面接ガイジ

【走れワロス・立場逆転新卒採用2】「で、お前ら何なのさ」っていう会社って結構あるよねって話

我輩は猫である。名前は、もうある。ワロスである。

今回も面接官と就活生の立場を逆転させて双方にやりがちなことを書いていこうと思います。

目次
1°結局何をしてるのかわからない奴
2°言ってることとやってることが噛み合わない奴
3°ケースバイケースな奴

1°結局何をしてるのかわからない奴

ワロス(就活生である僕視点)「では、自己(会社)紹介をお願いします。」
Aさん(会社の擬人化)「わかりました。私(会社)の名前はAです。私たちは【お客様のために】をモットーに、日々邁進しております」
ワロス「(みんなそうだろとは思うけど…)というと?」
A「私たちはお客様の課題を解決するためにヒアリングをし、それにあった最適なソリューションをご提案し続けています。」
ワロス「(コンサルかな?だとしたらどのジャンルのコンサルなのか聞かないと…)なるほど、ということはあなたの専門領域はどこなんですか?」
A「お客様の課題全てです(キリッ
ワロス「ですから、どんなお客様を相手にしてるのかを聞いてるんです!」
A「経営者層の方が多いです。あなたの将来の成長は約束さr…」

ワロス「だからそういうことじゃねええええ!!」バァン!!!

新卒採用では、なぜか学生側は人事の人に舐められます。働いたことのないガキだから、ということでしょうか。そのため、人事の人は説明会や合説、イベントなどではなるべく「中身」より「耳障りの良さ」を優先するプレゼンをします。小さい会社だとIR情報すらロクに検索しても出てこないため、不穏さが桁違いです。たぶん大企業に行きたい人が多いのはこのへんの透明感も一つにはあるのではないでしょうか(もっとも、大して考えてない人もいるとは思いますが)。ちなみにこの会社は確かインターネット広告の会社だったと思います。

ESのところでも書きましたが、話を聴く側はまず結論から言われないとなかなかしんどいんで、こういう大事なことは最初に言いましょう。

話を戻すと、会社とは、輝かしい部分、自信のある部分をなるべく先に言うようなプレゼンが多いです。人間は最初の印象に全てを演繹するようにできています。自信ないところはどさくさに紛れてテキトーに放り込むかそもそも秘匿するかのどちらかです。騙されないように冷静にメモを取りましょう。

個人的に質問する機会があるなら、

ビジネスにおける登場人物(どういうマネタイズをしているか)
売上&利益と社員数
(一人当たりの付加価値計算用)
平均年齢(その企業での仕事のボリュームゾーンの特定)

あたりは言ってなかったら必ず聞くことをオススメします。最後のだけわからない人がいそうなので説明しておくと…

会社とは縦割り行政のことが多いため、役職を作っていることが多いです。そのため、最初のうちは仕事の下の方の工程(つまらない仕事)であることが多い可能性が高いです。社員の平均年齢がわかれば、社員の年齢別で見るボリュームゾーンがわかり、そのボリュームゾーンで下っ端の仕事をしている確率は低いと仮定すれば、平均年齢で自分がどれだけ早く上層部の仕事ができるようになるかの概算ができるのです。


2°言ってることとやってることが噛み合わない奴

ワロス「ねえねえ、知り合いのβくん(人材紹介会社)的にはあいつ(B社)どう思う?」
β「B?ああ、あいつはすげえチャレンジ精神旺盛なところだよ。君にもいいんじゃないか?」
ワロス「なるほど、なら彼にアポ取ってもらえないかな?」
β「よしきた。任せとけ。」
一週間後Bと面接してみると…
B「よろしくお願いします。」
ワロス「よろしくお願いします。では、まず自己紹介の方からお願いします。」
B「はい!私たちはBです!事業内容としてはウェブマーケやSIerみたいなことをやっており…(以下略」
ワロス「ふむふむ、そういう強みをお持ちなのですね!」←事業説明や会社概要のところで60分のうち20分を使う
B「で、僕たち、仲間の誕生日になったら必ずその人に誕生日プレゼントあげるんだ!」
ワロス「へえ、仲いいんですね。」
B「それでねそれでね、昼は社食がついてて、有給休暇の取得率も高くて、離職率もこの5年で0なんだよ!」
ワロス「(あれ、いつまでこの話続くんだろ…)」
B「オフィスにはハンモックとかもあって、いつでもリフレッシュ出来るようになってるんだよ!それでねそれでね、さっき誕生日とかの話があったと思うけど、実はみんなのお子さんの誕生日プレゼントも…(以下略」←残り40分ずっとこんな感じ

ワロス「(自己紹介60分のうち40分を福利厚生の話に当てるベンチャーって何さ!!)」

ちなみに後日βに問いただしてみると…

ワロス「Bさん全然話違うぞタコ!チャレンジングって何さ!!」
β「え、そうだったの?違うはずなんだけどなあ…」
ワロス「自分の親しい知人のこともまともに把握もしてねえのか!もうええわ!!」バァン!!

今回の話は露骨でしたけど、僕ら求職者サイドもこういう「言動の不一致」はやりがちです(もちろんたまたま事故った可能性もありますが)。例えば、面接で「僕の強みは聞き上手なことです」みたいに言った就活生がグルディスでめっちゃ喋ってたら違和感あるじゃないですか。それと同じです。会社も求職者も限度を超えた自己矛盾をさらけ出すのはなるべく控えましょう


3°ケースバイケースな奴

ワロス「そういえば毎年どのような求職者と会ってるの?」
C「年によりますね。」
ワロス「まあバランス考えたらそうですよね。顧客企業に人気な人材のタイプとかはあるんですか?」
C「会社によりますね。」
ワロス「まあ業種や職種が違えばしゃあなしですわ。そういえば今年は給料って大体いくらぐらいなの?」
C「人によりますね。」

ワロス「わかっとるわ!平均値や傾向値を出せと言ってるんじゃこのニブチンが!!!!」バァン!!

いや、場合によるなんてこっちかて百も承知ですからね!?!?!?!?

その中でも特にどんな傾向が見られるのかであったり、大雑把に言えばどんな感じなのかなどを聞いてるのに、全部「場合によります」で済まされるとなんか対話拒否されてる気分がしてかなりゲンナリします。確かに自分の断言したことによって会社に不利益が出たら自分の責任になる、という恐怖は理解するに余りありますが、それでは質問された相手に対してあまりに失礼すぎませんかって思うんですよね。

確かに就活のグルディスでも「断言口調は避けなさい」と言われます。しかし、むしろ僕は「断言できる程度の発言への責任は持てよ」って思ってしまうんですよね。だから結構自分はグルディス中かなり断言口調が多かったです。それで落ち続けてるとも知らず…


まとめ
・耳障りの良さだけを優先したプレゼンなぞ野良犬にでも食わせておけ
・言ってることとやってることの度が過ぎた矛盾は相手を困惑させるだけ
・自分の発言には常に責任を持って、相手に誠意を見せよう

以上、今回はここまでですかね。また会社に関して思い出したら書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?