あなたは「イベントマニア」になっていませんか？イベントに参加するだけでは、成長しない？！

今日は、HLABが定期的に卒業生コミュニティに開催している学びの交流イベント「HLAB Conversation」が開催されました。このイベントでは、HLABにゆかりのあるゲストスピーカーをおよびし、キャリアやその分野についてレクチャーをし、後半は議論、質疑応答をしていく「大人の学び場」（※R20にして、お酒を交わしながら議論することも…！）として、長年開催しているものです。今回でもう22回目で、これまでにはユニークなキャリアだと、女優や料理人、ビデオグラファーの方々をお呼びして、自分たちの知らない世界を垣間見させてもらう機会を設けてきました。あ、私も、「マジシャン」として講演したことがあります（笑）

今回のゲストは、国際関係の世界でユニークなキャリアを築いてきた齋藤智之さんです。齋藤さんは、現在はOECDにて勤務なさっていますが、世界を舞台に安全保障やパブリック・ディプロマシーを軸に様々な組織に属しながら飛び込み、活躍なさってきた方です。HLABの卒業生も高校生も多く参加してくれて質問が止まない回となりました。なお、会場は株式会社Speeeさんのラウンジをお貸しいただきました！素敵すぎた...本当にありがとうございました！

組織外で新たな学びを得たいという欲求を満たす、イベントやオンラインサロン

ふと気づいたのですが、私、昨日もイベントに参加し、本日もイベントに参加、実は明日もイベントに参加します。厳密には、昨日と本日は、会社が関係しているものでほぼ企画者のようなものですから、「参加」というわけではありませんが…。でも、この類のイベントやワークショップって、交流や学びを目的として世界中で開かれていますよね。

SNSのおかげで、イベントの案内は溢れるほどに押し寄せてきて、自分が参加するべきか悩む事が多いと思います。こと、若手社会人だと、自分のスキルアップやネットワーキングのために、平日夜や週末にイベントに参加する人も多いと思いますし、至極かんたんに、会社では得られないナレッジやネットワークが手に入るので、手軽でもあります。

最近はオンラインサロンという形での学びの場も出現してきて、リアルのイベントだと人見知りしちゃうから…という人でもオンラインだけでいいし、「自分の日常で触れている組織/コミュニティから一歩外に踏み出し、知識やネットワークを得る」ことのハードルがさらに下がってきています。まさにこういう場の提供機会が増えたので、社会人や大学生の組織外で普段とは異なる学びを得たいという欲求を満たしやすくなっているんですよね。

かの大前研一さんも、自分を変革する簡単な３つの方法は「時間配分を変えること」「住む場所を変えること」「付き合う人を変えること」と言っています。まさにここでいう３つ目の簡易版として、このようなイベントやオンラインサロンが重宝されるのでしょう。

ただ、私はこれまで、参加するというより運営/提供する方が立場上どうしても多く、一度でもいいので運営側に立ってみると、参加する際のスタンスが変わってくるよな、と思っているんです。

あなたの周りに「イベントマニア」いませんか？

イベントやワークショップを一度でも運営してみると、「伝えたいメッセージ」、いうなればそのイベントのミッションを考える必要が出てきます。主催者は、とにもかくにもそれを考え抜き、いかにそれを伝え、参加者に変化をもたらせるか、に向けてむちゃくちゃ準備します。

ただ、まぁ、１回こっきりのイベントやワークショップで変わるわけないんですよね、人って（笑）これ言っちゃうって、自己否定感が凄まじいですね。ただ、HLABをやりながらそれは感覚としても理解しているので、HLABの場合にはその後のコミュニティで繋がり続けることで、フォローアップし続ける、という形をとって、高校生が変化することを期待し、応援し続けます。

となると、単発イベントに参加しても参加者に主催者側のメッセージが伝わって、その結果変化が起こるかどうかは、極論参加した人次第、ということになります。

今日のイベントは、まさにゲストの齋藤さんのユニークなキャリアを切り口に、自分のキャリアについて見つめ直し、やりたいことは何か？を考えるきっかけとしてもらうことが主要なメッセージでした。仮にそれがしっかり伝わったとして、参加者が次の行動に結び付けられるかどうかは、やはり参加者次第な部分が大きいのではないでしょうか。

今日のイベントで、HLABのお父さん的存在の横山さんが「今日参加した人は、話を聞いた上で、何かひとつ行動を起こす。じゃないとスピーカーの独り言になっちゃう。」とおっしゃっていて、まさに、そこにエッセンスが詰まっているなと感じました。

イベントに参加したり、オンラインサロンに登録して熱心に勉強するのは結構なことです。が、そこから変化を自分にもたらすには「行動」しかないんですよね。で、その行動はきっとすごい小さいものでも構わない。

周りにいませんか？あるいは、自分がそうじゃないですか？会社の帰りや週末にセミナーに参加したり、常に本を買い漁って読んでいたり……ノウハウを溜め込みまくる。そういう人は「イベントマニア」になってしまって、本質的な成長につながる学びを得ていないのかもしれません。まぁ…僕は本を積ん読しがちなので、これを書きながら「勉強すら俺してなくね？！」と自分の首を締めている気がしますが（笑）

セミナーや勉強会など、インプットする機会に恵まれたら、小さくても何かしらのアウトプット（＝行動）に移すこと。これが成長への第一歩だな、と数々のイベント運営から感じることです。

ということで、イベント運営しまくっている側からのお小言みたいなポストになってしまいましたが、セミナーや勉強会に参加したら、皆さん、ひとつは自分なりの行動の誓いを立ててみてはいかがでしょうか？

ちなみに私は、noteを頑張って書いて発信する、という誓いを立てました（笑）小さくてもいいんです（自己正当化

あ、HLABでは、単発だけどそのあとも繋がりつづけることができる1dayイベント、THE SCHOOLを11/17に参加します！ぜひ中３～高校生の皆さん、お子様を持つ保護者の皆様、ご応募くださいね！共に行動を起こしましょう！

【1日完結型プログラム THE SCHOOL by HLAB 11/17都内で開催！参加者募集中！】

日時：2019年11月17日（日）12:00-18:00（開場 11:30）
対象：中学校3年生、高校1-3年生　先着30名程度
　※定員に達し次第、予告なく応募を締め切る場合がございます。
　※保護者様の本イベントへの同席はご遠慮いただいております。
　※高校生を対象としたプログラム内容ですが、挑戦してみたい意欲的な中学3年生の方 のご参加も受け付けております。
　※過去にHLAB サマースクールに参加経験のある方のご参加は受け付けておりません。ご了承ください。
参加費：16,500円（税込）
会場：六本木駅周辺のワークショップスペースを予定（詳細は後日通知）

【中高生対象】THE SCHOOL by HLAB 11月に東京にて開催決定！