コラム『これまでのHUNTER×HUNTER』③
どうも先週は更新できず申し訳ございません。
実は日曜日に救急車で運ばれてました☆
明日はMRIです(*'▽')
さて、今回は前回に続いてまだまだ続くよハンター試験編。お楽しみください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ハンターになるということ
ヒソカに見逃されるという屈辱を経て、仲間を助ける過程で無事四次試験をクリアしたゴン、クラピカ、レオリオの三人。
残り９人となったプロハンター候補者の面々は、再び飛行船にて運ばれ最後の試験を受けることになります。
しかしてそこに集った面々は、最後の試験を前にしてネテロ会長との面接が行われます。
面接×評価×注目
この辺り、番号で表示されると読み返さないと少々分かりにくいと思った方もいらっしゃると思いますので整理してみましょう。
まずはネテロ会長の質問から整理します。
質問①なぜハンターになりたいのか。(ヒソカ以降は回答していないので以後は省略)
質問②残った人間で一番注目している相手。
質問③残った人間で一番戦いたくない相手。
以上になります。
ではそれぞれの回答をまとめていきましょう。
『ヒソカ』44番
①「資格を持ってると便利だから♡人を殺しても免責になる場合が多いしね♤」
ちなみに①の回答が本編で描写されてるのはヒソカのみ。事実上①の質問は会長の興味本位と思われる。
②「405番(ゴン)も捨てがたいけど99番(キルア)。いつか戦ってみたいな」
現段階を含めて戦闘能力においてゴン以上であることを見抜いている。
③「405番かな。99番も捨てがたいが」
ここはそれなりの間があったので、本人としてはどちらがより成長するかの目算が出来ないという珍しい事態と思われる。基本的に強くなる可能性を見極める嗅覚は相当なものであるので。
『ポックル』53番
②404番(クラピカ)。
注目理由は最もバランスが良いことから。これは表面的に見たクラピカの能力は身体能力、知識共に高水準であることからポックルにとって最も警戒する相手として評価されていることを示している。ちなみに彼は普通にハンターとして必要になる能力が全般的に高いです。
③44番。戦闘では敵わないから。
描写はないが全員が戦闘関連の回答をしているので、会長が他のプロハンターに告げた“一風変わった決闘”に関しては、それとなくヒソカ以外には告げていると思われる。アイツに言ったら最悪気分で戦いかねないので。
『キルア』99番
②405番(ゴン)。
番号ではなくゴンと言い切っており内心かなり懐いているのがちゃっかり描写されている。同年代で自分とある程度同じ目線の人間は生まれて初めてというのはやはり大きい。
③53番(ポックル)。
「戦ってもあんまし面白そうじゃないし」
これは事実戦闘能力においてキルアは現時点の面々ではトップクラスであり近距離戦闘で勝てるはずもない。が、これはポックルにチャンスがないというわけではなく、例えば4次試験のような状況であれば惜しい所まで行く可能性はある。
『ボドロ』191番
②44番(ヒソカ)。
なんだかんだヒソカの強さに興味を持っている辺り、ハンター志願者って武術家気質多いんですよね。
あと、たまに勘違いされますが試験開始の段階で紹介されている武闘家はチェリーさんです。そんなチェリーさんはヒソカの試験官ごっこで逃げて殺されてます。
③405番(ゴン)、99番(キルア)。
「子供と戦うなどありえん」
実力差云々ではなく子供とは戦わないという信念を持っている感じ。この辺彼はプロハンターに一番向いてなかったりするんですよね。案外心源流かなとか思ってたり。
『ギタラクル』301番
②99番(キルア)。
まあ正体がそもそもイルミなのでね！
彼からしたら興味を持つ対象が基本的に家族ぐらい&色んな欲望込みの弟大好きブラコン兄貴なので。
③44番(ヒソカ)。
この場で唯一戦ったらただでは済まない相手と見なしているのがヒソカという証明。これってさりげなく二人の歪な関係性も示唆していて面白いんですよね。
『ゴン』405番
②44番(ヒソカ)。
四次試験でのいざこざもあって頭から離れなくなってます。掛け算はどっちでｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ。
③99番(キルア)。403番(レオリオ)。404番(クラピカ)。
わたしの考察読んだことある方なら見たことがあるかもしれませんが、ゴンの感性は基本“獣”です。その為群れの一員と見なした相手と戦うという選択肢が基本的に生まれないのです。実に危うい。
『ハンゾー』294番
②、③44番(ヒソカ)。
ちょっと抜けてるけどこの中での実力はトップクラスなハンゾー。戦闘力を抜きにしたら総合力でトップかもしれない。何気にヒソカを警戒しつつも恐怖していなかったりする。
ただし戦力計算はきっちり行っているので戦いたくない相手もヒソカその人。
