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つかの間の茶しばき 緑単オーガポンexデッキ紹介

こんにちは、サイダーと申す者です。
長かった変幻の仮面環境も、もうすぐ終わりますね。シティS4終盤戦、CL、JCSといった環境変化の中で、多くのデッキが隆盛を極めた激動の期間でした。

さて、筆者は上記の公式大会にひとつも出ておりません!意識が低いな!
じゃあ書くことが無いかと聞かれればそういうわけでもなく、のんびりと感触が好ましいデッキだけで遊んでいました。あすけんの女に知られたらバランスが悪すぎてボコされると思います。
その中でも特に楽しめたのがオーガポンみどりのめんexでした。
少しずつ調整は重ねていたものの、こんな感じの60枚になっていました。

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オーガポンexは4種類のイラストを採用できるのが偉いですね。

特に特性みどりのまいが独特で、たねポケモンでありながら初動から盤面にエネを増やしつつ、何故か1枚引きます。ターン制限もない…
しかし肝心の技の打点が非常に低く、このポケモンをメインアタッカーに据えて60枚にすることが難しかったからなのか、世間の初期評価は低めでした。
後にタケルライコexレジドラゴVSTARをメインアタッカーにしたデッキにエネ供給+ドローの両面で評価され、一気にシェアを増やしましたね。

ですが。
上記のデッキでは十分に活かしきれていない、むしとりセットとのデザイナーズコンボもやはり強力です。ポケカ四天王ヤマノタケル氏がシティリーグで使用した草エネルギーを大量に採用した構築はタケルライコex、レジドラゴexの繁栄以前のデッキでしたが、再考の余地があるのではないかと感じ、自分でも構築を練ろうと考えました。

むしとりセットはグッズでありながらノーコストで使用可能で1枚-2枚交換になりうることや、みどりのまいによる盤面強化の継続のためにエネを引き込み続ける要求に貢献し、とにかく初動~約3ターン目の安定感が高くなります。

自分のようなカジュアルプレイヤーは、大会の度にとりあえずポケモンカードが出来ること(すなわち、事故らずに試合を進められること)に喜びを覚えます。デッキパワーを爆上げして安定性とのバランスを調整するのも醍醐味ですが、自分のスタイルには合いません。(というかそれが苦手だから勝てない側のプレイヤーなわけなんですが。)

以下、デッキ解説です。
回していてかなり楽しかったので、せっかくなので記録として残しておこうかなと。

上に戻らなくてもいいよ

☆デッキコンセプト、平たく言うと考えていたこと
・序盤を確実に楽しむ
・そうは言いつつジャッジマンとジャミングタワーで全力妨害
・エーススペックにアンフェアスタンプを採用
・アヤシシVを必要な打点に届かせるために、博士の研究多投
・ドローサポートの嵩増し、もしくは原作再現のためにゼイユ採用
・2ターン目以降の選択肢を増やすためのヤバソチャ進化ライン


採用カード解説

ポケモン

〇オーガポンみどりのめんex 4枚
スタートしてもOK、序盤のアタッカー候補であり、とりあえずエネとセットで持っていればドローに繋げられるので4枚採用です。本音を言うとSARで揃えたかったのですが、変幻の仮面があまりに出汁パックすぎたためレアリティを散らすという方便でコストカットに踏み切りました。

〇ヤバソチャex ヤバソチャ チャデス 1-1-2
このデッキの柔軟性を高めている進化ラインです。
ヤバソチャexは上技のせんじがえしを主に使用するために採用しています。草エネルギーを大量に採用しており、詰めの場面で手札干渉に関わらずサイドを取ることが出来ます。(後述するアヤシシVとの組み合わせが非常に強力です。)下技のまっちゃスプラッシュは全体を30回復しながら攻撃できます。チャデスでスタートした際に2ターン目の行動の選択肢になりますが、シールド戦基準の技なのでほとんど効果的には働きません。
ヤバソチャ(非ルール)は下技で70,140,210ダメージと状況に応じて相応のコストで攻撃することが出来ます。主にサイド2のカードで構成されるこのデッキにおいてサイド1の攻撃をそれなりの打点で挟んだり、序盤に相手の小さいポケモンをローコストで倒すことに貢献します。上技は一応その後の攻撃時のダメージ調整になりますが、あんまり使わないかな…。
進化前のチャデスはHP30と貧弱ですが、ベンチにいればダメージ・効果で倒されないので安心して(マシマシラのアドレナブレインでちょうど倒されてしまうため、相手のデッキタイプからベンチに出すターンを検討します)
回していると、ヤバソチャ(非ルール)のサイドコントールにおける重要性に気づきます。ここを2枚に増やす、もしくはコストに目をつぶりハイパーボールを増やすことを検討しても良かったかもしれません。

