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IH機器の魅力 (ガスとIHの違い編)

先週までガス機器の紹介をしていたのですが、今回よりIH機器の紹介に移りたいと思います。

(※本日の画像は卵料理の写真にしました。なぜ、卵料理かと言うと・・・かなり前の話になりますが、ガス機器に比べ温度調整しやすいIH機器は卵料理が得意でした。私の中でIH機器=卵料理のイメージがあり、こちらを使わせてもらいました。)

各社のIH紹介前に、ガスとの違いを紹介しようと思います。

1・ガスとIHどっちらが良いのか。

ショールームで働いていた時によく聞かれたワードです。

実は、今のガスもIHも技術が凄く、どちらが良いと言えないのが本音です。

でも、持論としては・・・お魚が美味しいのはガス!!お掃除がしやすいのはIH!!

お魚はやっぱりガス火で焼くのが美味しいです。

お魚を焼く際に、ガス火はおいしい水分を閉じ込めたまま焼くので、ジューシーな仕上がりになります。IH機器は時間をかけながら焼くので、どうしても水分を飛ばしてしまいパサパサになってしまいます。

(ただ最近は、中級品のIH技術は凄く、ガス火に近い焼き加減も出来るようになりました。これは、メーカーの努力ですね。)

清掃に関しては、ガスはIHに勝てないです。

前回の記事でガス機器のお掃除編を記事を出しましたが、IHは比べられないぐらい楽です。IHはトップに凹凸がほぼないので、拭くだけです。なので、清掃性はIHの方が優勢ですね。

2・どちらが安全なのか。

年を取ってきて火が怖いので、IHにするか悩んでるという方もいます。

火がないのでIHの方が安心に感じるかもしれませんが、火が見えないので、思わず触ってしまい、やけどするのはIHの方が多いようです。

ただ、最近のIHは「今は表面が熱いですよ」と赤く知らせてくれる物もありますので、見慣れてくれば触らなくなり、やけどしなくなります。

また、ガスからIHに変える事で分からなくなり、操作が覚えられなくて、料理しにくくなるという話も聞きます。ガスに比べ、IHはボタンがたくさんあり分からなくなる事が多いようです。

因みに・・・これ私のイチオシなのですが、操作のしやすいIHもあります。

三菱:らく楽IH

イメージは携帯のらくらくフォンです。本当に操作がシンプルで使いやすい!!

親が高齢になったらこれを薦めたいぐらいです。一部の盲学校でも採用されており、しゃべる機能も付いているので、目が不自由な方でも安心して使って頂けます。

因みに、こちらは置き型タイプもありますので、幅広い方に使って頂けると思います。値段もIHにしては高くないので、本当にオススメです。

今はガスも安全機能がしっかりと付いており、昔に比べ安全に使えるようになりましたが、袖の着火が怖いですよね。ガスで袖の着火が怖い方は2口コンロがオススメです。

私はパロマの「アバンセ」がオススメです。詳しくはこちらの記事に書いてますので、参考にして頂ければと思います。

3・金額

値段は、ガス機器の方が安いです。

最高級グレートで比べると・・・。

IH:45万円前後~

ガス:35万円~

住宅設備メーカーで採用されている機器の金額になりますが、IHとガス約10万ぐらい違います。

4・その他

これ、業者様に怒られるかもしれませんが・・・もしIHとガス悩んだ場合は、キッチンにガス栓とIH用の電気配線の工事をオススメします。

リフォームされる方で、今は元気だからガスを使いたいけど、将来IHに変えたい。でも、またキッチンリフォームするのは気が引けると言われることが、結構多いです。

工事費が増えてしまいますが、建物等に問題無ければ、2つ工事をお願いしてみて下さい。そしたら、将来どちらも使えるようになります。

因みに、ガスとIHが合体した物もあります。

海外メーカーもありますが、日本メーカーだとリンナイが可能です。

ただ、これは一般的なシステムキッチンでは使えません。オーダーメイドのキッチン等で使う事は可能です。

でも、どうしてもシステムキッチンに入れたいという方はこちらがおすすめです。

これはクリナップのみの商品です。クリナップとリンナイの共同開発で作った商品です。グリルはありませんが、デザインがスッキリしており、IHとガスの良さをそれぞれ使いながら作業ができます。


キッチンの購入の際、ガスとIH凄く悩みますよね。私もどちらか選べと言われるとかなり悩みます。選ぶ際は、ご自身の生活スタイルや家族構成を考えながら決めて貰うと選びやすいと思います。

次回、各社のIH紹介をします。





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