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機材の選び方について

Sidewaysのオンラインレッスンでは、その人の目的や用途に合わせてレッスン内容も変えています。

作曲を学びたい、作詞をどのようにするか、また録音する際のポイントや、もっと歌に特化したことなど。

いずれにせよ、DAWを使いますし、まずはその使い方からレッスンはスタートします。


「自分の出来る事の中で、詞を書き、曲を生み出し、編曲まで試行錯誤し、人様に聴いてもらえる事を想定しながら自分で自分の楽曲をMixingする。」

とにかく自立したアーティストになることが、Sidewaysの目指すところであり、今後の音楽界にも求められる像であると確信しています。

そうしたレッスンを具体的に進めていく上で、必ず出てくる相談が、機材をどれにすべきか、ということです。

機材選びは、ミュージシャンやエンジニアなら誰もが口にするのは、『沼』だと言うことです。
終わりがなく、求めれば求めるほど、どんどん手を出してしまい、深く嵌っていきます。

どれが良いと言うよりは、まずは音楽や声との相性、また自分の好みや、どうしたいのか、が問われるかと思います。

どれだけ良い食材や調味料を揃えようとぐちゃぐちゃに混ぜてしまえば、美味しい料理など出来るはずがなく、逆に言えば、市販のものだけでも、美味しいと思えるものは作れるはずです。

人によっても大きく分かれる部分だと思いますので、Sidewaysの考えるポイントを3つお伝えしておきます。


まず一つ目は、予算を決めることです。

とにかく値段もピン切りですので、予算感を決めないことには一概にお勧めも出来ません。
その予算内で、自分にとってどれが良いか、と考えていければ、まず選択肢がグッと狭まります。


2つ目は、買うべき優先順位を考えることです。

例えば、音がモコモコするから、もっとクリアーにするためにマイクを買い替える。
当然、良いものに変えればある程度解消されるかもしれません。
が、インターフェースが安いものままでは、マイクの良さを引き出すことも出来ませんし、それらを伝達するケーブル類も然りです。

なので、全部を買うつもりでいくなら、僕であればまずインターフェースから。ケーブルを良いものにして、最後にマイクを考えます。
また、上記の理由から、クオリティーやそのランク(価格帯)もなるべく統一します。


3つ目は、自分の目指すイメージの音(好きな音)を考えることです。

と言っても、最初はまだそれすらも不明瞭でしょうし、楽曲によっても変わるでしょうし、なかなか難しいと思います。

なので、最初はとにかく色んな機材を聴き比べして、色んな製品の特徴を知ることです。
幸い、現代ではYoutubeなどにほとんど聴き比べ動画や解説が転がっています。

好みが分かれるところですので、こればかりは自分で判断していくことがとても大切になります。

僕の場合、例えばヘッドホンなどは、よく周りにはSony製品を勧められたりしましたが、僕はShureの方が断然好みなので、そちらをずっと愛用しています。

また商品によっても全然違いますし、とにかくこればかりは試していくしか方法がありません。

ですので、相当お金は使う覚悟が必要です。


上記のことを踏まえて、最後に一番大切なことを書いておきます。

『下手の考え 休むに似たり』

とにかく検討してばかり、考えてばかりは何もしていないのとほぼ変わらないので、今あるものや自分がこれだと思ったもので、ひとまずは進めてみることです。

そうすることで、また自分の感覚や考えも研ぎ澄まされ、また見え方も変わってきます。

立ち止まらずに、駒を進めていく。

これが最大のコツです。


では今回はこのあたりで。

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