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7月第1週:○○好きな人に観てほしい『ゴジラvsコング』

映画『ゴジラvsコング』が公開されました。

最近聴いてたラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』でめちゃくちゃこの映画の話で盛り上がってたので気になっていた。行きつけの飲み屋、いのせんと。の店主もTwitterで絶賛してたので「これは観るしかない」と思い、土曜日に新宿ピカデリーで観てきた。

観た感想を率直に一言で言うと「めちゃくちゃ楽しかった」である。僕は怪獣モノに関しての知識はほとんど無い。子供の頃にウルトラマンを観てたのと、ちょっと前に『シン・ゴジラ』を一度観たくらいである。そんな僕でも本当に楽しめた。

みんなに勧めたい作品なんだけど、特に勧めたいのがタイトルにもある「〇〇好きな人」だ。この〇〇が人によっては少しネタバレと感じるかもしれないので伏せた。以下、この〇〇を書いていくので1ミリもネタバレされたくない人はこのnoteを閉じてほしい
















さて、この〇〇とは「SF」である。SF好きの人に『ゴジラVSコング』を観てほしい。(まあそもそも「ゴジラとかコングとかってSFじゃね?」って言う人も一定数いそう。だけど、メインはやはり怪獣や特撮といった感じだし、「the SF」て感じの映画とは少し離れてる印象なので)

ゴジラやコングがいる世界で人間が生き残るために、いろんなシステムや機械、兵器が開発されている。近未来感のある機械や兵器が好きなSF好きにとっては、テンションが上がる映像だろう。

しかし、僕がSF好きにこの映画をお勧めしたい理由はそこではない。僕がお勧めしたい理由は、この映画には「SFあるある」がたくさん出てくるからである。SF好きが「あ〜!このパターンは!!」となるようなシーンの欲張りセットと言っても過言ではない。

「SFは別に好きじゃないんだよな〜」とか「SFあるあるって何やねん?」って人は、以下に書いた僕の大好きな「SFあるある」を読んでみてほしい。

※ここで紹介するのは、あくまで僕が好きな「SFあるある」です。ここで紹介したようなシーンが映画『ゴジラVSコング』にあるとは限りません。

SFあるある①:世界的な大企業が裏でヤバい研究とかやっちゃってる

よくあるパターンは人体実験とか、危険な兵器の開発とか、あるいはその両方か。研究員は守秘義務を守るのめちゃくちゃ大変そう。そしてだいたい研究員は死ぬ。可哀想に。


SFあるある②:時空や世界線を移動してピンチを切り抜ける

平行世界線とかがある作品だとよくあるパターン。ある世界線でピンチになった主人公が、その世界では物理的な逃げ場が無くなったときに別の世界線にワープするといった使われ方が多い。大抵の場合、この手のことを何度かやると時空パラドクスやらタイムパラドクスとかが発生してさらに酷い状況になるのが良い。


SFあるある③:新兵器または新人パイロットのぶっつけ本番出動→暴走

「無理だよ、そんなの。見たことも聞いたこともないのにできるわけないよ!」

「説明を受けろ」

「そんな……できっこないよ、こんなの乗れるわけないよ!」

「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ!」

乗る。そして暴走。
そらそうなるやろ。逆になんで上手く行くと思った?
そしてこの流れで被害者になるのは大抵の場合パイロットである。シンジくんに謝れ。


SFあるある④:あの特殊なアイテムさえ手に入れば〇〇ができる!

めちゃくちゃ強い兵器とか、めちゃくちゃ便利なシステムとか、タイムマシーンとか、軌道エレベーターとか。骨組みはできてるんだけど、後はこれを動かすには特殊なアイテムが必要。みたいなパターン。

敵でも味方でもよくあるパターンなんだけど、何故かその特殊なアイテムを入手しに危険な冒険に行くのは主人公である。


SFあるある⑤:最後のパスワードがわからない!

敵を倒してor忍び込んで敵のシステム管制室に辿り着いた主人公。「これで終わりだ!」とコンピュータの操作を始めるも、パスワードがかかっていて操作できない。何度か適当なパスワードを打ち込むも解除されない。焦る主人公が「まずい、時間が無い!」……てなるやつ。

SFのような技術が進んだ世界で、大事なシステムが二要素認証になってなかったり、生体認証が導入されていないのが好き


SFあるある⑥:冴えないオタクがヤバいものを発見してしまい命を狙われる

オタクとしてちょっと憧れるシチュエーション。秋葉原の雑居ビルでタイムスリップする方法とか見つけちゃったりしたい。

その他にも、オタクが道に迷って適当に歩いてたら国の特殊チームがヤバい研究してるとこを目撃してしまうとか。

このパターンのオタクは死なないので僕はこれからもオタクでいようと思う。


SFあるある⑦:別の用途で作った機械がピンチのときに役立つ

主人公はどこでもドアで世界各地を旅していた。そんな中、ある街で炎の魔人に遭遇した。この魔人は地球侵略を目論んでる宇宙人の仲間だ。なんとしても逃さずに倒さねばならない。しかし、相手は全身を炎で武装している。こちらは生身の人間で武器は何も持ってない。あるのはどこでもドアのみ。この状況、どうする?

頭の良い皆様なら簡単にわかりますね。
どこでもドアの行き先を「ナイアガラの滝のど真ん中」に指定して、ドアを開いて炎の魔人の方に向けます。どこでもドアからカメックスばりのハイドロポンプを出して完勝です。


SFあるある⑧:結局、一番悪い奴は"人間"

悲しいね。



いろいろな「SFあるある」を紹介してきました。紹介した「SFあるある」を少しでも面白いと思ったら、ぜひ映画『ゴジラVSコング』を観てほしい。

いや〜本当に面白かった!

◆今週の一曲
名前のない怪物
EGOIST


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