シアの艦これAC話 第27回:ランキング褒賞装備感想(2024年9月)

GFCSだけどGFCSじゃないGFCS。


・[更新履歴]

 まだ無い。


●今回のポイント

  1. 9月の装備は20位以外新装備100位以内に上位装備という珍しい配分。

  2. 16inch主砲はACだと41cm主砲系列のフィットがあり、予想より有用。

  3. GFCS付16inch主砲は特殊効果無し。もしや「Mk.37」の有無が関係?



■前置き

 ほぼ何も無かった9月が終わり、10月に入る。
記事の投稿もここ最近再開の兆しが見えおり、リハビリがてら
以前投稿していたジャンルの記事を投稿し始めている。

今回は先月(9月)ランキングの褒賞装備について感想を書いていこう。



●9月ランキングの雑感

 ランキング結果を見て感じた印象を箇条書きで述べる。

  • 最終戦果自体は全体的に妥当(甲と賞状)~少々高め(乙と丙)程度。   ただ最終日の戦果ボーダーが一部おかしい伸びをしていた。

  • 5位()は決着が付いていたのか、最終日は控えめな伸びである。   最終戦果も30万を切っている辺り、今月は平和な方だったようだ。

  • 20位()は最終日平日にもかかわらず2.2万程伸びていた。       おそらくEOクリア戦果をフル活用したのだと考えられるが、それでも 4~5時間はぶっ続けで稼ぐ必要があるはず。伸びがおかしい。

  • 100位(丙)は直前の土日より最終日平日の戦果上昇量が多かった。   土日に5~6千程度だったのがいきなり8千近く最終日に伸びたので、  予測が外れて丙を逃した人も中には居そうな気がする。

  • 500位(賞状)はかなり平和。戦果ボーダーは4.5万にも到達していない。 最終日の伸びも3.5千程であり、イベント無しの月としては普通。   それでも最終4万を切っていない辺りは決戦瑞鶴掘りの影響だろうか?



★9月の褒賞装備について

虚無の中現れたのは、艦これ連合国艦の始まりIowaの主砲。
AC世界では41フィットをして、我々の最終決戦を支えてくれるだろう。
ところで、なんであの電探はGFCSじゃないんだ?
(筆者の結果:100位以内)


20位の褒賞装備感想は予想で書いており
 100位以内&500位以内実際に装備を手に入れた上での感想である。


・20位以内:22号対水上電探改四(後期調整型)

 まさかの20位内既存装備配布。しかもIowa(以降アイオワ)関係無し。
そこは「GFCS Mk.37」ではないのか。昨年の「一式徹甲弾改」みたく
夏に一般配布したからその後甲乙ランカーに軽く配るのかと思っていた。

性能自体は悪くないどころか小型電探の中でも良い方なのだが、
やはり最強クラスの電探である「SGレーダー」「GFCS Mk.37」
高い壁となる。それらより優先して使うとなれば、元々もしくは装備により中射程以上の艦命中+9目的で装備させるのがオススメである。
 (例:タシュケント、「水雷戦隊見張り員」装備時)
これで数少ない中射程化電探を他の艦に回すことが可能だ。

…今回コレをゲットできるような恒常上位ランカーは
大体上位電探も有り余っているだろう という話はひとまず置いておく。

また取捨選択ではなく、中射程化電探と併せて装備するという選択肢も
十分考えられる。特に前回イベント(前線輸送)で登場した「ヲ改Ⅱ」
ような「火力よりまず攻撃をとにかく当てたい(装甲ゲージを削りたい)
敵に対しては駆逐艦に電探2個積みが効果的なので、その際は
ぜひ併用してあげよう。昨今の回避インフレには電探が求められる。

もちろん、高い命中値が求められる支援艦隊でも活躍可能だ。


・100位以内:16inch三連装砲 Mk.7+GFCS

 ついに実装されたブラウザ版における最強の支援用主砲
火力+24も十分高いが、何より「命中+7」の貫禄は圧倒的である。
これがまさかの100位以内配布となった。

近年の「熟練彗星」「英ソナー」「対潜ヘリ」といったケースを見るに
上位装備の中の最上位装備20位以内配布が普通となっていたので、
これは丙(100位)帯狙いの私にとって嬉しい誤算となった。
後は数年前の20位以内装備が一般配布されれば完璧なのだが、
特に「熟練聴音員+後期型艦首魚雷(6門)」とか。そろそろ欲しい。


