推し界隈の持つ力 | 乃木坂46

   この前書いた「推し界隈についていけない」というnoteがSNSで想像以上に拡散されて、その見出しや内容が界隈へのヘイトを募らせてしまっている気がしてる。

   それは意図するところではないので、推し界隈というか、仲間がいることの魅力も発信したい。独善的で自己満足でしかないけど、今のままだとアンフェアだと思うから。

   推し界隈の存在が部分的とはいえマイナスに作用する側面を書く前に当然に存在するプラスの側面を書くべきだった。推し界隈の存在は圧倒的にプラスの側面の方が強い。ネガティブに読める記事を書いたから言い訳に見えちゃうかもしれないけど、これもまた嘘偽りない本音。

このnoteは推し界隈の人への釈明ではなく
必要以上に負の感情を持ってる人へ

推し界隈に支えられてきた1人の人として
推し界隈の事実を。

どんな意見や考えにも否定と肯定があって
このnote自体にも両者あるはずだけど
誰が正しいとかじゃなくて、どう見るかでしかないから。

読みたいようにしか読めないと思うけど

伝えたいことは、
どんな物事にも正の側面と負の側面があるということ。
その評価は立場や程度、タイミングによって変わる。

度合いの問題でしかない。
個人がどう感じるかであって、自分にとって益があれば正しいことに、許容できないことは悪に見える。正解はきっとない。

   否定的な意見とかモヤモヤしてた感情は心に強く残ってるから、同じ想いに対して必要以上に共鳴する。
   一方で、当たり前に享受してる現実を再認識することはすごく難しい。友だちいた方が楽しいよね、なんて当然のこと言われなくてもわかるだろうけど、マイナスの側面を書くにはプラスの側面も意識しないといけなかった。

多面的に物事を確認して価値観を作り上げたい。

自戒の意味も込めて。

誤解を与えてしまった人に届くといいな。

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   アイドルを応援することの魅力の一つは、同じ"好き"を共有できることにあると思う。同じ推しメンがいたり、同じ楽曲やライブが好きだったり、大きい意味で言えば乃木坂46を好きな人全員が同じ方向を向いてグループの発展や成長を願い、いろんな形の応援をしてる。
   
   その中で知り合った人は確かな仲間で、同士で、かけがえのない存在に他ならない。いつもライブに一緒に行く友人がいなくなったら私はたぶんモチベーションが大きく低下すると思うし、毎日SNSで顔も名前も知らない匿名の仲間を一方的に認知してみんなの呟きをいつも楽しみにしてる。

   オタクはみんな大なり小なりそう言う仲間が1人や2人いたりして、その規模が特定の範囲で大きくなってくると推し界隈という集団として顕在化してくる。

   界隈が何をしてるかと言えば正直わからない。流動的な存在だからメンバーを決めつけることもできないし、何をしてるわけでもないと言うか仲のいい人でワイワイしてるだけだと思ってる。そんな"集団"だからこそできることもあって祝花などイベントへの企画はその一つのだと思う。（必ずしも祝花企画してる人＝推し界隈ではないので悪しからず）

   祝花を企画したりライブ会場での集合写真を撮ったりする活動はものすごく効果的で、それこそオタク仲間のいない人を巻き込んで集団になることで何倍もの力を発揮する。ミーグリの購入を特定の部に集中させて完売を目指すのも自分は賛成だしこれまでも参加してきた。
   そういった活動を運営側も規制していないし、むしろ暗に推奨してるとすら思ってる。集団心理を働かせることはいやらしい話売上に繋がるだろうから。

   それが行き過ぎたり、間違ってると部分的に感じる場合も人によってはあるだろうから推し界隈の中心的存在の方は本当に気を配ってるし、心労が絶えないと思う。でも間違いなく推し界隈の存在に救われてる人もいて、当然メンバーにも大きな影響をもたらしている。

   推し界隈の影響がいくら強かろうと、メンバー個人と繋がってるなんてことはなく、それは妄想でしかない。それは双方にとっても失礼だし、ファンはどこまでいってもファンでしかない。その一線を超えないからアイドルというビジネスが成立してるのであって、1人のアイドルと1人のファンはどこまでいっても1人の人間として対等なはず。そしてファン同士もまた対等な存在。
   現実問題、対等に見えないのもわかるけど、綺麗事を言えばそのはず。ミーグリを積んだりイベントに参加したりお金と時間をかけた方がその分リターンがあるのは当然で、ファンや推しへの影響度合いは変わってくるけど、平等にその機会は与えられてる。メンバーやファンはそれぞれ皆公平な関係性にある。

だから、私も自分のできることをして
推しに一つでも多く返したい。
烏滸がましくも、喜びや幸せを。

普段の応援もこのnoteを書いてる動機も
根底にある思いは1つ、たった一つだけ

推しに笑顔でいてほしい

ただそれだけ

推しに笑っていてほしい、楽しく活動してほしい
一瞬でも多く幸せであってほしい


だから、
推しに迷惑をかけるような応援の仕方はしたくない



   もしこのnoteや自分の応援の仕方が推しを悲しませるような結果になっているのであれば、それ以上悲しいことはない。そんなファンになりたくはない。もしも間違ったことをしてしまっているのであれば、その時はもう退いた方がいいと思ってる。でも自分なりに考えて推しのためになると信じて文章を書いている。

みんなきっと同じ思いだと思う
そこだけは変わらないと思う

   贔屓目に見て、私の推しは応援する人のことを本当に大切に思ってくれてる。楽しそうにミーグリをして、ブログやトークをたくさんくれる。たとえ仕事だとしても同じ目線で向き合ってくれているという感覚がある。推しの存在が今の私を繋ぎ止めてくれている。