〇テツノイサハex
後手1お手軽ワンキルor前を倒して要求押し付け要員。特性が手札から出した時にしか使えず、スタートするとあまりにも弱いので要検討枠です。ただたねポケモンの総数は減らしたくないので、ヤバチャ3枚目とかでも良さそうですよね。
意外と好みでしたが使う試合が少ないため愛人枠だと思います。ビリジオンはケツがエロい。バーニア、宣言するとあの煩い水商売アドトラックを思い浮かべますね。

〇アヤシシV
このデッキのパワーの5割がこのポケモンだと思います。
みどりのめんで盤面にプールされたエネを集約して力に変え、相手のVSTARや2進化exを一撃で突破します。最大パワーで起動するために、中盤までに盤面に7枚~8枚のエネルギーを溜めることを意識します。手札にドロサポがあるなら道中の手張りも大事だぞ!
このデッキは序盤はヤバソチャorオーガポンexで攻撃し、中盤以降の相手の攻撃をアヤシシVで返すのが理想的な動きになっています。その過程でジャッジマンと博士の研究を使い分け、双方の要求を天秤にかけてプレイします。
こう書くとヤバソチャのラインは厚めにすべきだろって怒られますわ、先に謝っておきますね。
盤面のオーガポンexに散っていたエネルギーがこのカードに集まると、倒されてトラッシュに行った際にヤバソチャexのせんじがえしで更なる大ダメージを見込めます。アヤシシを倒してもせんじがえしで詰みという盤面が作れるのが強力なコンセプトで、他の採用カードもここから逆算しています。
このカード自体は前々から色々なデッキに採用していたので、非常に愛着があります。特性フロンティアロードという響きが大好きで、穏やかな万葉の中を勇猛に踏破するアヤシシをイメージして宣言しています。下技バリアーラッシュも原作の専用技であり、使っていて本当に気持ちがいいポケモンですね。

〇かがやくゲッコウガ
事故回避、もしくはスタートしても許せる枠です。ごっつぁんプリファイで2枚持ってかれるのはちょっと困りますが。
終盤のせんじがえしの打点が不足しそうでエネルギーをトラッシュに送りたい時や、過剰にエネを抱えてしまった時に泣く泣く盤面に出します。オーガポンexがしっかり出せていれば基本的にプレイしませんが、宣言したいサポートに触りやすくなったりとこのカードの採用によりプランが増えたイメージはあります。他のデッキより依存度は低めですが。

ポケモンの総括
たねポケモンの枚数が9枚で、試合数を重ねるとアヤシシVやテツノイサハexスタートが目立ちました。ここをまず改善したかったですね。ヤバソチャの進化ラインはむしとりセットのカードパワーで引けていましたが、増やすのがデッキコンセプトに対して誠実だった気もします。
でももう新弾発売だし遅いんだよな~~~

グッズ

〇ボール系
むしとりセットは草エネルギー、草タイプのポケモンでデッキの序盤のプランを成立させているので4枚採用です。
アヤシシVが5割って言ったけどそれは中盤の話で、薄くなった山から気合で置いてるので許してください。

ネストボールは初動札として有用、かつアヤシシVに適切なタイミングで触るために4枚採用。終盤につりざおで戻したかがやくゲッコウガ、オーガポンexをサーチしてドローに繋げることも多いです。たねポケモンは偉大。あと緑色なので草タイプのデッキに合っていて好きです。
なんとなく、ネットボールよりも草タイプ感強くないですか?

ハイパーボールはコストが重たいので積極的に採用したくはないですが、ヤバソチャex,非ルールやアヤシシVに確定で触れる貴重な手段のため1枚入れています。ヤバソチャに関しては実物を増やす方がむしとりセットで探す都合上良いんですけど。

ヒスイのヘビーボールはオーガポンexのサイド落ちでデッキの出力が落ちることや、アヤシシVの全力回収のために必須枠と考えています。
別にこのデッキに限った話ではないですが、サイドにたねポケモンが落ちていても対象無しで済ませる時も多いですよね、ジャッジマンやアンフェアスタンプを採用しているのだから、当然に。

〇いれかえカート
スタジアムがジャミングタワーのため、緊急ボードを活かしづらいので仕方なく採用。アヤシシVの起動で1エネ分誤魔化せるのが重要です。30回復が生きる場面は意外と少ないのでいれかえ(switch)でもいいかも?