さてこちらの装備、ブラウザ版では(記事投稿時点で)
「命中値加算が全主砲中1位(+7)」の代わりに
「アイオワ以外フィットしない」という性質を持った主砲であった。
その性質上、フィット補正が影響しない支援艦隊(ブラウザ版)に最も適している装備と言われている。
ではAC版ではどうなのかというと、

主砲フィット対象が41cm系列と同じになっている。

もう一度言おう。「41cm系列と同じ」なのである。
つまり「伊勢型」「扶桑型」「長門型」等々低速戦艦の方々(大和型除く)にフィットするわけだ。これはとんでもない強化点である。

伊勢型は「41cm三連装砲改二」という相性(補正)最高の装備があるので
その地位を脅かせるかは怪しいが、それ以外の艦は基本これを使えば良い
言っても過言ではない。共存できるのは超長射程の主砲ぐらいか。

一応「フィット補正による命中値補正が主砲毎で違う」可能性
まだ残っているものの、少なくとも命中+5の主砲と同等以上の性能を持っていることは間違いないだろう。素の命中値が高すぎる。

また地味な点ではあるが、
AC版では装備の対空値が基本飾り(対空カットインが重要な仕様)なので
「+3」という低めの対空値もまったく気にならないのが嬉しい。
ただその低めの対空には訳があり、名前に「GFCS」と付いているが
対空カットイン関係(発動率や対空時間)の強化補正は一切無いのである。
残念だ。もし補正があれば電探無しで三式弾CIを3発出せたのに。


 余談:「GFCS」付きなのに対空性能が無いことへの軽い考察。

なぜか対空関係が弱い「16inch三連装砲 Mk.7+GFCS」であるが、
おそらくその理由は装備名にあると私は考えている。

対空カットインが強化される「5inch単装砲 Mk.30改+GFCS Mk.37」や
GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)」の名前を見ると
分かるのだが、こちらの主砲には「Mk.37」という表記が無い

「GFCS」という単語自体は「砲射撃指揮装置」と訳し、言い換えると
装置の集合体を表す総称であるようなのだが、上記の名称を見るに
どうやら「GFCS Mk.37」群とは接続されていない設定
なっているようだ。
そのせいで「16inch三連装砲 Mk.7+GFCS」には
対空カットイン関係の補正が無く、素の対空値も「+3」と低いのだと
考えられる。

私は史実に疎いためこれ以上は踏み込めないが、
少なくとも艦これでは「Mk.37」という表記の有無が
装備対空性能の有無に関わっている
のはありそうだ。

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参考文献:(2024/10/03参照)

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・500位以内:16inch三連装砲 Mk.7

 100位項目で散々語った主砲のGFCS無し版
当然性能はそれの下位互換なのだが、それでも命中値は+4と大きい。
火力は変わらず「+24」なので、41cm主砲のカテゴリ内では
火力が高い方に分類される
。GFCS付が目立つだけでこちらも強い。

そもそも命中値+4以上の大口径主砲は希少品ばかりなので、
余裕があるならば賞状帯(101~500位)でもいいため狙っておきたい。
装備スロットの空きが無く、中々電探で命中値を誤魔化せない戦艦は
他の艦種と比べて主砲の命中値がより重要となるためである。

特に今回は航空戦艦支援砲撃用の低速戦艦にフィットする
41cm系列の主砲であるため、活躍の機会は十分あるはずだ。

ちなみにフィット補正のリロード短縮は「GFCS付」と「通常版」どちらも
0.75秒は短縮してくれる模様。つまりこれらを2つ装備すれば
最大値である1.5秒短縮となるわけである。
他所の情報を見る限りGFCS付はもう少し短縮されるらしいが、
私自身が検証していないため明言は控える。



■後書き

 今月の褒賞装備を解説していると、なんだかんだ賞状帯の下位互換主砲も
魅力的に感じてきた
。冷静に考えると「火力+24&命中+4」はだいぶ強い。

もしフィット補正がブラウザ版通りなら、正直「GFCS付」すらハズレ寄りの評価を私は付けていたと思う。41cm系列へフィット補正が統合されたのは
良い改変と言えるだろう。

私は既に高命中の大口径主砲を多く持っている側だが、
10月も賞状狙いは確定、あわよくば再度丙勲章を狙っていきたいところだ。
季節の変わり目なので体調には気を付けつつ、秋のマラソン(5-3B)に
挑んでいきたい。


●シアの艦これアーケード話 第27回:完

次回投稿は少々期間が空きそうである。
空白期間に書きそびれたことを振り返りたいが、さて何から書こうか。



▽前回記事へのリンク。


◆その他投稿記事へのリンク。

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よろしければ他の記事も読んでいただければ幸いです。