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超初心者向け ポケモンバトル講座(解説)④ 初心者卒業に必要な知識・前編

超初心者向けに、
ポケモンバトルを解説していきます。

基本的なことが多いので、
ポケモンを知ってるけれど、
本編はあまりプレイしたことない or
ストーリーをクリアしたことあるが
やり込み要素の対戦までは、
したことはないけどやってみたい。
という人向けに書いています。

今回は、
主にポケモンの育成について解説します。
初心者を卒業するための
基礎知識のようなものですね。

具体的には、
複合タイプへの対処方法
特性って、何を選べばいいの?
強いポケモン育て方(役割)
ダメージ計算って何で必要?
といった内容になっています。




①複合タイプへの対処方法

意外とわかりにくいのが これだと思います。
タイプ相性について把握しておくのは
バトルする上で基本的なことなので、
覚えておくと損はないです。
※スカーレットバイオレットは特に、
テラスタルなどでタイプが変わるので、
特に必要だと思います。

複合タイプとは

タイプを2つ持つポケモンのことです。
たとえば、カイリュー(ドラゴン・ひこう)や
マリルリ(みず・フェアリー)などですね。

そして、
複合タイプの技の相性の話に戻します。

例えば、
「みず」「こおり」のタイプのポケモンは
「ほのおタイプの技」を受けた場合、
効果はばつぐんの「こおりタイプ」と
効果はいまひとつだの「みずタイプ」の
2つが お互いに、
弱点を打ち消し合っているので「等倍」

「いわ」「じめん」のタイプのポケモンは
「ほのおタイプの技」を受けても
通常の 効果はいまひとつだ(×0.5)よりも
ダメージが通らない(×0.25)状態。
※この2つのタイプが ほのおタイプの技は
   効果はいまひとつのため

「いわ」「じめん」のタイプのポケモンは
「みずタイプの技」を受けた場合、
通常の 効果はばつぐんだ(×2)よりも
ダメージが通る(×4)状態。
※この2つのタイプは
   みずタイプの技が 効果はばつぐんのため

と、いったように タイプの弱点を
それぞれ持っている状態です

つまり、
「いわ」「じめん」タイプのポケモンは
「じめんタイプ」によって
「でんきタイプの技」は効きませんし

「ゴースト」「あく」タイプのポケモンは
「あくタイプ」によって
「エスパータイプの技」は効きません

~間違えやすい複合タイプの例~
※わかりやすいように正解だけ記します。

「みず」「でんき」タイプのポケモンに
「じめんタイプの技」
→効果はばつぐん(2倍ダメージ)

「くさ」「ほのお」タイプのポケモンに
「いわタイプの技」
→効果はばつぐん(2倍ダメージ)

「みず」「じめん」タイプのポケモンに
「でんきタイプの技」
→効果はない。(ダメージなし)
※片方のタイプが効果抜群でも、
   効果がないタイプが優先される。

このあたりは、とにかくポケモンの相性を
暗記していないと、すぐには出て来ませんが
3DSやSwitchでポケモンをやる場合は
技の右下に相性が記されているので
わりと大丈夫だと思います。

3DS以前のポケモンは、
右下に表示されないので覚える必要あり。
フェアリータイプがなかったり
技や相性の仕様が違うので、
バトルファクトリーなどに挑戦する場合
下調べは軽くしておくと良いです。

余談ですが、
効果抜群の技を受けた場合で、
効果抜群の技を半減するきのみ(半減実)を
使用した場合、
通常が2倍弱点だと 等倍になりまして、
4倍でしたら 2倍に半減されます。
なので、4倍弱点を持っているポケモンは、
半減実を持っていても
一時的な2倍弱点となりますので
倒される可能性もあります。

注意してください。

複合タイプの簡単な見極め方

弱点になる技と
ポケモンのタイプが重なるとき、
ダメージ4倍

弱点になる技と
等倍 + 弱点のとき、ダメージ2倍

こうかがいまひとつになる技と
等倍 + こうかがいまひとつの時、
ダメージが半減。

こうかがいまひとつになる技と
そのタイプが重なるとき、
ダメージが1/4。


②特性って、何を選べばいいの?

