Zalo 公式アカウントで出来ること
Zalo公式アカウント
ベトナム版LINEとも言われる「Zalo(ザロ)」ですが、LINEと同じく公式アカウントなる機能が存在します。弊社でもZalo活用した企業PRの展開や、APIを利用した活用などを考えており、調査した結果をまとめました。
日本語でのドキュメントが少ないのでなにかの参考になれば幸いです。
OfficialAccountの主な機能
アカウントフォロー機能
これは説明不要ですが…公式アカウントをフォローする機能です。お店などにQRを置いてフォローしてもらう形です。Zaloの方針として「スマホファースト」であるので、PC版Zaloからフォローなどの導線が整備されていません。デジタル施策を考える場合はスマホからの導線を必須と考えるのが良いかとおもいます。
コンテンツ発信
こちらは2種類あるようです。1つは、ニュース記事のような投稿型のもの。もう1つは、相手のメッセージを送信を送れる機能です。それぞれプランによって投稿可能数が変わってきます。
⚠ 公式アカウントのニュースはZaloで見かける個人のタイムラインとは別物です。そちらに流すには広告費をZaloに支払えば出せるようです。
チャットボットと自動応答
チャットボットの機能があります。AI?も入っているようです。
チャットボットはノーコードでシナリオを作れるようです。
ユースケースとしては…
自動販売システム(Zalo Shopとの連携)、お客様からの個人情報入力のリクエスト、カスタマーケア自動化、アンケートを取る、多肢選択式クイズを作成する、情報発信、プロモーション コードを送信する、予定を自動的に設定するなどが自動化できるようです。
以下の公式ページで実際にテストができます。
ZNS
これはZalo版のSMSです。お客様の電話番号があれば、Officalアカウントを通じて、お客様への発信が可能になる仕組みです。ベトナム在住者はよくエアラインから届く「◯◯空港へようこそ」みたいなメッセージが自動で届くことがあるとおもいますが、それはZNSを利用しているようです。SMSと同じく、1通あたりの発信にお金がかかります。
Zalo公式アカウントAPIでできること
これは一部になりますが、だいたい出来そうなこととしては
API経由でのメッセージ配信
Webhookを使ってメッセージ内容を読み取る
Appごとにuser idが発行される(Appが変わると使えない)
がわかっています。LINEと比べるとあまり機能性としては充実してないのですが、いろいろ出来そうです。
たとえば…
Zalo版ポイントカード
ラッキードローでバウチャー発行
自社のCMSと連携して、ニュース送付
来店後のフォローアップを自動化
ZNSと連携してOTPとしての活用
などです。ベトナムに於いては顧客情報の取り扱いなどいろいろ注意点などはありますが、プラットフォームとしての浸透率は非常に高いので、施策などでできる幅は広がりそうですね。
最後に
ベトナムではZalo人口かなり多いので、デジタル施策としてZaloのOfficalアカウントを選択するのはアリなのではないでしょうか。Webシステム開発でZaloのOfficalAccountを使った案件、お待ちしてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?