他者の自己紹介を書いてわかった「その人っぽさ」の難しさをAIとの共存から考える
最近、他者にインタビューを行い、その人の自己紹介文を執筆しています。つまり自己紹介の代筆をやっていますが、これが非常に難しい。
その理由として、その人の性格や持っている特徴、独自の雰囲気をうまく表現するのが困難だからです。
AIを用いて文章を生成しようと何度も試みましたが、美しい文章が書かれる一方で、その人間らしさは再現できませんでした。これは私の指示やプロンプトが不十分である可能性もあります。
その人らしさとは、その人が歩んできた人生や経験したことから生まれるものだと思います。
AIにそういった要素を教え込んでも、何か不自然で、本人とは違う何かが現れてしまいます。
AIについて言及したのは、他者の自己紹介文の文脈では、人間が書くものとAIが書くものにそれほど違いがないからです。
他者が自己紹介文を書いた場合でも、本人の性格や人生経験、体験を代替できません。つまり、他の人が書いてしまうと、その人らしさが失われてしまうのです。
ただし、人間には想像力があります。従って、これまでクライアントと共に過ごした時間をもとに、自己紹介文を作成することができます。クライアントの性格をある程度理解しています。
ですから、AIに草稿を作成させ、その後、執筆者がその人らしさを加筆することができます。最終的な成果物については、本人が修正すれば良いので、これは適切な方法でしょう。全てをAIが書ききる必要はないのです。
今回は幸運にも副業として自己紹介文の執筆を依頼される機会がありました。
AIと人間は仕事においてかなり重複して作業を行うものだと思います。
ただし、その人らしさを再現するレベルにおいては、現時点では人間の方が優れています。
一方で、そうでないものに関してはAIでも十分だと考えます。
今回の仕事を通じて、そのような気付きが得られ、非常に感謝しています。以上です。
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