S35 破壊サイクル 最高レート18xx 最終レート179x
はじめに
はじめましての方ははじめまして。sia(シア)という者です。おそらく剣盾では最後の構築記事になってしまいますが、今回もラッキー入りの構築で戦えたので記録として残します。
構築経緯
この環境では禁止伝説ポケモンの火力が高く、数的不利になると巻き返すことが今まで以上に難しいと感じていました。不利な状況にしないためには初手で有利な対面を作ることが重要だと考えているのですが、相手の並びだけでは型を判断することが出来ません。
※同じような並びでも型が豊富なポケモンが多い且つ1回の選択ミスが負けに直結します。
そこで私が考えた結論は初手に蜻蛉返り→受けの動きで相手の型等をある程度特定しながら立ち回るというものです。
※全てのポケモンに対応出来るポケモンを初手に選出する方が強いですが、私には思い付かなかったので諦めました。
この経緯から他の禁止伝説と比較すると素早さが高く、相手視点では初手DMの警戒もしなければならないイベルタルを軸にしました。
次にイベルタルの引き先としてザシアンやグラードン、ゼクロムに強いという理由からHBランドロスRを採用しました。
ランドロスRではカイオーガやディアルガの対応は出来ないため相棒のラッキーを採用しました。
このままでは相手のイベルタルにDMをされるだけで倒されてしまうため相手のイベルタル対策にザシアンを採用しました。
またザシアン1匹だけではイベルタルの対応に不安が残るためルギアの対策にもなるゼクロムを5匹目に採用しました。
最後の1匹はヌケニンやロトム炎など様々なポケモンを考えていましたが、最終的にカイオーガを採用しました。
コンセプト
1.蜻蛉返りやボルトチェンジで有利な対面を作り有利に対戦を進める。
2.相手の電磁波は無効orラッキーの自然回復で治す動きをすることで運負けを減らす。
個体解説
イベルタル
・性格:陽気
・特性:ダークオーラ
・持ち物:拘りスカーフ
・努力値:H172 A84 S252
・蜻蛉返り/イカサマ/ダブルウイング/岩雪崩
今回の構築の軸となったポケモンです。基本的には初手に選出します。こちら側に引き先が入れば蜻蛉返りを選択します。相手視点からはイベルタルの初手DMを考えるとDMを切らなければいけない状況になっていることがあるため、蜻蛉返りをするだけで相手のDMがなくなりました。特性でスカーフがわかってしまうことが欠点ですが、引き先も蜻蛉返りやボルトチェンジを使えたのであまり気になりませんでした。
技構成は蜻蛉返りの火力が少しでも高くなるよう物理技で構成しました。ザシアンなどを大きく削ることが出来るイカサマ、ダイジェット用のダブルウイング、構築全体的に重いと感じていたホウオウへの打点として岩雪崩を採用しています。ダブルウイングと岩雪崩はあまり打つことがなかったので他の技でもいいかもしれません。正直特殊イベルタルにイカサマと蜻蛉返りを採用するだけでよかったかもしれません。
努力値はミラー意識の最速、最低でもザシアンの巨獣斬を耐える耐久があれば問題ないと思っています。※ランドロスRが選出出来なかった際の保険なので基本は蜻蛉返りで交代します。
DMを切るとき以外は蜻蛉返りかイカサマ以外打たなかったので火力が足りないと感じることもありませんでした。最速まで振る必要はなさそうですが、ゼクロムが竜の舞をしても上からイカサマを撃てる、相手の最速イベルタルがジェットを撃っても同速勝負が出来る等役に立つことが多かったです。
ランドロスR
・性格:呑気
・特性:威嚇
・持ち物:ゴツゴツメット
・努力値:H252 A4 B252
・地震/蜻蛉返り/岩石封じ/ステルスロック
2匹目の禁止伝説ポケモン(?)です。相手の構築にザシアンがいないことが珍しい環境なのでおそらく選出率は1位です。ザシアン以外にもグラードンやゼクロム、ネクロズマ(日食)も役割対象にしていたため過労死枠でした。このポケモンはどの環境でも安定して強いので伝説のポケモンだと思っているのですが、苦手なポケモンも多かったため技選択がとても難しかったです。
技構成は不利対面を作らないための蜻蛉返り、ザシアンやゼクロムに安定した打点となる地震、相手の積みを許さない岩石封じ、こちらの蜻蛉返りやボルトチェンジのサイクルを有利にするステルスロックを採用しました。ステルスロックは撒くタイミングを間違えるとサイクルが崩壊するため有利対面でも撃つべきか考える必要がありました。
持ち物はザシアンを受けるだけで削れるゴツゴツメットで確定と考えています。イベルタルのイカサマで倒せる確率を上げてくれます。
性格はランドロスミラーで下から蜻蛉返りを安全に選択するために呑気にしました。
ラッキー
・性格:図太い
・特性:自然回復
・持ち物:進化の奇跡
・努力値:H204 B252 D52
・身代わり/甘える/タマゴ産み/地球投げ
相棒且つ3匹目の伝説のポケモン(?)です。一時期はルナアーラになっていることもありましたが、最終的にはラッキーに帰ってきました。
