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民俗学、民族学、文化人類学の関心ごとについての記事をまとめてみました。
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2020年1月の記事一覧

炭鉱・ハワイアンセンター・発電所・常磐線をつなぐもの  いわき市『みろく炭鉱資料…

いわき市、みろく炭鉱資料館。 いわきは炭鉱で栄えた町。いわきだけではなく、日立市から富岡…

shuzo_kumagai
4年前
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九州から福島へとつながる黒潮の道 装飾古墳『中田横穴墓』

いわき市にある『中田横穴墓』。 装飾古墳の北限…の一歩手前のものだ。更に北には双葉町には…

shuzo_kumagai
4年前
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その人は、まるで自然を読み解くように線量をみる

2019年に福島県相馬市に行った時、地元の方に色々と案内してくれた。彼が持っていた、おそらく…

shuzo_kumagai
4年前
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独立国家の夢と、その後の近代化 『奥羽越列藩同盟』

宮城県多賀城市にある『東北歴史博物館』でみた、奥羽越列藩同盟の旗。明治維新の狭間で夢みて…

shuzo_kumagai
4年前
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この下には屍が埋まっている 『数方庭祭り』

山口県下関市に行ったときに『数方庭祭り』をみた。 ヤマトタケルの子どもの仲哀天皇(実在の可…

shuzo_kumagai
4年前
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島は、一度入ってきたものを留め続ける

南種子町『広田遺跡』へ行ったときの話。 ここは弥生時代から7世紀までの共同墓地。種子島は、…

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4年前
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社会科の先生が郷土史家であること 種子島『牧の神』

種子島地元のお父さんに案内してもらい、牧場の神さま『牧の神』のところへ行った話。 種子島の牧の神の御神体は自然石やソテツ。ここらのエビス(蛭子)さまも、海の底で見つけた自然石だ。 お父さんは、昔は沢山の牛を飼っていたが、今は数頭のみ。それでも「和牛の仔はな、良い値で買い手がつくのよ」と細々と続けている。 昔は牛馬(うしうま)と呼ばれた種子島のみ生息する動物もいたが既に絶滅。不思議なプロポーションだった。 こちらのお父さん、九州民俗学の大家、下野敏見先生が種子島で高校の

”産業”とはなんだろう 大分『豊後絞り』

大分県に伝わる『豊後絞り』とは、江戸時代、大分でも一定規模の綿栽培が行われており、そこで…

shuzo_kumagai
4年前
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キダチチョウセンアサガオと別府の不思議な共通点

別府、夏に咲くキダチチョウセンアサガオ。 友人から不意に教えてもらった花だが、調べてみる…

shuzo_kumagai
4年前
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となりのドルメン 太古の『盃状穴』

住んでいる別府のアパートに近い長松寺にある岩。よく見ると岩にはいくつも窪みがある。自然に…

shuzo_kumagai
4年前
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