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Shutter Vol.1 山本あゆみさん② ~あゆみと出会い、菌と出会う~

私が切り取るあなたを綴る Shutter お一人目は、

神戸市須磨区で楽健寺酵母とともにパン教室を主宰する 

山本あゆみさん。

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1話目はこちらから


いつか出会えるだろうと思っていたあゆみさんとつながり

実際にお会いすることが叶ったのは、昨年秋。


東京に行くので、と彼女にお誘いを受けて参加した


その名も「ひなたぱんこねない会」


何とも、面白い方である。


パン教室をされているのだから

東京でパンを焼く会をされるのかと思ったら

「こねない会」

そう、パンをこねて焼いて食べるお教室ではなく


パンをこねずに ひなたぱんが感じ、大切にしていること

これから伝えていきたい事を

一緒に、話そうよ、シェアしようよ、という会を主宰されている。


パンの先生が主催する「こねない会」

新しいな。


一体どんな話ぞやと向かった先で

初めて面と向かってお会いする、あゆみさん。


あの日の彼女は

オレンジのスカート、オレンジのバッグ、オレンジのアクセサリー。

「オレンジのひと」だった。


お互いにすぐ気づき

「会いたかった~」とあっという間に打ち解けたその会で


私は、彼女の何に魅力を感じ惹かれていたのか

それがわかったのでした。



一途さ 



と言えばいいのでしょうか。


とにかく彼女は、まっすぐ、でした。


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「私が出会い、大切にしたいと思ったものと、向き合い続ける」

「心が震える感動を選び続ける」

「大切にしたい事を、伝え続ける」

「そうして、信じ続けていくことが、世界を開くんだ」


彼女の、ひなたぱんのパン作りを支える

「楽健寺酵母」に出会ったことで

与えられたギフトは


単に「美味しいパンが楽しく焼ける」だけじゃなかった


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酵母は菌であり微生物であり、いのち。

そう、私たちと同じ「いのちある生き物」


その、酵母という生き物と対話し、関わり

ともに「美味しいパンをつくる」という

その工程のすべてを通して


正しく生きたい、生きなくてはと思っていた彼女が

楽健寺酵母のパン作りの楽しさと奥深さに出会い


「楽しさが美味しさを生む」


「楽健寺酵母とつくっていくパンの世界が

 本当に楽しくて愛おしいこと」


「楽しく生きることが、出会いの連鎖をうみ、

 【私といういのち】の活路を拡げていくこと」


「楽しさに出会うために

【心が震えるほどのときめきに正直であること】を

 選び続けること」



そんな生き方に出会った。


そうして広がってきたこの世界が

本当に、美しくて、楽しくて、素敵だったから。


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ねぇ、一緒に、そんな世界を生きてみない?


命って、人って、すごいんだよ。


だからね、


心が震えることを

私はそれが楽健寺酵母と作るパンだったけど

みんなそんな何かに出会えるはずだから。


私は、楽健寺酵母のパン作りを

この生き方を

一緒に楽しめる人と、進んでいきたいの。


まっすぐな瞳で

言葉を飾ることなくまっすぐに話す彼女を見て

私の心も、思わず、震えてしまった。



こんな風に、まっすぐに、正直に

自分の心の震え・・・感動やときめきを

私は、選べているかな、生きているかな。


あの日の「こねない会」での彼女の「いのちの震え」は

確かに私の心に震えになって


私の中の「心のセンサー」が

それまでよりちょっと敏感になることを決めた気がします。


「私は何に心が震えるのかな」

「何にときめくのかな」

「なにと、誰と、もっと時を重ねたいのかな」


そんな、自分との対話になって。


そして、


もっと、あゆみさんという人のことを

知りたくなってしまった(=綴りたくなってしまった)のです。


そうして参加を決めた

「初めてさんの天然酵母と仲良くなる

 1dayぱん教室」


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新しい世界が、開いたお話は、次号で。





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