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バーチャルマーケット2023開催レポートが公開

◆概要
 2023年12日に開催されたバーチャルマーケット2023 Winterの開催レポートが公開された。同イベントは120万人が来場し、過去最高の85以上の出展/協力企業・IP数を記録。一般サークルは計700が出展。株式会社HIKKYが主催し、今回で5周年、11回目の開催となる。

◆バーチャルマーケットの特徴特徴
①クリエイターの見本市
 バーチャルマーケットは、メタバース上でアバターなどの3Dアイテムや洋服、PC、飲食物などのリアル商品の売買ができる世界最大のVRイベント。2018年から開始され、2023年冬で11回開催されており、ギネスにも記録されている。

②企業のメタバース展開
 バーチャルマーケットの特徴のひとつとして、多くの企業が出店していることである。シャープ、ディズニープラス、JVCケンウッド、ロート製薬、ベルク、高島屋、クラブコスメチックス、Robot Consulting等が参加。開催レポートでもコメントが掲載されている。
それぞれの企業がPR TIMESでプレスリリースを配信し、露出を増やしていた。
 企業ブースをみてみたが、訪問した時点では必ずしも賑わっているというわけではなかったので、やはり集客はイベント時に集中していると思われる。恐らく実店舗に比べると、大きな売上になっているとは思えないが、一度出展した企業が継続していることも注目すべき点である。2021年の開催時に徳力氏がバーチャルマーケットを紹介しているが、ここで書かれているように、かつてのセカンドライフのブームとは少し勢いが違っているように思う。

③バーチャルからリアルへの拡張
今回で11回目となった同イベントでは、これまでの初の試みとしてリアル会場でのイベントが開催された。

 パブリシティ獲得の視点で考えるとバーチャル空間上でのサービスやイベントは、登場時は物珍しさでニュースに取り上げられることもあるが、次第に露出が難しくなっていく。特に紙媒体の掲載を目指すときに、パソコンのディスプレイに映し出されるだけではインパクトが弱い。その弱点を補うようなしかけとして、バーチャルマーケットでのリアル会場展開は非常に興味ふかい。この会場の様子は東洋経済でも大きく掲載されているのでPRとしては大成功だといえる。


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