〇すごいつりざお 2枚
3枚だと過剰、1枚だと博士の巻き込みで危険。ってなると2枚になりがち。
博士で切ったアヤシシやヤバソチャの進化ライン、オーガポンの出し直しからドローの復帰に使います。

〇アンフェアスタンプ(ACE SPEC)
ここまで書いてきましたが、このデッキのパワーの高さを語る際、ファンデッキにしては…と一言多くなります。
オーガポンexはHPが210とEレギュ以前の水準並みに低く、ジャッジマンやジャミングタワーで妨害を入れても相手の準備が整う中盤以降、容易に倒されてしまいます。
そこで、ACE SPECは相手のパワーをこちら側に下げる方向性でアンフェアスタンプを採用しました。博士の研究やゼイユとの相性がとことん悪いですが、ジャッジマンで流しながら上手いこと運用できています。
ヤバソチャでサイドレースを奇数にずらしたターン、アヤシシVを走らせるターンで使うことが多いです。(比較的殴り出しが早いデッキではありますが)こちらよりも早めに攻撃を仕掛けてくるデッキにも有効で、警戒が薄いことが多い印象です。

これで最後ね。

サポート

〇博士の研究、ゼイユ 4枚-3枚
サポート構成は正直よく分かっていません。
終盤の要求は、ヤバソチャexの狙撃打点に足りる草エネをトラッシュに送ることや、盤面のエネルギーを増やすところにあります。手札干渉後の少ない手札から一気に枚数を増やすカードが望ましいと考えました。初動で並べるという点においてもそこそこ強いのでね。
博士の研究で博士の研究を巻き込むのはポケモンカードゲーム不快度ランキング8位ぐらいに入りますが、ゼイユでドロサポを嵩増しすることでなんか安心します。
ここに関してはかなり感覚的で、手札にめっちゃサポ来るやん!って時もそりゃありますよ。しかしネオラントとか封印石とかシャリタツ入れてないのにサポの枚数削ってるのはさすがに運だけなので。オーガポンexで引く以前にオーガポンexを引くための努力をしたかった感じです。
アンフェアスタンプとの相性がとんでもなく悪いのですが、目をつぶっていたことは秘密
余談ですが、ゼイユのゲーム内の手持ちにはヤバソチャがいるということだけ覚えて帰ってください。

〇ジャッジマン 4枚
このデッキにおいて1番撃って強いサポです。手札のリソースを山に残せるのはやっぱ嬉しいよ。ジャミングタワーと合わせて、封印石or緊急ボードの展開を止めに行きます。
初動のハードルが低く殴り出しも早いため、2ターン目から積極的に使用することが多いです。
他のサポートよりもエネルギーを引ける可能性が低く、みどりのまいの回数の期待値が下がりアヤシシVに繋げにくくなるサポート権であることは間違いないのですが、持ち前の安定感を押し付けつつ相手を下ブレさせる二重苦で
ジャッジマンを強く使えるデッキであることが使用の決め手になっていたと思います。

〇ボスの指令 2枚
撃つターン無いけど入れてます。相手の下ブレを許すな!ヤバソチャ+アンフェアスタンプのターンに使うことが多いですね。
これを回収するためだけに手帳を入れるのも違うなあとだけ。

スタジアム

〇ジャミングタワー 3枚
封印石、緊急ボード、わざマシン、各種耐久・打点調整の道具を全てシャットアウトできます。道具に頼りがちなファンデッキ同士の対戦でめっぽう強い。
ルギアは当たったら諦めるぐらいの気持ちですが、勝ちに行くなら神殿でも入れといてください。ミストエネも止まるのでヤバソチャexのせんじがえしが通りやすくなりますが。
ココ最近のドラパルトexに対してあまり強く使えないと感じてきたのでいっそ抜いてもいい気はします。
採用したい道具もそれなりに多いので、未だに悩む枠ではあります。死ぬほど枠があるので可変なのは良い事なのですが。

エネルギー

〇草エネルギー 18枚
枚数自体はヤバソチャexのせんじがえしの打点に関わります。この構築であれば340まで出せますね。1枚を大地の器に回すのも手なのですが、むしとりセットのヒット率が下がるので難しいですよね。結果的に沢山手札にエネが来るのは器採用の場合かもしれないんで難しいですが。(こういう検証ってどうやれば出来るのか分からない)
今のところこの枚数で困ったことは無いですし、むしとりセットで2枚とかザラに持ってこれてます。エレキジェネレーターとは違うのでね。
うんまあ、手張りまで考慮すると実物は多い方がいいと思いますね。アヤシシを走らせる時にエネが足りないなんてことは絶対にないように!

終わりに
たねポケモン主体で安定感もあり。沢山引いて沢山エネを付けて。殴るポケモンの選択肢もそれなりにあって。かなり楽しいデッキでした。
ナイトワンダラー環境では悪デッキとヨノワールで遊ぶ予定なのでこのデッキはお蔵入りしますが、少しでも魅力的に感じた方がいらっしゃいましたらぜひ使ってみてください。

最後に気づきましたが
これファンデッキのつもりで使ってるんですけど、オーガポンみどりのめんexはパックの表紙だしデザイナーズコンボの権化みたいなデッキなのでかなり言い訳寄りですね。





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