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在宅勤務

コロナが流行していた時には在宅勤務が増えて、在宅勤務を増やしても利益とか売り上げとか変わらない企業も多いことが分かって、在宅勤務を増やしたらよいのでは?という流れだった気がします。
今では、在宅勤務は17%程度になっているってニュースを見ました。数年前は在宅勤務ってかなり多くの企業が取り入れ、それでも最高益更新とか言っていたのに、どうして在宅勤務が減ったのか?

メタ等いくつかの米国企業が、在宅を禁止したり、出社を義務付けたといったニュースがありました。
これによると、そういった会社は在宅勤務は業務効率が悪いということで原則は出社としているようです。在宅ってダメなんかな?てところですが、私個人はたまに、2週間に1回くらい在宅で、リモートで勤務しています。確かに、集中するといった点や会社メンバーとのコミュニケーションという点では、在宅は出社にずいぶんと劣るのかなと思います(私は仕事上他人と関わらずやる作業的なものがいくつもあったりするので少しの在宅はコミュニケーションの問題が発生しません)。ただ、子供がいるので、子供へのケアの部分で家にいると非常にありがたいと思う部分も多く、しかも首都圏の通勤は非常に負担が大きいのでこの負担が小さいという意味では良いことも多いように思います。しかも、通勤の時間を仕事に使えるという意味では効率的な部分も多分にあります。私の場合、残業という概念がないこともあり、仕事の時間を増やして、その分密度を落としてもトータルでは特にほとんど変わらないという状況であるというのもポイントかと思います。

たまに、出社するメンバーと在宅のメンバーとの間で不平等だといった意見を目にすることもあります。でも、在宅のメンバーの中には幼い子供がいるため、家にいることが非常に大事なメンバーもいるかとおもいます。こういった場合、出社したくても現実的には難しいメンバーのことを考えると、全員に出社を強制するのは本当に不平等なのか?と思います。それぞれ事情や環境が違うので、そもそも平等ではないのに、出社という点だけを見て平等かどうかを判断するというのは、適切なのかな?と思います。

今の会社は、半分以上が外国籍のメンバーです。そのほとんどはエンジニア系ですが、今エンジニアの採用は厳しく、海外からのエンジニアが入りやすい環境が整うという意味では、在宅勤務、リモート勤務は非常に役に立っているように思います。今でも、米国やアイルランド、フランスといった日本以外で仕事をしているメンバーがいて、そういったメンバーが会社を支えてくれているというのも一理あると思います。今後少子化が進む日本では益々人材は大事になるので、日本のルールや日本の価値観というのは、自社をかえって苦しめる可能性があるんじゃないかと思います。外国人が働きやすい環境を整えて、日本以外でも仕事できるようにするって結構大事なのかなと感じています。そういった意味で在宅勤務は会社にとってメリットになる部分もあるように感じるので、これを出社強制とするのは本当に良いのかな?と思います。メタ等の有名企業は人材採用の面で苦労することはないのかもしれませんけど、そういった企業ではないので、日本の企業にとって本当にメリットになるのは何かってことはよく考えたほうが良い気がします。




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