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小さいフレスコ画 描いています

去年から新しい試み?!でフレスコ画を描いています。
なんとなく前からやってみたかったコマ割りで描くフレスコ画。
それを始めました。

フレスコ画って何?って思われる方も多いのではないでしょうか。
フレスコ画とは、例えば、あの!ミケランジェロの「アダムの創造」で有名な、イタリア、バチカンのシスティーナ礼拝堂天井画のように、ヨーロッパの歴史的な教会などに描かれているのが有名ですが、起源はもっと、もっと、遡ります。
旧石器時代末期(約1万8500年前のものと約1万6500年~1万4000年前)に描かれたスペインの アルタミラ洞窟遺跡 もフレスコ画になります。世界最古のフレスコ画3万2千年前のフランスのショーヴェ洞窟遺跡 です。(随分遡りましたが!😆)
人間の文化の発祥と共にフレスコ画はあると言っても過言じゃありません!
フレスコ画は、それぐらい、プリミティブなものなのかも知れません。

元々は壁画であるフレスコ画を、部屋に飾れるようなコンパクト?にする為に、パネルに描いています。
と言ってもそのやり方は、西洋漆喰から描く伝統的なやり方に沿っています。

フレスコ画とは、シンプルに言うと、漆喰が乾くまでに、顔料のみで描く技法です。漆喰は、西洋漆喰のやり方で、焼石灰を水につけて、何年も寝かせてきます。顔料とは、元々絵の具の元になる色の粉。色の粉とは、土や鉱物などの天然のもの、化学顔料の人工的なものとあります。(今は、ほとんどが科学顔料です。当たり前ですが昔は天然しかありませんでした。


漆喰パネル下地①

※ フレスコ画の説明は長くなるので具体的にまた改めて書きます。


コマ割りフレスコ画の始まりはこの水彩画からでした。電車の窓から外を見る人を描きたかったのですが、今みると、電車の窓から見える奥の風景にもなります。

この切ってみた左の部分。
これが次の展開に繋がる一コマに見えて
次はフレスコ画に、繋げてみました。

一コマずつ描いています。





コマ割りはストーリー展開になって、面白い。
考えてみれば、ヨーロッパの壁画や古代の壁画自体も、ある種のストーリー仕立て(そう言っていいかわからないけど、イメージ。例えば最初に書いてるのミケランジェロ壁画も聖書の内容)のになっていたと思います。
只今3作目制作中。
今度はモザイクと一緒に。


これからどうなっていくのだろう?

自分でも自分の作品が楽しみです。

つづく

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