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スタバについて

インスタ映えが始まる前から、私はスタバが好きでした。なんとなく吸い込まれて、すぽっと腰を下ろすとなかなか立ち上がれない。騒がしい店内、あったかい珈琲、お店の外には行き交う人混み。そんなことが日常になっていたわたしはふと思った。

世界で1番美しいスタバってどこだろう?

調べたら、それはドバイにあるという。私はその日、ドバイ行きを決めた。3ヶ月後わたしはドバイにいた。その美しいスタバを見るために、本当に来た自分にはアッパレだった。

そのスタバは、イヴゥン バトゥータ モールというところにあるらしい。あまりに情報を持っていると面白くないのであまり調べずに行ってみたのだけど、イヴゥンバトゥータモールは、日本で言うところのAEONをもう少し古臭くしたショッピングモールだった。ホテルのバトラーもタクシーの運転手さんも、「いちばん綺麗なスタバに連れて行って」と言ってもそこが世界で1番綺麗と言われていることは知らなかった。

電車とタクシーを乗り継いでたどり着いた。モールはドバイモールのような美しさや、きらびやかさはない。けれど、エジプト、チュニジア、中国、インド、アンダルシア、ペルシャと6っのコートに分かれていて、各国の世界観をすこし色あせた感じに表現している。なかなか、面白いモールなのだ。

そのモールに忽然と現れるスタバがこちら。

見てわかる通り、まるでモスクだ。私はこの美しいスタバの虜になってしまった。

けれど、ドバイの人はこのスタバを特別美しいと思っていなさそうだった。なんなら、もっと綺麗なスタバは他にあるのにと、滞在最終日に告げられてしまった。

近すぎると気づかないものって多い。こんなこと昔から使い古されたお話だけど、私はこの«近すぎると大切さを感じなくなること»に興味があるので、この時も「あぁ、やっぱりね」と感じた。

私は遠くにあるこのスタバをインターネットでみつけて、どうしても生で見たくてドバイまで来たけれど、見えていなかった美しいスタバはきっと日本にもあるのだ。※スタバにこだわりすぎ

そんなこんなで、私は自分の中で感じる1番美しいスタバを探してる。結構世界中で探してる。日本でもいい。色眼鏡なしで、どこが1番美しいか自分で行って感じたいなって思ってる。

だけど、珈琲の味は正直よくわからない。それが私です。これからもちょくちょくとスタバレポは続けてゆきます、興味のある方は是非どうぞ。


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