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S3 夢はいつか叶うサイクル 最終レート2007

はじめに

 はじめましての方ははじめまして。sia(シア)という者です。今回はS3で使用した構築の記事を投稿します。SVでは初めての構築記事になりますが、よろしくお願いします。

構築経緯

①今期も相棒のラッキーの採用は確定してから構築を考えました。
 構築の軸は初手からクイックターン→受けの動きが強いと考えテツノツツミを採用しました。裏の受け枠も交代技を覚えている方がサイクルを有利にできると考え、ハバタクカミやサーフゴーに強いジバコイル、この2匹が不利なセグレイブやキノガッサに強いアーマーガアを採用しました。この3匹を軸に構築を考えました。
 この3匹を軸にした場合、裏の選出はこちらがサイクルをしても勝てない構築に強い並びを使う必要があったため、対面的な選出であるステルスロックラッキーと高火力アタッカーとしてカイリューを採用、最後にバトン構築の対策と確実に仕事ができるアタッカーとして呪い剣の舞ミミッキュの構築を最初は使っていました。

②しかし、私自身がカイリューの使い方を理解していなかったため選出機会が少なく、ミミッキュも呪いを採用した結果技範囲が狭くなり扱いが難しかったため裏のポケモンを見直しました。
 その結果、S1から信用しているドドゲザンをアタッカーとして、ラッキーと相性がいいヘイラッシャを採用しました。

③この時点ではサーフゴーが気合い玉を持っていた場合ジバコイルもドドゲザンも突破されてしまう可能性があるため、ジバコイルの枠をハラバリーやストリンダーに変えましたが、最終的にはスナノケガワになり構築が完成しました。

コンセプト

1.クイックターンや蜻蛉返りでサイクルを有利に進め、最後はスカーフテツノツツミを通す。
2.ラッキーのステルスロック+ヘイラッシャの欠伸で相手を削りドドゲザンorテツノツツミを通す

個体解説

テツノツツミ
・性格:控えめ
・特性:クォークチャージ
・持ち物:拘りスカーフ
・テラスタル:霊
・努力値:H92 B4 C252 D52 S108

H:16n-1 C特化 S:最速ガブリアス抜き D:余り

・クイックターン/フリーズドライ/冷凍ビーム/ハイドロポンプ

 本構築の軸となったポケモンです。S種族値136はとても速く、環境に存在するほぼ全てのポケモンの上から行動できました。初手のクイックターンから裏で受け→最後はテツノツツミで先制して技を撃つ動きはとても強かったです。また水技+フリーズドライの範囲を受けることは難しく、多くのポケモンに安定してダメージを与えることができました。
 テラスタルはカイリューの神速、キノガッサのマッハパンチ等を無効化できる霊にしました。
 ハイドロポンプの命中不安に付き合わないといけないテツノツツミですが、裏の蜻蛉返りやステルスロックを合わせることでハイドロポンプの撃つ回数をなるべく減らすことができます。もちろんハイドロポンプを撃つ機会もありましたが、ほとんど外さない優秀なポケモンでした(むしろフリーズドライで凍らせて勝った試合も多かったです)。
 調整は実況者のアシキさんの調整をお借りしました(問題があれば消します)。

 このテツノツツミは知人からいただいた個体です。(名前は「ださないで」とお願いされたので伏せますが、)ありがとうございました。

アーマーガア
・性格:腕白
・特性:プレッシャー
・持ち物:隠密マント
・テラスタル:
・努力値:H252 B236 S20

S:アーマーガアミラーの際上から挑発を撃つため多めに振っています

・羽休め/挑発/蜻蛉返り/ブレイブバード

 本構築の物理受け且キョジオーンやクエスパトラ対策枠です。蜻蛉返りを覚えているため裏のエースに繋ぐ動きが簡単に行えます。
 もともとブレイブバードの枠はボディプレスでしたが、ドドゲザン以外に撃つ機会がなかったためテツノブジンやコノヨザルへの打点となるブレイブバードを採用しました。
 挑発と蜻蛉返り組み合わせることで相手の積み技や回復を許さず、裏のスカーフテツノツツミやドドゲザンの不意打ちで処理する動きが強かったです。挑発はプレッシャーとも相性がよく受けポケモンを何度も起点にしてくれました。
 持ち物はキョジオーンやクエスパトラを意識した隠密マントです。キョジオーンとの対戦では挑発と隠密マントがわかった時点で降参されることもありました。
 テラスタルはこのポケモンで切ることが少ないため汎用性は下がりますが、イダイナキバの主力技である格闘と地面を両方半減にできる虫タイプを採用しました。飛行ではない理由はアイススピナーが怖いからです。