当たり前ですが、強い特性があったり
チームに噛み合っている特性があれば
それを優先させると良いです。
具体的な考え方は、以下の通りです。

特性選びの考え方

 チームのコンセプトに合う特性、
 今の対戦環境や、
 相手に刺さりそう(相手は辛くなりそう)な
 特性
を考えてみます。

 大抵の場合は、通常では手に入らない
 「夢特性」が採用されます。
  ※そうでもない場合もあります。

カイリューで例えますと、
夢特性「マルチスケイル」が強いですし、
その特性にしている
トレーナーさんも多く見られます。
実際に強いです。


ただ、通常特性の「せいしんりょく」
ひるまない、いかく無効(Switch作品のみ)
なので、物理型カイリューなら
攻撃力が下げられない
という点が強みになります。
よって、りゅうのまい からの げきりん
という型のカイリューを使う場合、
マルチスケイルよりも強い場合もあります
(ただし、マルチスケイル特性込みの
耐久がないので努力値の調整は入念に)

あと、純粋に夢特性が弱い場合もあるので
夢特性=強いという考えは、
捨てた方が良いです。

~例~
メタグロスの夢特性「ライトメタル」は
けたぐりのダメージが同じままなので、
実質特性なしのようなもの、など。
他にもありますが、
ここでは割愛させていただきます。

あと、対戦していて案外、
厄介なのは「きんちょうかん」。
きのみの持ち物込みで、
耐久の努力値調整をしている場合が多い
ので
意外と刺さったりします。
ただし、使うのはあまりお勧めできません
(使っているとあまり効果を感じられないが
半減実やオボンのみでの耐久をスルーできる
などの強みがあったりする。
ただ、その持っているポケモンは
他の特性が実感できて強いパターンも
多いので、そちらを選択しがちではあるし、
不遇な特性でもあるので、
敢えてこの特性を選んでいない場合も多い。
つまり、敢えてこちらの特性を
選んでいる相手と戦う際には、
耐久がある長期戦の場合が多いため、
きのみ込みの調整をしている場合の
ポケモンで対峙した際は気をつけると良い)

大雑把に強い特性を選ぶ

迷ったときは、汎用性の高い
大雑把に強い特性を選ぶのも良いです。
これらは自分が扱いやすい特性になります。

「いかく」、「かたやぶり」、
「テクニシャン」、「てんのめぐみ」、
「マジックミラー」、「がんじょう」、
「ちからもち」、「じしんかじょう」、
「さいせいりょく」(受けポケモン)、
「いたずらごころ」(変化技を使うポケモン)
などが挙げられます。

タイプと特性で使うポケモンを選ぶ、
なんてこともあるくらいなので、
特性選びは、とても大切になります。

逆に弱い特性は、対戦では
「あまり活躍できない特性」となります。
「みつあつめ」や「にげあし」など
効果がシナリオ内限定の特性は
わかりきっているとして、
普通に対戦していても
使いにくい特性が弱い特性です。
※「ぶきよう」や「ねんちゃく」は、
ぱっと考えてみて、すぐに出てきました。
持ち物関係の特性は、
デメリットが大きい気がしますね。

もちろん、腕次第でうまく使えたら
強いのは間違いないのですが、
上手に使うには
条件が厳しいのが大半であり、
それだったら他を選ぶよね、という特性が
対戦環境において、弱い特性と言えます。



例えば、ガブリアスの特性のひとつに、
「すなのちから」がありますが、
その特性の効果(効果が砂嵐の時、
じめん・いわ・はがねタイプの技の威力が
1.3倍になる)を考え、使うとすると
砂嵐天候を基本軸にした砂パでの運用が
前提となり、とても使いにくい
です。

そのため、別の特性である
さめはだ」(触れた相手にダメージ)を持つ
ガブリアスを使った方が格段に強いです。
(これにより、ガブリアスを入れる
パーティーも限定されないようになる
)

