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「新ジャガ」の季節って、いつだろう?

スーパーで「新ジャガが入荷しました」という表示を見ることがあります。ところで、新ジャガの季節っていつなのでしょうか。

ジャガイモの生育適温は15度から30度で、寒いのも暑いのも苦手です。
「ジャガイモのようにたくましく」などと言われますが、意外とデリケートなんですね。

そこで、静岡では寒い冬と暑い夏を避けて栽培します。
結果的に栽培期間が二つあり、3月に植え付けをして6月に収穫するものを「春ジャガ」、9月に植え付けをして11月に収穫するものを「秋ジャガ」といいます。

北海道では春ジャガの品種を使い、5月頃に植えつけて9月から10月頃に収穫しています。栽培は年1回です。

「新ジャガ」と言うのは、シーズン最初にとれるジャガイモのことをいいます。
ですから、秋ジャガにも、北海道産のジャガイモにも新ジャガの時期があります。
しかし、既にジャガイモがたくさん出回っているのに、新ジャガといってもインパクトに欠けます。
そんなことで、5月頃の春ジャガに対して新ジャガという言うことが多いようです。

ジャガイモは品種によって形や味や色、そして休眠期間が違います。
ジャガイモは収穫してしばらくの間は休眠状態で芽が出ません。
メークイン、男爵、キタアカリは休眠期間が長く、春ジャガとして6月に収穫したものを秋ジャガとして9月に植えても芽を出すことが出来ません。

そこで、秋ジャガには休眠期間が短い、ニシユタカ、出島、農林1号、アンデスレッドなどを使います。
北海道産のジャガイモの量が圧倒的に多いので、これらの品種はあまり知られていませんが、とってもおいしいです。


ジャガイモ掘り上げ機

当社では農福連携事業として、障がい者のある方にも手伝ってもらい、春ジャガの収穫を行っています。以前はスコップで掘っていたので重労働でしたが、数年前にジャガイモ掘り上げ機を導入して、スピードアップが出来ました。

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