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乱立するAIモデルをすべて同じ方式で利用できる非常に野心的なサービスを解説!『Amazon Bedrock超入門』より 第5回 ~Bedrockとモデル(4)~

企業の基幹業務を支えるERPを理解するために、SAPの基礎知識からプロジェクトの進め方、ERPの運用に必要な業務知識まで基礎からわかりやすく解説した『Amazon Bedrock超入門』から書籍内容を抜粋してご紹介。第5回はChapter1「Amazon Bedrockを開始する」から「1-2 Bedrockとモデル(4)」です。

1-2 Bedrockとモデル

■ モデルの利用は「プレイグラウンド」から

 これで、Bedrock に用意されているいくつかのAI モデルを利用する準備が整いました。では、これらのモデルは具体的にどのように利用するのでしょうか。
 これは、大きく3 つに分けて考えることができます。

プレイグラウンドを使う

 Bedrock には「プレイグラウンド」というツールが用意されています。これは、AI モデルを実際に利用してやり取りするものです。このプレイグラウンドを利用することで、AI モデルとの基本的なやり取りの仕方をマスターできます。
 また実際の開発においても、「どのようなやり方でやり取りすれば望んだ応答が得られるようになるか」をプレイグラウンドで試していくことができます。

●SageMakerを使う

 もう1 つは、プログラミング言語でBedrock のモデルにアクセスするコードを書いて実行する、というやり方です。実際の開発は、このようになることでしょう。
 これには、もちろんそれぞれの開発環境でコーディングしてもいいのですが、AWS の「SageMaker」という機械学習プラットフォームを利用してコーディングを試していくこともできます。SageMaker にはJupyter によるノートブックも用意されており、その場でコードを書いて実行できるようになっています。

●SageMakerを使う

 もう1 つは、プログラミング言語でBedrock のモデルにアクセスするコードを書いて実行する、というやり方です。実際の開発は、このようになることでしょう。
 これには、もちろんそれぞれの開発環境でコーディングしてもいいのですが、AWS の「SageMaker」という機械学習プラットフォームを利用してコーディングを試していくこともできます。SageMaker にはJupyter によるノートブックも用意されており、その場でコードを書いて実行できるようになっています。

●その他の開発環境を使う

 Bedrock のモデルは、実はAWS 以外の環境からでも使うことができます。プログラムを書いてモデルにアクセスする場合、自分が普段利用している開発環境から利用できれば開発も随分とスムーズに行えますね。
 本書では、Python の利用環境としてGoogle が提供するColaboratory というサービスを利用します。またJavaScript ベースの開発では、Visual Studio Code を使います。

 まずは、プレイグラウンドを利用してAI モデルの基本的な使い方をマスターしていくことにします。ここで、AI モデルとのやり取りの仕方をしっかりと理解しておきましょう。そしてAI モデルとのやり取りがだいたい理解できたところで、コードからAI モデルにどうアクセスしていくのか、SageMaker やその他の環境を利用して学習していくことにしましょう。

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