   ここ1年は特に、同じ推しを持つみんなの連帯感が異様なまでに漂ってたし、みんなで一緒に前に進んでいる感覚が強くあった。それは今も現在進行形で。

   推しを応援する時の連帯感におぼえる興奮は唯一無二の感情だ。みんなで同じ方向を向いて推しも一緒に目指す場所へ向かう高揚感を経験できるのは集団に触れているからで、自分自身SNS上でミーグリの完売に向けてみんなで宣伝したり推しの良いところを発信したりする状況が今に繋がってると確信してるし、何より本当に楽しかった。
   推しと、推しを応援する全ての人と、共有できる一体感は本当に尊いものだと思う。何にも代え難い体験だと思う。

   推しと直接的に関われるのはミーグリやライブなど限られた時間しかなくて、推し以上に接点の多いSNSの隣人は本当に大切で、SNSから離れたら今のモチベーションは保てないと思う。それくらい同じ思いを持つ人たちの存在は貴重で、仲間がいなかったら今の自分は存在し得ない。

集団的熱狂の価値は計り知れない
その環境を手にしてることを幸せに思う

   この前行った全国ツアーの地方公演で全く知らない乃木坂ファンに急に声をかけられて仲良くなって一緒に行動をして、その場で別れてそれっきりになってしまったが、すごく面白かった。乃木坂を好きと言うただ一点で仲間意識を持って信用できるのはすごいことだと思う。それはたまたま良い人だからだったけど、でも乃木坂や推しメンに対する"好き"という感情が自分自身のアイデンティティとして強烈に存在して自己を形成してる。

街中でグッズを持ってる人に話しかけらた。
SNSで知り合った人と一緒にご飯を食べた。
ライブでたまたま隣になった人と友だちになった。

友人が全然いない自分にとって
そんな繋がり方は"奇跡"だ

   これは偏見だが、アイドルオタクは皆一様に劣等感や疎外感を少なからず持っていると思ってる。少なくとも私は。世間一般から見ればオタクに対してネガティブな印象を持つ人はまだまだ多い。純度の高い熱量を持っていても外部からは気味悪がられてしまう。
   だからこそ、そんな趣味を共有できるオタク仲間は本当に大切だし、好きだ。自分の存在を肯定してくれる絶対的な存在だ。

   そんなオタク同士の交流の場も作ってくれる推し界隈の影響力はやはり強いし、主導してくれることで推しメンに笑顔をたくさん届けられる部分があると断言しておきたい。
   世間一般への劣等感みたいなネガティブな感情さえも、推しと、推しを応援するみんなのおかげで誇りにすら昇華される。お金も時間も想いも投じて、応援できている自分自身を誇らしく思える。

誰よりも幸せだと胸を張って宣言できる。
心から。

   この前書いたnoteが推し界隈とそれ以外の人を分断するような動きを見せて、自分の手の届かないところへ記事が一人歩きを始めたことが怖かった。想定していない読み手に広がったことで、拡大解釈されて曲解されて行くのを見て恐怖に飲み込まれそうになった。びびってTweetとか消しちゃったけど、でもあれもまた本心だからこのnoteを読んだ人には誤解なく伝わると信じてる。良い面もあるし、人によってはそう思えない面もあるというだけ。それだけ。
   理解できないところは教えてほしい。自分で何回も読んで言葉に気をつけて書いたつもりだったけどわからないところは、"わかりあえないね"ってわかりあいたい。

たぶんこのnoteも
全部はうまく伝わらないし、
また誤解を生んでしまうかもしれない
自己満足でしかないし、甘い考えだけど

誰も傷つけたくない
誰も失いたくない

この前のnoteで
悲しい想いを、不安な想いをさせてしまった人には
ほんとごめんなさい、申し訳ない

でも、あの感情も知ってほしかった。
そして仲間がいると伝えたかった。

どの界隈かは関係なく何人もの人が
わざわざSNSでリプやDMをくれて

"同じ想いだった"  "共感した"
"救われた"  "間違ってないよ"

そう言ってくれて嬉しかった

私もただ、
"あなたもまた、間違ってないよ"
"形は違うだけで誰1人として間違ってないよ" 

そう伝えたかった
同じ想いの人に届いてほしいと思った

   誰かを悪く言ったり、非難しても残るのは怒りや悲しみや罪悪感だけだから、どれだけ文章を綴っても言葉はたぶん足りないけど、"好き"を発信していけるようにこれからは言葉を紡ぎたい。それがもしも、こぼれてしまう何かを掬い上げられたらそんな嬉しいことはことはない。

一人一人が楽しく応援できれば
それ以上なにもいらない

今はまだ1人の人へ

無理に繋がる必要はないけど
仲間がいると楽しいよ

自分の知らなかった世界があるよ

そして、推し界隈の人はいい人ばかりだよ
なぜなら推しのことを想ってるから
それが無条件に信頼できる何よりの要素だから

集団が形成されると負の側面が生まれることもあるけど
プラスの側面もまた同時に併存してる

私とでもいい、近くにいる人でもいい
誰かと繋がって共有できるということも
また一つの豊かさだから

不安な人が周りにいたらみんなで声を掛け合って
楽しみを分かち合って、笑って泣いて心を動かしたい

みんなでそれぞれ推しを想って
乃木坂のことを想って応援したい

乃木坂46の、推しの、活躍を心から願ってる。