僕は君の「熱」に投資しよう
書名:僕は君の「熱」に投資しよう
著者:佐俣アンリ
目次
1. 概要&読んだ理由
2. 構成
3. 学び
4. 感想
概要&読んだ理由
佐俣アンリさんは日本最大級の独立系VCであるANRIを組成し、運用しているベンチャーキャピタリストです。僕はアンリさんのことを、Twitterで知りフォローさせていただいています。実際にANRIのキャピタリストの方に、壁打ちをしていただいたこともあります。『僕は君の「熱」に投資しよう』はTwitterで話題になっており、僕も読んでみたいなーと思っていました。
本書ではアンリさんがVC(ベンチャーキャピタリスの略)になった経緯、これまでの支援先との併走からの経験、またアンリさんの起業家とVCの役割などが綴られています。この本を読み終えた時は、自分の中で感情が揺さぶられました。起業家の端くれとしての自分に、本を通じてではありますがアンリさんから説教?、アドバイスをいただいたような感覚です(笑)本当に学びも多く、考えさせられるような言葉が多く綴られていました。起業している方は勿論、高校生、大学生の方にもめちゃくちゃいおすすめです!
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構成
本書はDAY-1からDAY-7と分けられていて7章構成となっています。詳細は、本を通じてアンリさんの言葉で読んでいただきたいので書きませんが、各章のタイトルは以下のような形です。
DAY1 熱があるなら、ぶつけようぜ
DAY2 生きる場所を、選び間違えるな
DAY3 成長しなければ、死ぬ
DAY4 君は、人類の年表に触れたくはないか?
DAY5 怖いけど、僕は「逃げない」
DAY6 こんにちは先生、起業しませんか?
この章では、ANRIの鮫島昌弘さんが技術系スタートアップに投資する理由やその意義について特別講義としてお話ししてくださっています。
DAY7 圧倒的な未来を、つくろう
学び
・投資家は世界の金を動かす役割を担い、起業家は世界そのものを動かす役割を担っている。
・才能が人を起業家にするのではなく、妄想でも何でもいいが行き場のない熱が人を起業家にする。
・事業を作る上でに重要なことは世の中にあるズレに気づくこと。
・事業とは誰でも考えつくことを100倍の規模で行うこと。
・人間は環境でしか変われないし、成長もできない。
・事業の成長によってのみ起業家は成長できる。事業が成長しないと、いくら努力しても、どれだけ時間を費やしてしてもその人の起業家としての成長はゼロである。
・起業は職業ではなく、生き方である。
・トップを目指すなら自分は一体何のゲームに参加しているのかを正確に把握した上で、勝負を始める時から成功までに道筋を丁寧に設計しなければならない。
感想
この本を読んだ感想は、「起業家楽しそう!」でした。めちゃくちゃ辛いし、成功するより失敗する確率の方が全然高いけど、その経験をしてみたいと思ってしまいました。僕も最近、事業を畳んだばかりなので少し落ち込んでましたが、落ち込んでる暇があったら次の打席に立って、バットを振る準備をしないとと思いました。あの天才イチローでも、打率3割だったから1回1回の失敗で凹んでる時間無駄だな!っと思いました。
ベンチャーキャピタリストという職業についても初めて、ちゃんと理解できた気がします。これまで多くのVCの方々にお会いしてきましたが、皆さんすごい人なんだなと思います。これからもよろしくお願いします!
『僕は君の「熱」に投資しよう』今の自分には、最高の本だったなと思います。自分の熱源を見つけて、アッツアツになった時には本物の佐俣アンリさんにお会いしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!