また、先ほども挙げた「きんちょうかん」
「とうそうしん」「メロメロボディ」など
発揮する相手が限定される特性は弱いです。

つまり、強い特性は
「自分にとって使いやすい」or
「相手に刺さりやすい」
という特性であり、
それらを選ぶと良いです。

場合によっては、強い特性も弱くなったり、
弱いとされている特性も
「強い特性」になるので あしからず。

~強い特性が弱くなる例~
ヌオーは特性てんねんの採用が多い。
てんねんは「相手の能力変化を無視する」
=「攻撃力上昇」などの変化を無視する
という所謂、積みアタッカーなどに
強く出れるポケモンなのだが、
四倍弱点となるリーフストームによる
特攻ダウンの影響も無視して
攻撃を受けてしまうなどデメリットもある。

~弱い特性が強い特性になる例~
昔、ぶきようミミロップを
どうにか活かせないかと
試行錯誤したことがあります。
すりかえで道具を入れ替えたり、
※くろいてっきゅうやかえんだま、
   どくどくだまを押しつけた
なげつける(BWでは失敗)で
相手をやけど状態にしたり、
「なかまづくり」で相手の特性を消したり、
「あまえる」や「アンコール」で
後続を補助するのがメインとなり、
サポートとして最高に優秀になりました。
不器用じゃなくて、器用じゃないか
他にも「こらえる→がむしゃら」を
使う型もあるそうですが、
役割を持って特性を活かすなら、
「なかまづくりサポート」型が安定します。
基本的には、強くない特性ですけどね。


③強いポケモンの育て方

簡潔に言います。

持ち物や使用技を前提に、
仮想敵を熟知した上で
努力値調整をされたポケモンは
強いポケモンとして育てられています

じゃあ、それをどうやってやるの?
というやり方を(自分なりのやり方ですが)
記していきます。参考になれば幸いです。

1、採用理由を決める。

まず、対戦において
採用するポケモンを決めましょう。
採用するポケモンの理由はちゃんと
覚えて、メモを取っておいてください。
それが、強みです。例え、愛でも。

採用するポケモンを考えきれない場合は
強い人が使っていた、
自分のパーティーの欠陥を補助してくれる、
強いと思うタイプだった、
特性が強い、種族値が高いなどから
考えていってもOKです!

2、種族値を確認する

育てるポケモンの種族値を確認しましょう。
一番高い種族値は
そのポケモンの強みです!

存分に活かす技や特性、
持ち物を考えましょう


ただし、
一番高い数値がすばやさがの場合は、
次に高い数値を探し、
メインとなる技を2つ、決めると良い
です。

このときに、どんな型(作戦)で
そのポケモンを使うかを考えましょう。
これが、パーティー内での役割になります。

攻撃が高いなら物理技、
特攻が高いなら特殊技、
型として受けるタイプなら変化技など。
(残りの2つは後で決めると良い。
もちろん、決めてもいいが後から
変更できるよう、余裕を持たせると良い)

3、仮想敵を決める

そのあとは、仮想敵を決めます。
このときに、自分のパーティーと戦う際に
自分側に対して厄介なポケモン
採用したポケモンが絶対に倒したい
強いポケモン
を選ぶと良いです。

特に、例えばですが
自分側のパーティー構成に
でんきタイプやほのおタイプが多くて
じめんタイプに弱い場合という
「ランドロス」、「ヌオー」、
「ラグラージ」、「ガブリアス」などが
警戒対象となり、交換するポケモンもしくは
くさタイプの技などが必須
となります。 

逆にあるポケモンを活躍させたいために
場を整える役目を持っている場合、
1度攻撃を耐えて「リフレクター」をする
などサポートをしたいポケモンがいれば、
よく対戦で見かける攻撃力の高いポケモン
などを仮想敵
とします。

この対策必須のポケモンや
絶対に倒したいポケモン

攻撃を耐えないといけないポケモン
仮想敵となります。

これらは、彼らを倒す(または攻撃を耐える)
ための努力値や持ち物を考える
「基本的なベース」となります。

4、努力値を振る

最後に、努力値を調整します。
これらはツールを使うと便利です。

とりあえず、性格は自分の育てたい
ポケモンの定番の性格や好みの性格。
相手の方はよくいる型の性格が良い
です。
(このあたりは、検索しましょう。
探せばすぐに出ます。)

そして、努力値は相手のよくいる型の努力値
(わからない場合は無振り(0)と252振りの
両方をやっておくといい)に設定して
自分のポケモンは無振り(0)と252振り、
両方のダメージを調べよう。
大体、乱数8割で倒せるなと感じたらOK

④ダメージ計算って何で必要?