語る必要もありませんが、特殊ポケモンの多くはこのポケモンで受けました。物理ポケモンも甘えるを使い受けていました。
技構成はタマゴ産みと甘えるは確定、カイオーガやディアルガを受けるだけでなく削って欲しかったため地球投げも採用しました。最後の枠は交代できる技が欲しかったのですが、癒しの願いで命を削りながら交代する以外方法がないため中間択として身代わりを作用しました。相手の型次第で隙を見せますが、基本的には物理ポケモン相手に甘えるを撃つ機会を無理矢理作れる優秀な技でした。
努力値調整は考察する予定だったのですが、結果的に私が剣盾でラッキーが使えるようになってから愛用している調整になりました。ダメージ計算をしなくても相手の振りがわかる程度には使っているので安心感もありました。眼鏡カイオーガの潮吹きをイベルタルの蜻蛉返り後受けられるようにDに振った方がいいかもしれませんが、命の珠でDMをされてしまったら関係ない+このことに気付いたのが構築記事を書いている途中なので今更のお話しです。
ザシアン(ザsiaン)
・性格:意地っ張り
・特性:不撓の剣
・持ち物:朽ちた剣
・努力値:H188 A236 S84
・巨獣斬/インファイト/ワイルドボルト/剣の舞
久しぶりに使った最強の禁止伝説ポケモンです。以前使っていた型よりも素早さを振っています。このポケモンは相手のイベルタル等にダイジェットを選択させる役割を持っています。あまり選出することはありませんでしたが、技範囲の広さと攻撃力の高さをしっかりと活かしてくれました。
技構成は相手のDMに切り返すことが出来る巨獣斬、ホウオウナットレイの並びを1匹で崩せるインファイトとワイルドボルト、最後はカイオーガと組み合わせることで無理矢理ムゲンダイナに対応できる剣の舞を採用しました。
保険で採用しているポケモンなのであまり選出することはなかったのですが、選出していれば勝てた試合も何試合かあったので、もっと信用してよかったと思っています。
調整はルギアが多かったこと、環境にHDザシアンが多かった印象があったことの2つの理由からSラインはここまで振っています。準速マーシャドー+2の素早さ実数値のためマーシャドー意識のポケモンの上から攻撃も出来ます。
ゼクロム
・性格:意地っ張り
・特性:テラボルテージ
・持ち物:突撃チョッキ
・努力値:H252 A60 B20 D100 S76
・雷撃/スケイルショット/ダブルウイング/ボルトチェンジ
今回の構築でラッキーの次に信用していたポケモンです。ゼクロムをアタッカーと勘違いしている相手には選出を誘導できるだけでなく、不意のボルトチェンジで有利な対面を作ることが出来ます。地面タイプがいる場合はボルトチェンジが出来ませんが、基本的にはそのようなポケモンはカイオーガやランドロスで勝てるため気になりませんでした。攻撃力が高く、物理特殊両方の耐久が高いためとても使いやすいポケモンでした。竜の舞ゼクロムと違い全抜きする性能はありませんが、対面操作が出来る対面も強いポケモンという欲張り性能を持っています。
技構成は命中不安ですが、このポケモンがDMを使うことも多かったため威力重視の雷撃、ダイジェットとして使えるダブルウイング、対面操作が出来るボルトチェンジ、拘ることがないドラゴン技としてスケイルショットを採用しました。この枠はドラゴンクローでもいいですが、S上昇をしても強いポケモンなのでスケイルショットを今回は採用しました。
努力値調整は対面で安全に動ける程度の耐久とカイオーガに勝つことを意識して調整しました。
カイオーガ
・性格:図太い
・特性:雨降らし
・持ち物:ラムの実
・努力値:H252 B188 S68
・波乗り/冷凍ビーム/電磁波/雷
前期最終16位の方が採用されていたカイオーガをそのまま使いました。大体の攻撃を耐えてくれるため初手から電磁波を狙い有利に対戦を進められました。最初は他のポケモンを考えていましたが、ジガルデやカバルドンが厄介だったためカイオーガを採用しました。イベルタルの攻撃も1度は耐えてくれるため裏のザシアンで切り返します。また雨+ザシアンと組み合わせることでイベルタル以外にもムゲンダイナなどの相手が出来ました。
電磁波を外すこともなかったので信用して選出していました。
前期のカイオーガはディアルガに変更されることもありましたが、今期は最後まで一緒に戦っていました。
このカイオーガはねこまんさんから頂いたポケモンです。
最後に
今期もラッキーと一緒に戦えてよかったと思います。このルールのなかで自分が好きなサイクル構築を使えたのでとても楽しかったです。
最後の構築記事にはなりますが、実はまだ投稿しようと考えている記事が2つ程残っているため剣盾の振り返りは別の記事でします。
質問などがあれば、Twitterの@sia45995105までお願いします。
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