【速報】地域医療ITネットワークとねっと風雲急を告げる。まさかの令和6年サービス終了へ。

1月24日とねっと総会が開催された。構成市町村の財政難と加須市の突然の方針転換を理由に令和6年度サービス終了の方向で動き出すことになった。

「事業推進の一翼を担ってきた加須市が突然の方針転換。明確な理由の説明を避ける」

昨年、久喜市をはじめ複数の市町村がコロナ禍の財政難を理由に退会を進言。

その中で昨年末まで継続の意向を示していたのが加須市、幸手市、杉戸町だった。しかし、このうち加須市が突然に方針を変更、結果的に放り出すかたちとなった。

理由を尋ねても行政担当者は「難しい」の一点張りで明確な理由の避ける。加須市以外は財政難という比較的合理的な理由を明確にしているだけに、突然の加須市の方針転換の理由の説明を求めた。

幸手市と杉戸町だけは結論を出さずに可能性を探るための調整を続けているという。

とねっとには3万5千人以上の市民が健康・医療情報を登録しており、年間、数千台の救急搬送にも活用されている。これらとねっとに保存されている医療健康情報の行方も気がかりだ。

現場である埼玉県東部救急は継続の意向を示しており、とねっと協議会に参加している医師会からは市民の命と健康を無視していると怒りの声が寄せられた。

個人的には大変残念なことです。こんなに重要なことが議会や市民にも知らされずに一方的に決められていくのは許し難いと中野氏(私)は述べた。

10年以上、行政の垣根を超えて考え方の異なる7市2町が医療圏で暮らす市民の生命と健康を守るために協働してきた体制が、大きな転換を迎えることになる。

個人的には大変残念で可能な限りの策を講じてきましたが、市民が選挙で選んだ首長の判断ですので、従うしかありません。

各行政へは市民に納得のいく説明を求めたい。

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