『クラピカ』404番
②いい意味で405(ゴン)番、悪い意味で44番(ヒソカ)。
やー、もうモテモテっすわヒソカさん。実際常に警戒してないと殺気駄々洩れなので、気が抜けないから必要以上に気にしてしまうのがヒソカでもあるんですよね。いるだけで消耗戦強いるの反則ですよ。
③理由があれば誰とでも戦うしなければ誰とも争いたくはない。
根っこは善人なんだけど、ベクトルが復讐のせいでねじれまくってるのがクラピカたんです。
復讐しようと思わないと生きていけないし、復讐止めたら自分の生きる意味が無くなると内心思ってる悲しい人物。
『レオリオ』403番
②、③405番。
心が折れたレオリオにもう一度立ち上がる機会と、発想を変えることで障害を突破できるという事実を見せつけてくれた存在。ゴンはレオリオにとって新たな親友であり憧れの人物なんですよ。何なら問答無用で命張るぐらいにゴンへの恩を感じてます。
ここ、実に意地が悪いんですよね。なぜそう言うかというと、その理由は本編のトーナメント表にあります。
試験の内容は「たった一勝で合格」というシンプルながら、ご覧の通り作中で会長が言った通り「これまでの試験での成績と面接での会話を基に組み合わせた」というものなのです。
実際戦いたくないと答えた相手とはちゃんと離れさせてますし、少なくとも初戦からぶつからないようにしてたりします。そのうえで「理由あるなら戦うんだよね？」とばかりにヒソカを初戦でクラピカにぶつけてくる会長の意地の悪さよ。でもってレオリオ、別にクラピカと戦いたくないとは言ってないのでそりゃまあこうなるよね！っていう。
また地味にこの組み合わせの不公平さに関する成績に関してキルアくんは不満に思ってますが、そもそも彼は勘違いしております。
ここは身体能力その他を評価するのではなく、プロハンターを求める試験の場なのです。
中でも印象値という意味では周囲を味方にし、トリックタワーというルールに縛られた場所ですらその抜け穴を利用して仲間全員を合格させるというゴンの発想力はキルアには絶対成しえない所業ですので無理からぬもの。
それでも新人にしてプロハンターとして前線で動けるだけの能力はきっちり評価されてます。
意地×決別×出発
最終試験、その結末はハラハラさせるものでありながらあっさりとしたものでした。
初戦のゴン対ハンゾー。実力差は圧倒的ながら、ハンゾーに見せたゴンの意地とルールに助けられ(なおかつハンゾーにゴンが気に入られたことで)勝負は無理矢理ハンゾーの負けとなり、ゴンはそこで気絶させられます。
そして目を覚ましたゴンが聞いたのは、キルアが失格したということ。
彼はそこで自分が眠っていた間のあらましを聞くことになりました。ギタラクルを名乗っていた男の正体がキルアの兄イルミであること。彼に脅される形でキルアは心が折られ、直後レオリオと対戦中のボドロを殺害して問答無用で試験を失格となってしまったことを聞きます。
そのことに激高したゴンはイルミを詰問しますが、びっくりするほど素直に答えてるイルミに注目です。腕折られたのも隙を突かれたとかではなく本気でゴンが怒っている理由が理解できなかったので、不思議に思っている間に折られてしまったというところでしょう。そもそも骨折程度なら骨を接いでおけば短期間で治るとはいえ無防備にゴンに折られてしまったことは、本気でゴンが言っていた「兄貴の資格」などが理解できなかったからだと思われます。
またここでレオリオやクラピカ、ポックルらが試験の合否を求めて揉めていますが一貫してゴンはそのことを責めていないことをこの場で明言しています。
彼が許せないのはキルアの意思に関係なく無理矢理言うことを聞かせていたことなので。獣なゴンからしたら本人の自由意志を奪うことは絶対に許せないことなのですよ。
この辺、今後も地味に関わってくるゴンの地雷だったりするので気にしてみると面白いですよ。
あとがき
さて、前回より短いですがひとまず区切りもいいのでここまでとさせていただきます。
語るポイントを限定するのも大事だと今更ながら気づいたのと、ぶっちゃけ体調良くないのでこれぐらいにしておきたいというのが正直なところです(笑)
さて、話は変わってこの記事をお読みの皆さんは再会したＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲや最新刊はお読みになられましたでしょうか？
すぐに読みたいという方はジャンププラスでの期購読もおすすめですし、電子決済で過去の号を購入することも可能ですのでこの機会に如何でしょうか。
またモレナちゃんが表紙の最新刊である37巻も絶賛発売中ですので是非お手に取ってみてくださいまし！
また♡を押していただけるとわたしが喜びますので是非押していってくださいまし。セリフは三種類あります♠
ではまたお会いしましょう('ω')ノ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？