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今までの「イメージ」を壊すことの難しさ

みなさんこんにちは。
まんじゅーシアンです。

こちらのお話が、仲のいい方から好評をいただいいて少々舞い上がっております。
この気持ちが冷めないにほかのお話も書いていけたらいいな、と思います。
さて、今回のお話は
「今までのイメージを壊すことの難しさ」です。

「イメージ」は明るいものではないことが多い

初めに、イメージとは何かをGoogle先生に聞いてみました。

心に思い浮かべる像や情景。ある物事についていだく全体的な感じ。心像。形象。印象。また、心の中に思い描くこと。

イメージというものはとあるものに対して抱く全体的な感じ。
悪く言えば「レッテル」とも言えます。
みなさんは、イメージを抱かなかったことはありますか?
ほとんどの方がないと答えると思います。
私もそうです。
そして、その「イメージ」は明るいものではないことが多いのではないかな、と私は思うのです。
特に「未知なもの」、つまり「第一印象」に関しては。


音ゲーはゲームの中でも好意的な印象は少ない

みなさんは、音ゲーを始める前、音ゲーに対してどんなイメージを持っていましたか?
「面白そう」と思う人もいるかもしれませんが、「難しそう」「ミリしら状態でやってもいいのかな」というイメージを抱いた人の方が多いかと思います(実際に私もそうでした)。
では、カービィやマリオなど、他ジャンルの作品に対しての印象は、どうでしょうか?
多くの人が「面白そう」や「わくわくする」という印象を抱くでしょう。
そうなんです。「音ゲーはゲームの中でも一般からの好意的な印象は少ない」んです。
それは、カービィやマリオなどと違い、システムや面白さがぱっと見伝わりにくいというからではないかな、と思います。
簡単に言えば「やる前から面白さがわかりにくい」「やってる人にしかわからない面白さや魅力がとても多い」のです。

そんな「イメージ」を壊すために作られた意欲作、「DANCE aROUND」

みなさんは、株式会社KONAMIアミューズメント様から稼働されているACダンスゲーム、「DANCE aROUND」をご存知でしょうか。

このDANCE aROUND(以下ダンアラ)は、私にとって「数多くの硬派な音ゲーを作ってきたBEMANIがその”硬派さ”をいい意味で壊した」作品と思えるのです。

過去にもBEMANIは、
「イラスト」に重点を当てた「MÚSECA」、絵本チックでファンタジーな世界観を表現した「ノスタルジア」など、従来の音ゲーとは一風変わった作品を手がけてきました。
そんなBEMANIが次に生み出したのは

「感覚・体験的な操作がメインの作品」

それがダンアラなのです。

カメラでプレイヤーの動きをキャッチし、搭載されたAIがその動きを分析する。
そんな最新技術が実現させた感覚・体験的な操作。
それだけなら従来のダンスゲームとパッと見かわりません。

そして数多くの音ゲーファンを驚かせたのは「判定の甘さ」でした。
今まで硬派な音ゲーを数多く手がけ、「上級者・中級者向け」なイメージを確立してきたBEMANIシリーズ。
そんなBEMANIが、数多くの音ゲーファンが批判を入れるほど判定を甘くしたのです。

何故ダンアラは判定を甘く設計したのでしょうか。

それは

「できた!」「たのしい!」という前向きな体験をしてもらうため

では無いかと私は思うのです。
先ほど言った通り、音ゲーはゲームの中でも好印象が少ないと考えています。
「ダンス」という誰もが1度は憧れるものを、手軽に体験、そして初めてでも高スコアを獲得できるという成功体験を通して、「音ゲーは楽しい」、「決して難しいものでは無い」というイメージを持って帰って欲しい。そんな思いが込められているのではないかと思います。

ダンアラは、音ゲー界に一定数向けられる「難しそう」等の不安な気持ちをいい意味で壊してくれるきっかけになる。
イメージを壊すのは難しい。
でも、「判定を甘くする」というように、思い切らなければ、そのイメージにヒビを入れることすら出来ない。

ダンアラに「判定が甘い」というイメージを抱いている方も、
「音ゲーは難しそう」と思っている方も、
そんな「イメージ」を壊すために作られた意欲作「DANCE aROUND」を1度プレイして見てはいかがでしょうか?

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