勝つために必須

強いポケモンを育てる上では必須です。
努力値調整も理由になります。
努力値が必要な理由は技が強くて
種族値が高いだけでは勝てないからです。

強い技を強いポケモンが使えば良いじゃん!
それだけで勝てるでしょ?
と思うかも知れませんが、
このダメージ計算をしておくだけでも、
相手のポケモンの型を
見破る指標
にもなりますので、
どんなに強いポケモンであろうと
ダメージ計算はしておいて損はないです。

また、素早さ調整も
必要になることも多いですが
基本的には最速or準速になります。
また、素早さを調整するにしても、
火力(技の強さ)が足りていないと
意味がない
です。

また、耐久型を育成する場合だと
ある程度の把握は必要ですが、どのみち、
このダメージ計算は避けて通れません

素早さ関係は、バトルを重ねるたびに
何となくで覚えていきますし、
実際にバトルをするまで
分からない部分もありますが、
素早さ計算機で調べていき、
自分の使用するポケモンが抜けないポケモン
もしくは抜けるポケモンだけを覚えておく、
という対策だけで割と問題ない
です。

ただ、厄介なのが このダメージ計算です。
ダメージ計算は、一見すると面倒ですが
本気で勝つには必要になります。
(考え始めるまでが面倒なのが最大の敵)


計算方法

ツールがあるのでそれを使うのが良いとは
先ほども書きましたが、一応、
計算方法を記載しておきます。

変化技等で能力値が変わった場合はこの後に追加。
つるぎのまいを使用した(×2)
フェザーダンスを使用された(×0.5)
半減実を相手が使用した(×0.5)など

ちなみに、
技の威力 × 攻撃(or特攻)の数値だと
火力指数が計算できます。

ダメージ計算で計算する数値

①使用するポケモンの技の威力
努力値の振り方は効率的か?
乱数が絡むかどうか。絡んだ場合、
    どの割合(確率)で倒せるのか?
④サポート技を使われた場合や
    使ったときのダメージ量
             
となります。

特に初心者の方が ポケモンを育成したら、
ぶっぱ もしくは 極振り
と呼ばれる方法(一例 攻撃と素早さ252振り)
などが多いかと思いますが、
それだと、非効率的な場合もあります

以下に例を挙げておきます。

持ち物で火力を上げられる場合
  ※オーバーキルじゃなくても良いため。
    持ち物「いのちのたま」の場合は、
 HPを調整する必要が出てきたりする。

②特定のポケモンを倒す役割として
    選出する場合、相手のポケモンの型は
    攻撃寄りの極振りが多い場合
  ※オーバーキルになりがちなため。

耐久にも努力値を振りたい場合
※仮想敵がいた場合、必要になることも。

④両刀型など特殊な型の場合

この場合は、無駄に努力値を振ってしまう
という事態が起こりえます。

もちろん、色んな方が書いた育成論を
丸々流用して使用する場合でも、
自分で一度、計算しておくと安心です。
その流用した育成論で
気になる改善点があれば
自分で改善することや
改善点を共有することもできるためです。

話を戻します。
極振りが非効率的な事例はわりと多いです。

ポケモンバトルにおいて強い人は、
極振りするポケモンも少なかったりします。

※ただし、極振りが
最適解と思われるポケモンはいます

その場合は、必ず 極振りです。

特に、耐久型を育成する場合でも
(耐久型のツールを使って計算もしますが)
極振りは少ない場合も多いです。
HPを奇数にするか、偶数にするか。
(回復する場合 その回復量を増やすかどうか)
も関わってきます。