スナノケガワ
・性格:穏やか
・特性:古代活性
・持ち物:突撃チョッキ
・テラスタル:地面
・努力値:H228 D252 S28

D:特化 S:準速キノガッサ+3 H:余り

ミラーコート/ボルトチェンジ/大地の力/10万ボルト

 この構築の最後に決まったポケモンです。スナノケガワが誘う(?)地面タイプにはテツノツツミやアーマーガアが強く、この2匹に強いサーフゴーやジバコイルにはスナノケガワが有利です。
 最初はジバコイルでしたが、サーフゴーの格闘技で負けることが多かったため他のポケモンに変更した結果です。ハラバリーは電気に変えるが発動しないと負ける=悪巧みサーフゴーに起点にされる、ストリンダーはサイコショックで崩されると問題がありました。
 スナノケガワの耐久で足りるか疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので参考までに…

・C252ハバタクカミのムーンフォース 23.8~28.5%
・C特化サーフゴーのシャドーボール 22.2~25.9%
・C特化テツノドクガの拘り眼鏡テラ炎オーバーヒート 73~86.7%

このような結果になります。回復技がないため回数は限られますが、とても高い耐久力を持っています。
 またジバコイル等と違い地面タイプを持っているため相手のボルトチェンジは許さず、こちらからはタイプ一致大地の力を撃てるというメリットがあります。サーフゴーに対して地面技読みテラ飛行をされても電気技があるため安心です。
 Cに努力を値割けていないためハバタクカミなどを削りきることは難しいですが、ミラーコートで倒す動きもできます。ロトム系統にも打点はありませんが、ミラーコートのお陰で勝てました。初手に選出すると起点作りのスナノケガワと勘違いされているのかほぼ全てのハバタクカミが居座ってくれるためミラーコートで簡単に倒せました。
 テラスタルは欲しいタイプがなかったため足りない火力を補える地面にしましたが、正直ここはまだまだ考察の余地があると思います。

ラッキー
・性格:呑気(S個体値0)
・特性:自然回復
・持ち物:進化の輝石
・テラスタル:霊
・努力値:H252 B252 D4

HB:セグレイブの巨剣突撃乱数2発(14.06%)
S:相手の下から歌うためのS0

・タマゴ産み/ステルスロック/甘える/歌う

 今作では最初から一緒に戦える私の相棒ポケモンです。特殊ポケモンを受ける枠ではなく、物理ポケモンに対応するためのポケモンです。そもそも今の特殊ポケモンはハバタクカミやサーフゴー等ラッキーでは対応が難しいポケモンが多いため特殊受けよりも物理受けの方が強いと思っています。実際セグレイブ対面は全て甘えるで居座りました(その後の相手の交代までが1セットです。)
 ラッキーはヘイラッシャと相性がよく、ステルスロック+欠伸の動き、ラッキーを起点にする積みポケモンをヘイラッシャの特性天然で無力化するなどとても便利でした。
 歌うはテツノツツミへの交代をノーリスクで行うために採用しましたが、ハバタクカミとのTODの際タマゴ産みのPPを節約できるというメリットもありました。
 テラスタルは影踏みや炎の渦の拘束から抜け出せる霊にしました。テツノブジンやテツノカイナのような格闘タイプを対面から受けることができるためとても強かったです。
 歌うを当てる日と外す日があり安定しなかったことだけは残念でしたが、当てる日のラッキーは間違いなく最強のポケモンでした。

