録音してもいいですか?」と聞いたら「全然OK」のような感じだったので、2回目の診察からは特に断らずに、ボイスメモを起動させたiPhoneを机に置いて話を聞いてました。

情報量が多いとき(手術前の説明や、抗がん剤治療の詳細についてなど)は特に、落ち着いて後から聞き直せてとても良かったです。(じっさい、何回も聞き直したこともあります)それで初めて「あ、こんなことも言ってたんだ!」と気づくこともありました。

情報源を見せながら質問してもOK

自分が見た情報の中に分からないことがあれば、それをドクターに見せながら質問するのもいいと思います。「これを見て不安になった、ここに疑問点がある」と、何か形があるものを見せながらだと、質問しやすかったです。

私はキャンサーネットジャパン発行の「もっと知ってほしい卵巣がんのこと」という冊子にのっていた「がん治療の流れ」の図をドクターに見せながら「これを見てて分らないことがあって...ここに境界悪性ってありますけど、私にもその可能性もあるんでしょうか?」のように聞きました。
(ちなみに、この冊子はがん相談支援センターでもらいました。その時に「こういった冊子などを見せながら質問してもいいんですよ」とアドバイスをもらいました。この冊子、直接取り寄せもできるかな?とサイトを確認したところ、卵巣がんのは現在は在庫切れでした。)


あとは、大学病院の情報サイト内の各種病気の説明ページから、骨盤リンパ節の図をプリントして「この中のどの部分を取るんですか?」と聞いたりしました。

とりあえずはこんなところですが、他にも思い出したら、また書きますね。

信頼関係と工夫と

最後に、これも言い尽くされてることだと思いますが、ドクターと患者も人と人ですから、やはりそこには信頼関係があるのが一番だと思います。

自分の身に置き換えてみれば、「あ、この人は私を信頼してくれているな」と感じる仕事先とは、何かとスムーズに進むし「よし、頑張ろう!」という気持ちにもなります。これと同じだなぁ...と思います。なので、まずは私がドクターを信頼しよう!と決めました。

これからも信頼関係を育てつつ、小さな工夫を重ねて行けたらいいな。エラそうに書いていながら、私もまだまだコミニュケーション道ひよっこです。ちょっとずつ、がんばっていきましょう。


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