高速アタッカーでも持ち物が
いのちのたまの場合は
10n-1(10の倍数から1を引いた数字)に
調整すると生き残る可能性があり、
HPにも努力値を振る必要がでてきます。

nは倍数のことです。
nは任意の整数が入ります。
例えば、4n+1(4×n+1)調整の場合で
 HP200に調整したとします。
この場合、4×50なので4nになりますが、
HP201にした場合、
4×50+1なので4n+1となります。
「みがわり×4」→「きしかいせい」を
使うときに考える調整ですね。

ポケモンのダメージ計算や努力値計算自体は
難しくはないので、
算数が出来たら簡単に計算できます。
数式も当てはめるだけで良いので、
難しくはないです。

また、ダメージ計算機では、
ポケモンの実数値も計算できますので、
実数値とダメージ量が
変化しない数値だな。と感じたら、
その分の努力値を削ることもできます。
(その分、耐久に回すなどの工夫も出来ます)

また、マイナーなポケモンの場合、
持ち物やポケモンの性格も見直せるので
一度はしておくことをお勧めします。


実際にダメージ計算をしてみる。

今回は、多くの人が使っている
無難に強いカイリューを
育てたいということにします。

※今回は、ダイマックスや
  テラスタルは無しで考えます。
  よって適宜、テラスタルタイプや
  努力値などは調整する必要があります。
  今回はこんな風に考えると良いよ~という
  流れを知るためだけに記載しています

  なので、本気で使うときは、
  他の人の育成論も参考にすると良いです。

カイリューの強みは以下の通りです。
・優先度+2で威力80の「しんそく」が強力
マルチスケイルを生かした耐久もある
    物理アタッカー

ポケ徹 様調べ(2023年2月現在)だと
性格 いじっぱりが67.6%
特性 マルチスケイルが98.6%
技は しんそく(76.9%)、じしん(54.3%)、
りゅうのまい(51.9%)、げきりん(48.7%)
となっております。

よって、
いじっぱり こだわりハチマキ型
もしくは、りゅうまい積みアタッカー型が
定番に強いと言うことです。
今回は、考えやすくするために
こだわりハチマキ型を選択していきます。

こだわり系アイテムを持たせたポケモンは
実際に使うときは、相手の立ち回りや
経験による慣れが必要ですので、
たくさん使ってみましょう。

では、カイリューが
苦手なポケモンを考えていきます。

マルチスケイルを潰される
「ステルスロック」使いである
カバルドンなどは苦手です。とりあえず、
見かけたら容易な選出はやめましょう。

次に、ニンフィア。
物理アタッカーに強い耐久を持つ上に
フェアリータイプなので
ドラゴンタイプを持っている
ポケモンは総じて苦手です。

フェアリータイプであり、
しんそくも無効となる
ミミッキュも苦手なポケモンになります。

あとは物理受けとなる
アーマーガア、キョジオーン、
しんそくを選択していた場合のみ
鋼タイプのポケモン、
高速アタッカーのドラパルドとかです。

苦手なポケモンが来たら、対処が得意となる
ポケモンに交代するのが得策です。

今回のこの型は、技が固定されてしまうため
物理受けとされるポケモンは、
倒せないと思いましょう。

対処するポケモンは、
ヒートロトムやジバコイルなどの
特殊アタッカーや、
「どくどく」「おにび」などで
耐久型を倒す耐久型などが良いです。
ただし、相手も交換したりするので、
読みに合わせて、カイリューに
交代することが出来たら強いです。

よって、仮想敵
耐久寄りで倒せそうなポケモンや
「おにび」をしてくるラウドボーンなど
合わせてくるポケモンとします。
※アーマーガアやキョジオーンは、
  この型だと倒せないのは
  わかりきってるので、
  別のポケモンに任せましょう。

次に、技と持ち物を考えます。
「こだわりハチマキ」の場合は、
「げきりん」「しんそく」は確定。
「りゅうまい」を使わないので、
代わりに「じしん」「ほのおのパンチ」
「けたぐり」 などが候補になります。
※この場合、テラスタルを考えると
ノーマルテラスタルしんそくが強いです。

次に努力値を考えていきます。
一旦、攻撃は252振りにします。
考える目安的に、
仮想敵となるポケモンは大体、
カイリューが呼ぶドラゴンやフェアリーを
仮想敵として、攻撃は尖らせておくに
越したことはないと判断した為です。
A252を基準にHPを尖らせるか、
素早さを252(準速)にするかを考えます

