母の介護施設入所にあたって感じたこと

要介護認定を受けた当初は要介護1だったのが、わずか3ヶ月で要介護4になり、認知症と膝の痛み、頻尿でトイレも食事も付きっきりにならなければならず、在宅ワークどころではなくなった。

デイサービスでは夜間時間帯まではカバーできず、貯金を食いつぶす日々に危機感を感じていたところ、母が貧血で入院してしまった。

幸い大事には至らず、1週間で退院できたが、これからのことが心配になったのと介護離職状態を長引かせたくなかったので、世帯分離して母に生活保護を適用する線で施設入居することにした。

参考:後期高齢者の医療費限度額 ※お住まいの地域の役所のホームページで確認できます。
https://www.saitama-koukikourei.org/seido/kanjafutan/kougaku/

当初は特別養護老人ホームを探していたが、以前に施設見学の申込みで利用したみんなの介護から生活保護が適用できる有料老人ホームを紹介されたので見学し、印象が悪くなかったのと家から近くてすぐに入れるので、その施設に入居することに決めた。

結果的には入所できたものの、取り崩している貯金から入居時に10万円振り込みが必要になったり、世帯分離にあたり色々な手続きが必要になって市役所と銀行を駆けずり回り、大量の申込書類のサイン、自分の再就職活動で、毎日が忙しなかったが、何とか準備を整えた。

入居のために乗った車の中、母は認知症ながらも何か感じ取ったのかいつもより口数が少なかったので、罪悪感を感じたが、その一方で、現状では、より良い手がないとも思った。

もし、メドベッドみたいにあっという間に病気や老化を治す技術があれば、介護離職や介護疲れ・うつといったこともなくなるのに。
※メドベッドはデマという言説も聞くが、仮に存在しないとしても、全てを否定するのではなく、これからの人類が実現しなければならないことと捉えるべきではないだろうか。

まだ入居したばかりなので、これからどうなるか分からないが、今回の親の介護で、素人の介護がいかに過酷なものが分かった。(親の介助でバランスを崩して転んだことも。。)

これから親の介護が心配な方は早めに地域包括支援センターを活用するなどして、介護の情報収集をしておいた方がいいと思う。

また、自身の介護の準備も必要だと感じたので、サービス付き高齢者向け住宅もチェックしている。

拙い文章だが、これから介護で悩みそうな人の参考になれば幸いである。

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