ヘイラッシャ
・性格:意地っ張り
・特性:天然
・持ち物:オボンの実
・テラスタル:地面
・努力値:H20 A252 B236

H:呪い等意識の4n
HB:A特化セグレイブのテラ電気テラバースト乱数2発(0.39%)
A:特化

・欠伸/雪雪崩/地震/ウェーブタックル

 ラキヌオーのヌオー枠と言いたいですが、実際使った印象はカビゴンでした。考察段階ではヌオーでしたが、A特化にしていることもあり相手の交代を簡単には許しませんでした。少し耐久に振った程度のハバタクカミならウェーブタックルで倒せます(実際欠伸ループ中に出てくるハバタクカミは大体倒せました)。このポケモン自身で相手を倒すこともあるためヘイラッシャの体力管理は気を付けていました。
 技構成は雪雪崩を撃つ機会があまりなかったため変更した方がいいと思いますが、それ以外は問題ありませんでした。地震は(テラスタルのタイプが地面であることも理由ですが、)相手へのダメージソースとして確定枠です。何度かジバコイルやサーフゴーを後投げする方とマッチングしましたが、地震を撃つだけでジバコイルは退場、サーフゴーは倒せなくても次のターンで倒すor自己再生を強制的に選択させられました。
 ラッキーのステルスロックと欠伸の相性もよく裏のテツノツツミやドドゲザンの圏内に入れる動きも当然強かったです。
 テラスタルは電気技を無効化にできる且地震の火力を上げられる地面タイプです。草が欲しい場面もありましたが、地面でなければ勝てなかった試合も多かったため最後まで地面タイプにしていました。

ドドゲザン
・性格:意地っ張り
・特性:総大将
・持ち物:黒い眼鏡
・テラスタル:悪
・努力値:H108 A252 S148

A:特化 S:無振りアーマーガア+2

・不意打ち/剣の舞/アイアンヘッド/ドゲザン 

 S1から使い続けているポケモンです。今更解説する必要もありませんが、火力、耐久が高く耐性も優秀なポケモンです。
 剣の舞テラ悪ドゲザンでアーマーガアも乱数1発で倒せます。特性総大将があるため1vs3の状況から勝つこともありました。
 ステルスロック+欠伸ループを繰り返すことでドドゲザンの不意打ち圏内に入れる動きも強いですが、欠伸ループを嫌いヘイラッシャを倒しても相手は眠ってしまうため、こちらの剣の舞の起点にできることも強みです。
 アイアンヘッドはほとんど撃たなかったのでけたぐり等に変えてもいいかもしれないです。
 テラスタルは不意打ちの火力を上げられる悪タイプです。
 私自身はあまり使ったことがないのですが、ドドゲザンを使っていてメガクチートを思い出しました。

選出

1.テツノツツミ+アーマーガアorヘイラッシャ+スナノケガワ
 
テツノツツミの一貫がありアーマーガアやスナノケガワで受けができる構築に選出します。基本的にはサイクルをしながらテツノツツミを通しますが、ヘイラッシャで倒す試合もありました。

2.テツノツツミ+ラッキー+ヘイラッシャ
 
テツノツツミから展開するパターンとラッキーのステルスロックから展開するパターンの2種類が主ですが、テツノツツミを通すことを意識して立ち回ります。テツノツツミのテラスタルは神速等を無効化するためなのでラッキーやヘイラッシャにもテラスタルを使う機会は多かったです。

3.ラッキー+ヘイラッシャ+ドドゲザン
 テツノツツミの一貫を作ることが難しい場合の選出です。私の構築に選出されるセグレイブはテラ電気が多かったため終盤のセグレイブ入りにはこの選出をしていました。ドドゲザンの不意打ちの火力はおかしい(褒め言葉です)ので、不意打ち択に1度勝つだけで相手を倒せます。この選出の場合は大体ドドゲザンにテラスタルを使いました。

4.ラッキー+アーマーガア+ヘイラッシャorスナノケガワ
 受けるだけで勝てる場合の選出です。この選出をすることはあまりありませんが、実際に何度か選出したので記載します。

振り返り

 最終日付近スランプ(?)になった際はクエスパトラ+コノヨザルの並び等も使っていましたが、長年の目標であったレート2000を遂に達成することができてとても嬉しいです。
 ありきたりな表現しかできませんが、ずっと応援してくださった皆さん、今まで一緒に戦ってくれたポケモン達、なかでもレート2000の目標を掲げたSMの頃から(いない時期もありましたが、)一緒に戦ってくれたラッキー……本当にありがとうございます!!

最後に

 まるで私がこれから対戦をしないような雰囲気にもなっていますが、これからも対戦は続けるつもりです。テラスタルの変更が困難な状況にはなってしまい、私自身も対戦をする時間が少なくなってしまいます。今までよりは本気で対戦をする機会は少なくなりますが、今後もラッキーと一緒に対戦をします。

 テツノツツミを譲ってくださった知人へありがとうございます。

 質問などがあれば、Twitterの@sia45995105までお願いします。

追記

 現在テラピースを入手することが難しいため決して完成度が高いわけではないですが、私の構築のレンタルパも残します。少なくとも今月(3月中)は残す予定なのでよければ

Q0WH4K

こちらになります。

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