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私のドラマ史(はじめに)

はじめに

2024年4月。ハヤカワ新書から1冊の本が刊行された。
岡室美奈子著『テレビドラマは時代を映す』という本だ。
2019年から2024年にかけて連載された早稲田大学教授の岡室美奈子さんの新聞コラムをまとめた1冊で、そのときそのときのドラマや社会情勢、岡室さんの見識が記されている。
研究者としての独自の視点や作品ごとの魅力、日本ドラマの立ち位置など、本当に興味深い内容ばかりで買ったその日に読み終えてしまった。
そんななか私の脳内を1番覆った感情は、
「自分にとってのドラマ史みたいなものをまとめてみたい…!」
というものだった。

幼いころからドラマを見る習慣があった、というわけではなかったが、大学生の時から日本のドラマを見るようになり、25歳になった今では”全クール1話はすべて見る”という、一般人からは少し引かれるようなライフスタイルを貫いている。

ドラマも映画も本も好き。友達との旅行やドライブも好き。
でも、「1番の趣味は?」と聞かれたら「日本のドラマを見ること!!」と答える自分の姿が1番しっくりくる。
各ドラマを見ていた当時の感覚を思い出しながら、少しでもnoteに残しておこうと思った経緯である。

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