まだローカルでダイバーシティ語ってるの?
なんでも改造しちゃうぞ的な日本大好きよ。
改造改良大好きな国民なのよね、我々は。
私が運転免許を取得した20年前
全国的にはどうだか知らないが
大村市ではVIPカーと言う不思議な名前で呼ばれる
高級車クズレがあった。
(↑皆、こんな車高の低い車にのっていた)
車内をギラギラネオンで輝かせ
オラオラ系(マイルドじゃないヤンキーって知ってる?)
が幅を利かせる世の中であった。
拳が入るほどぶっといマフラーを自慢げに紹介して
「へえ~いい音出してんじゃん!」って
ヤンキー漫画のようなセリフが本当に
使用できた時代があった。
しかしながら実に多様な見た目の多かった事か。
スポーツカーあって5分の1くらいは魔改造で
フルエアロ使用の車が良く走っていた。
(↑ 町中でも爆走して迷惑だった系)
週末になると、どこかでぶっといサウンドの車が
爆音で走っているのが数キロ先からでもわかる
そんな土曜日が普通に存在していた。
意味なくどこかしらか照らし出す
謎のネオン車も走っていた(名前なんて言うんだ?)
なんなんだこれ?
一般人はこういう事にあまり興味はなく
一部の熱狂的なカーマニアが時代を謳歌していて
それはそれで部外者の自分も楽しかった。
面白くて中に乗ってる人も個性的でね
白くて先の尖がったスニーカーや
(↑私も密かにあこがれていた・・・・・今は履けない)
ババアサンダル(つっかけ)
キティーちゃんサンダル(これはまだ生き残っているよね)
こんな人たちが土曜日になるとどこかしらか
繁華街に湧いて出て、夜通し楽しんでいた。
そんな彼ら(マイルドじゃないヤンキー)は
ここ10年で一気に見かけなくなった・・。
恐らく長引いた不景気と
それに伴う省エネブームで燃費の悪い
昔の車が駆逐されたように思える。
気が付けば皆、ハイブリッドを当たり前の選択肢にいれていた。
本来、馬変わりの車は移動手段の道具であったのだが
馬のように特別なテクニックも必要でなく
誰でも運転できるようになると工業製品の車にも
それぞれ個性を持たせることになった。
日本の魔改造ブームは世界でも類を見たいほど
魔改造され、普段の運転でも「特別なテクニック」でないと
車の底を削ったり、バンパーをこすったりと
不便極まる車高を低くした車が何台でも生息していた。
しかし、それらは見なくなってしまった。
今では偶にみると、ほほえましくなる程だ。
「準絶滅危惧種」
(↑準絶滅危惧種のケマンガイ美味しいよ(大村湾にもいるよ)
そんな事がが脳裏をよぎる。
皆が求めた、普通の世界
「当たり前でしょ?」
「普通にしろ」
「我慢しろ」
日本人らしさと思われるフレーズが
どれほどの個性を殺してきたのか。
変態を保護しよう!と言う事ではないが
自分らの尺度の外の事は
「一旦見守ろうよ、それが大人であったとしても」
私ならこうするのに
俺ならこうしちゃうなあ
と言うもの、押しつけなのかもしれないし
何かをぶっ殺しちゃってるかもしれないよ?
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