そして、ダメージ計算をすると、
以下の通りになります。
今回は ゲームエイト様の
ダメージ計算を使用して計算しました。

※無振りとは努力値を振っていない状態
HはHPのこと、Bは防御、
特化は252振りのことです。
確定2発は倒せる回数が
2回攻撃しないと倒せないという意味で、
乱数2発は2回攻撃したら、〇%で倒せる、
という意味です。つまり、50%以下なら
確定3発と考えても良いです。

技「しんそく」
H252ヒートロトム 乱数2発 (60.5%)
無振りガブリアス 乱数2発 (14.1%)
無振りマスカーニャ 確定2発
無振りイルカマン(マイティ) 乱数2発 (41%)
無振りニンフィア 確定2発

技「げきりん」
H252マルチスケイルカイリュー
乱数1発 (50%)
HB特化ヘイラッシャ 乱数2発 (17.6%)
HB特化ブラッキー 確定2発
HB特化ラウドボーン 確定2発
H252ドドゲザン 確定3発

これだけでも、
攻撃極振りは必要だとわかります。
こだわりハチマキ型は、
マルチスケイルで耐えてからの
強い攻撃が特徴なので、
このコンセプトが崩れては
意味がありません
からね。
(努力値を減らすと、逆に火力不足になる)

では、残り255をどこに振りか考えて、
必要であれば調整しましょう。
まずは、素早さを調整します。
理由は簡単で、ある程度のポケモンを
上から倒すのが目的だからです。

準速にする場合、
実数値132で、最速68族 / 準速80族
準速チルタリスや
サーナイトなどと同じです。
最速アーマーガアより上を取れますが、
正直、意味がないですね。
よって、
準速にしなくても良いと判断します。

とりあえず、
カイリューに対して出てくることもある
準速での採用が多い
バンギラスを基準に調整をするなら
素早さ努力値は 108 
になります。
この場合、「じしん」で無振りバンギラスを
倒せる確率は乱数1発(56.3%)
逆に、マルチスケイル込みでの耐久で
バンギラスの
こだわりハチマキストーンエッジは
乱数1発 (43.8%)、
イカサマダイスを持たせての
ロックブラストは確定2発となります。

この場合、HP140 防御と特防に4が
耐久調整として良いことになります。 
ただし、この場合は
特化メガネサザンドラの攻撃は
HP140 特防4で乱数1発 (75%)
HP124 特防20で乱数1発(68.8%)
HP4 特防140で乱数1発(56.3%)
となり、大体の確率で倒されます。

SVだと鋼テラスタルでの
サザンドラが多いので特防に振っておいて、
ほのおのパンチで
反撃しても良いと思います。

もし、HP4 特防140で調整をする場合、
実数値(努力値)は
HP167(4)、攻撃186(252)、防御116(4)
特攻120(0)、特防138(140)、素早さ114(108)
となります。

といったように、ダメージ計算は、
攻撃して倒せる確率や、
逆に倒される確率or耐久調整など
バトルにおいて事前情報および育成方法を
確立させるために必要
です。



まとめ

ポケモンは種族値が良い=強い
というわけではないです。

種族値的には「素早さが高い」ポケモンが
バトルにおいて 有利になりますが、
タイプ相性、特性、持ち物、技を
熟考した上で役割を持ったポケモンが
強いと言えます。

簡単に言いますと、
対戦環境にいる(使用率上位の)ポケモンに
ある程度の対処ができるようなポケモンが
強いポケモン
と言えます。

対戦環境にてマイナーなポケモン
(ピカチュウやイーブイなど)と
言われているポケモンは、
役割を持ったとしても耐久力が弱かったり、
素早さが他に比べて低いので、
初心者が使うには、
かなり難しいポケモンとなります。
よって、強さの基準が
トレーナー自身の腕によります。

ですので次回は、
対戦の基本的な立ち回りなどを
解説していこうと考えています。


次で最後になります。


マガジンに まとめました!