2024東京ヴェルディ前半戦選手雑感①

あれよあれよと言う間に開幕から時が過ぎ、もう前半戦が終わろうとしている。ヴェルディは予想以上の奮闘で、既に勝ち点24も得た。
開幕前はミドルシュートを決められまくったりして厳しい戦いもあり得ると感じていたけど、ここまで結果を出せるなんて。どちらかというと攻撃が通用してほぼ毎試合ゴール決めてるのが意外だった。
ということで前半戦の選手雑感。
本当は前半戦終わった時に書こうと思ったけど、中3日で時間無かったから、中断期間の今書くということで。

GK

マテウス

ヴェルディで通算150試合達成。既にヴェルディの外国人では歴代最長在籍。去年よりも攻撃のレベルが高いからか、圧倒的な守護神感は少し減退するも安定感は抜群。危ないパスはしない視野の広さも健在で、だんだん低空のフィードが増えてきた印象も。

長沢祐弥

ルヴァンとソシエダ戦で先発。セービングもキックも安定感あってセカンドキーパーの座はこのまま安泰か。

佐藤久弥

ソシエダ戦でかなり久しぶりに見た。ただ時間も短かったのでコメントがなかなか浮かばないwファン感でサインありがとうございました。

DF

深澤大輝

今季も左SBが主戦場スタメンをつかむも4月後半からスタメン落ち。
守備に関しては目に見えてJ1に適応してきていたけど、レフティじゃないデメリットや前を向けない色々な意味でのパワー不足が攻撃面では見られた印象が。守備の適応力はあるので、3バック移行でCBかサイドのどちらかで出番が増えるか。

谷口栄斗

今季もDFリーダーとして活躍していたが、ダービーで負傷離脱し、一度復帰したがまた離脱。これ去年も見たな。どうも大学からの古傷があるらしい。
DF能力に加えて、縦パスの上手さと高い位置まで運べるビルドアップ能力はCB陣ではダントツで、チームの目指すサッカーには不可欠な存在。また長らく左CBをやってるだけあり、左足でも普通に蹴れる万能プレーヤー。それだけに早く復帰してほしい存在。

平智広

チーム最年長にして最長在籍の9年目、そしてキャリア初のJ1。負傷もあってようやくルヴァンとリーグ戦に出場。まだこれからか。CB主戦場の選手では唯一のレフティという貴重な存在。

宮原和也

去年のJ2ベストイレブンがシーズンフルの反動なのか怪我に苦しんだ。キャンプで負傷離脱し試合に出れたのは3月。その後再度離脱し5月に復帰したが明らかにコンディションが上がりきっていない様子。町田戦はどうしてしまったのかという出来だった。
一方で読みの鋭さは流石で、ダービーでのボール奪取や新潟戦のクロスのように、本来これだけのことが出来るというのは見せてくれてるので、コンディションの上昇が鍵か。
3バック導入以降はCB起用に。元々CBでプロになったので問題はなさそうで安定したプレーを披露。

林尚輝

今年もレンタル継続。フィジカルの強みで後ろを支えられてるけど、相手を離してシュート撃たれるなど判断面はもう一歩。ただしそんなシーンは減ってきており、段々適応出来てきていてる様子も。

千田海人

ルヴァン鹿児島戦と川崎戦を機に一気にレギュラーの座を掴んだ。対人と空中戦の強さが抜群で、普通のクロスなら跳ね返してくれると信じられる安心感がすごい。押し込まれることが多くなるJ1では跳ね返しの力が去年以上に重要なので、今後もレギュラーで活躍しそう。
去年かなり不安に感じた足下の技術もだいぶ向上し、最近はどかどかロングキック蹴ってる。そういえば足下に不安のあった井林やンドカも年々ロングキックに積極的になってたのを思い出した。

山越康平

ちょこちょこ試合に出続けていたが、ダービーでやらかしてからはサブに。少し適応に苦労している様子。カップ戦でも右SBが多め。天皇杯あたりから再び再起の時か。

河村匠

いわきから獲得。染野は高校の後輩。ルヴァンでも僅かな起用でほとんど見てない。去年いわきでの印象は頑張る系SB。練習では右SHでも使われてる様子。

山田裕翔

期待のルーキー。跳ね返しは強く、足下はもう一歩という感じのクラシカルなタイプCB。鹿島戦でスコーンと抜かれて失点したりとプロの洗礼を浴びつつも、一定以上使われてるので期待はされている様子。

袴田裕太郎

大宮から獲得で磐田時代以来のJ1。なお読みは「はかまた」。貴重なレフティのSBでセットプレーも蹴れる。左SBで一時レギュラーを掴むも途中出場途中交代の屈辱を味わい再びサブに。前向きの競り合いは強かったけど、途中交代の試合でも裏取られてポケット取られることがあったり、スピード勝負ではしんどそうな感じ。

翁長聖

町田から獲得。一番のストロングは左足でも高精度のキックを蹴れる事実上の両利きであること。J1は久しぶりのはずだが、開幕から普通にやれている。
セットプレー蹴れる、試合中ずっと上下動出来る運動量がある、ロングスローの使い手(そもそも普通のスローインが綺麗)という色々な技を備えた選手。ということで便利屋的に左右SB、SHで色々使われてきたが、個人的には右サイドの方がやりやすそうに見える。右サイドで放つ左足からのインスイングクロスやロングフィードが結構効いてた。
個人的にはチームで一番サッカーが上手い選手だと思う。

綱島悠斗

昨年同様、前目から後ろまで色々なポジションで起用されてきた。
空中戦が抜群に強く、相手へのチャージも非常に強いフィジカル勝負系の選手。一方でスピード勝負では分が悪い所があり、余計なイエローもちょっと多い印象で、その辺りは少々苦戦している様子。
ルヴァン杯では今までに見たこと無いくらい組み立て役として活躍していたように、足下もユース出身らしく上手かったり。

稲見哲行

開幕SB起用。途中からはボランチに戻るも、昨年のようにレギュラーを掴みきれていない。
球際勝負での強さは相変わらずだが、奪った後の展開で苦労していて、この部分でJ1への適応に苦しんでいる様子。最近はSH起用も見られるが、クロッサーでは無いのでちょっと無理がある?

②以降は明日くらいに書く!