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モザイクだらけのセプテンバー

感受性が強すぎて,些細なことでも意味を含んでいるのではないかと思って生きてきた。

あの人のあの時のあの表情は,実は言動とは裏腹であんな気持ちだったんじゃないかと5周も6周も先回りしてしまう。

そんなことをしていると,心を擦り減らしてしまって当たり前だ。

自分のしたことによって他人の人生が良くなるなら是非そうしたいと思っていたけど,それは必ずしも善意ではない。

自分の気持ちがおさまらないという感情の元で働く善行は果たして善行と言えるのか?

他人によく思われたくて親切にしているのではなくて,意地悪な気持ちを持つ自分が納得できないから親切にする。

それはエゴ?

「この親切はあなたのためじゃない。自分のためなの」そんなの言わなくて良いことだ。言わないから,人にはただ親切な人と思われて漬け込まれてしまうのかもね。

他人のことを考え過ぎてしまうのも,考え過ぎないことと同じくらい身勝手なのかも知れない。
だったら自分が納得できる生き方をしちゃえばいいのにね。そんな事できるわけないんだよ。

そんなことを思った9月の月記。

余談。「モザイクだらけのセプテンバー」は,内村プロデュースでTIMレッド吉田さんが言っていたネタです。毎年9月を過ごすたび一度は思い出してしまうフレーズなあたり,自分の中でかなり気に入っているワード。9月は心のうちを見せられないくらい物思いになってしまう月だ。続く10月も感傷的になり過ぎないように生きたい。

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