ここがダメだよ逢川リーダー!!

何故逢川さんの話になったのかは、前回のnoteに書いてますのでこちらをご覧ください。
それもめんどくさいという方はこちらの画像をご覧ください。

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麻雀を教えてもらうために選ばれたとのことなので、その期待には応えないといけないでしょう。
ちょうど、fuzzカップのリーダー戦の対局に逢川さんは出ていたので、その映像を使って教えていきましょう!

と思いながら配信を見ていましたが、気がつきました。
特に大きなミスもしていないし、これは教える必要ないレベルだ!と。
女流雀王を連覇しているので当然ですが、よくこれで教えてください!と言えたものです(褒め言葉)
しかしそれでは僕の存在意義が無くなってしまうので、重箱の隅をつつくような細かい部分を拾っていくことにします。


それでは、「ここがダメだよ逢川リーダー!!」スタートです!!


東3局、南家、ドラ1s


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ここから4pを切っています。
中は重なると仕掛けができて、親の安牌でもあります。8mは789の種として残し、4pを今切ることにより36pやペン7p待ちになった時の出和了率も上がります。
意図はとてもよくわかります。
しかしそれでもここは素直に中を切った方がいいでしょう。
理由の一つ目は、まだチートイツが残っているからです。メンツが一つもない状況で、チートイツの可能性を見切るには少し早いでしょう。
理由の二つ目は、中を重ねて鳴いても3900になりそうなので、それよりは真っ直ぐリーチを目指した方がいい、ということです。
ドラが対子なのでどんなに安くてもリーチをすると5200にはなります。ここは中を鳴いて3900を和了にいく気持ちではなく、リーチをしてマンガン以上をツモり、一気にトップに迫ってやる!!という気持ちを持つことが大事です。

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この二つも、同じ理由で中切りとなりますね!


南3局、南家、ドラ8m


さあなんと舞台は一気に南3局まで飛びました。
ここまで重箱の隅をつついてもなかなか問題が出てきませんでしたが、やっと見つけたのがこちらです。

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この手から今2sを切っています。
2sは全員に危険牌、東は2枚切れているので安全牌です。
しかも2sを残していてもイーシャンテンの受け入れが変わるわけではありませんし、1sも場に3枚切れています。
これも2sを切る理由はとてもよくわかります。
しかしこれも、東を切る方がいいでしょう。
理由を述べますと
①2sを残していると、単純に嬉しい牌が増える。特に4sはかなり嬉しいところ。自分で引くのはもちろんのこと、チーしても形はグッと良くなる。
②自分はドラアンコの勝負手。放銃するリスクよりも、和了るメリットを優先したい。現在ラス目なので尚更。
③2sを残して損するのは「相手からリーチを受けた時」ではなく、「相手から2s待ちのリーチを受けて、この残した2sが出る時(仕掛けやヤミテンも同じ)」。つまり2sが当たりにならなければ、別に損はしていない。


特に③の部分を勘違いしやすいです。リーチを受けただけでは、まだ裏目とは言えません。当たって初めて裏目です。
ということでここは守りを考えずに、東を切って全力で和了を見よう!となります。


南3局1本場、南家、ドラ中と6m


2局連続で取り上げる局が現れて、僕は嬉しいです。
そしておそらく、この局が一番のミスだったと思います。それが、こちら!

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逢川さんはソーズを123sでチーして、北をポンしています。8mを吉田さんがアンカンしていて、矢島さんのリーチを受けている、という状況です。
重要なのはこの後です。
ここでリーチの矢島さんから南が打たれました!

鳴きますか?鳴きませんか?という話ですね。
逢川さんは、この南に声をかけませんでした。
しかし、これはかなりポンの方が良いでしょう。
①見えている待ちの残り枚数は、36sが6枚で47sも同じく6枚
②点数は鳴かないと3900、鳴くと8000
③鳴いて切りたい5sはリーチの中筋でかなり通りそう
④現状ラス目ということを考えると、オリを考えるような状況ではない

同じような待ちなら、打点で選べば間違いありません。放銃しても悔いなしの覚悟で退路を断ちましょう!


南4局1本場、東家、ドラ北

これが最後の局となります。

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状況を説明しますと、矢島さんが南をポンしていて、松本君がドラの北をポンしています。
ここで逢川さんは6mを切りました。
自分は好形のイーシャンテンなので、安全牌を残して危険な6mを先切りです。
これも、気持ちは分かるのですが点棒状況を考えてみましょう。
①ハネマンをツモると一気にトップ目
②松本君にハネマンを打っても2着
③矢島さんにはマンガンを打たなきゃ2着。もしマンガンを打っても3着

簡単に言いますと、「放銃してもだいたい二着で済む」ということです。
放銃してもいいなら安全牌を抱える必要があまりなく、①のメリットを最大限に狙うべきでしょう。
つまり6mにくっつけて、MAXタンピン3色に仕上げるルートを残そう!となります。
ということで、ここは力強く安全牌の北を切りましょう!


以上で、このコーナーは無事終わりです。
見返してて思ったのですが、かなり安全牌を残す癖がありますね!
その辺りは自分のバランスもあると思いますので、一応僕の意見としてはこんな感じでした!


そして、ここまで書いた僕の元に恐ろしい情報が届きました。
なんと逢川さんは、師匠を複数使役していて、師匠同士を争わせて生き残った意見だけを抽出しているらしいのです。


・・・・・・・・・


蠱毒(こどく)だこれ!!


蠱毒とはーー
古代中国において用いられた呪術
日本のフィクション作品では「複数人に対して互いに争いを起こすように仕向け、最後に生き残った者を選ばれし強者としてさらに特定目的で使い潰す」という行為の比喩としてたびたび用いられる

ということらしいです。
まさか漫画でしかみたことのない蠱毒に遭遇するとは思わなかったです。
しかしこれで納得できました。
おそらく今は、守備寄りの師匠が優勢なのでしょう。
ここから僕が生き残れるのか、楽しみでなりません。

そして最後に、fuzzカップはYouTubeの日本プロ麻雀協会チャンネルで無料で配信予定なので、そちらのご視聴もよろしくお願いします!(日程は決まり次第告知します)
それでは、また!

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