見出し画像

岡大生協食堂でできる国際協力 【SiEEDのタネ #2】

・はじめに

皆さんこんにちは!SiEEDスタッフの北風あみです。
私は自分の専攻である法学、政治学の知識を生かし、将来は国際協力に携わりたいと思っています。私が岡山大学で携わっているプロジェクト、TABLE FOR TWO (通称:TFT)をより多くの人々に知ってほしい!という想いを込めて記事を書きました。

TFTは、途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発の社会事業です。今や、欧米諸国、サウジアラビア、ベトナム、オーストラリアなど計14か国まで活動が広がっています。

岡山大学では、2019年4月、ひとりの学生が「多くの人がSDGsに関わるきっかけになれば」という想いでTFTを立ち上げ、大学生協の賛同を得て「TFTヘルシー日替わりメニュー」を導入しました。

このことは「アントレプレナーシップを養い、SDGsを達成する人財の育成」を目指すSiEEDプログラムとも繋がるのではないかと思います。

では、そのTFTとは一体どういうものか、岡山大学ではどんな活動をしているのかについてご紹介していきます。


・TFTって?

岡大食堂のピーチユニオンに行ったことのある皆さんなら一度は聞いたことがあるかもしれない「TFT」とは一体何でしょうか?

TFT公式サイトによると・・・

TABLE FOR TWO、直訳すると「二人の食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトです。―世界の約70億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くは食べ過ぎが原因で肥満状態にあります―この深刻な食の不均衡を解消するため、2007年の秋に日本でNPO法人としてTFTが創設されました。
2017年までの約10年間で、日本国内外でのTFTプログラムへの参加企業・団体数は700を突破。食堂から始まったプログラムは、様々なかたちで広がっています。
プログラムの仕組みを図で表すと、以下のようになります。参加者の方が、TFT対象となる定食や食品をご購入くださると、1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。つまり、先進国での1食ごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。20円の寄付が、実際にどのように給食になるのかは、こちらをご覧ください。

画像5


・TFT事務局長ー小暮真久さんの想い

TFT事務局長である小暮さんは今でこそ社会起業家ですが、以前はコンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニー、映画会社の松竹など多様な職を経験されました。ではなぜNPO活動を志すようになったのでしょうか?「GLOBIS知見録」のインタビューによると、以下のように述べています。

画像4

写真提供:TFT公式サイト

マッキンゼーはコンサルティング会社ですが、辞める間際にすごくお世話になった社長から、「あなた実業をやっていないでしょ」と言われました。「確かに人へのアドバイスしかしていない」と、実業の世界へ飛び込んだんですが、そこでもなぜか燃えるような感覚が得られない。そこで自分自身をじっくり振り返る時間を作ったんです。そして、「ありがとう」と人から感謝されるとき鳥肌が立つほど感動することに気付きました。それをどうすれば自分の仕事で確立できるだろうかと考えたときに、社会性と事業性の双方を兼ね備えた仕事が合っているのではないかと感じたんです。



・岡山大学でのTFT

では、岡山大学ではどんな取組が行われているかご紹介していきます。

1)日替わりメニュー
岡山大学では、生協食堂のピーチユニオン3階で「TFTヘルシー日替わりメニュー」が食べられます。日替わりのメインおかずと小鉢で税込311円のうち20円が寄付されます。ライスSサイズと味噌汁をつけると税込411円になります。

画像1

このメニューの特徴は、日本にいる私たちと開発途上国の子どもたち両方の健康にいいという点です。Sサイズの御飯と味噌汁を合わせて「730キロカロリー程度の野菜が多いヘルシーなもの」というTFTガイドラインを満たすように作られています。

2)募金箱
各種ショップ(ピーチショップ、マスカットユニオンブックストア、ピオーネショップ)、各種食堂(ピーチユニオンとマスカットユニオン2、3階、ピオーネユニオン)のレジ前に設置しています。

3)チャリティー活動
2019年10月に開催されたホームカミングデイで「お麩ラスク」を販売し、売り上げの一部を寄付しました。多くの方々から「お麩ラスクを食べることによって子どもたちの力になれるなら嬉しいです」という温かいお言葉をいただきました。多くの人にSDGsに関わっていただくきっかけになったと思います。

画像2

4)寄付額
以上の取り組みを通して、寄付額は2019年4月から10月までで61,073円+2,460円でした(*夏休み期間9月を除く*食堂の日替わりメニュー額、募金箱+ホームカミングデイの寄付額)。
この寄付金はTFT事務局によってウガンダ、ルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニア、フィリピンの6カ国に送られ、給食の原材料費に加えて、両親への給食運営の指導トレーニングを行う管理者の人件費、給食を作るのに必要な調理器具の購入や運搬にかかる費用、モニタリング費用などに使用されています。


・最後に

TFTについて知っていただけることができたでしょうか?この記事を読んで興味を持ってくださった皆さんには、ぜひTFTメニューを食べて、それを見たあなたのお友達も食べてみようという様に広まっていくと嬉しいです。

このプロジェクトはSDGsの17のゴールのうち、7つのゴールと関連しています。

画像3

普段から手軽に取り組めるSDGs活動に皆さんも参加してみませんか?


・今後のSiEEDプログラムでの講座

SiEEDプログラムでは、今回の記事を読んで「TFTのようなSDGsに関連する活動をしてみたい、何かに挑戦してみたい!」と思った皆さん向けに、学生が主体となり、様々な講座を企画・運営をしています。

・アフリカ食文化ワークショップ
アフリカの留学生とアフリカの食文化について英語と日本語で話してみませんか?
2020年1月15日 (水) 17:00-18:00
@L-cafe

・人を動かす伝え方~(株)ストライプインターナショナルPR本部長に学ぶ情報発信の秘訣~
2020年1月25日 (土) 13:00-16:00
@岡山大学津島キャンパス一般教育棟A棟1階プレゼンテーションルーム
お申し込みはこちら→https://forms.gle/DREstXitLXVUkS1a8


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
11
「-Ceed」とは、技術革新が加速する現代において必要とされる Entrepreneurship と Intrapreneurship の双方の育成を目的として、さまざまな最新手法を導入した実践的プログラムです。