絶望か希望か
日々、未来への見方が変わる。
希望なのか絶望なのか。
未来とは1ヶ月先? 1年先? もっと先?
10年先まで生きていられるの?自分・・
あるいは・・・
希望とは、絶望とは、何を指す。
何を指して「未来への希望」と言うのか。
ついこの前のラジオのインタビューで、「座右の銘」って何ですか?と聞かれたので、
「そういう座右の銘とか、考えて生きてこなかったんですが・・・映画を作る時って、必ずラストに“未来への希望”を入れるようにしてるんですよ。絶望のなかでも一筋の明かりを入れたいって思ってるんです」
と答えて、
まあ、優等生じゃん・・・フフ・・
ラジオ聴いてる人を嫌な気持ちにさせたくないからね。(八王FM=TokyoStarRadio 「イリーのあの人この人時の人」4月25日14時〜再放送アリ)
あ、でも、それは本当です。
そういうつもりで映画作って来た。
36年、作って来ただよ。
来た・・・って、過去形・・・泣くな!
映画作れんのか?これから。
分からん・・日々変わるから。
企画も出してるし、新しいのも考えてるし・・・
それより、2年前に中国で撮った「シベリア風雲」どーなってんの?
2017年の11月と12月、マイナス20度のハルビンで、レオン・カーフェイ主演で撮っただよ。
1日の撮休もなく大晦日まで撮って、スタッフとも記念写真撮って、
それから2年4ヶ月経ってる。どーなってんの・・・中国・・・コロナも・・
昨年末に日本で撮った「信虎」も、よく分からないし・・・
つまり、3年で2本撮ってるのに、未来は分からないという状態のまま、自分がいつこの世界からいなくなるか分からなくなって、その作品がどう受け取られるか分からないままになるというリスクが、ちょっと前よりずっと高くなってる、ということなのですね。・・・まわりくどい?
僕だけじゃないが・・・
2017年の『リンキング・ラブ』が最後の傑作ということで終わるリスクが前より高く・・・って、まわりくどい言い方やめようか。
みんな死んでまう可能性が高くなったんだぁ!
畜生、もっとやりたいこと沢山あったぞ・・・(😢)
って、すぐ悲観的になるなって。
「最後には希望を」の監督じゃんかワレ。
だから、日々変わるのです、気持ちが、このように・・・
それで、このnote利用してみよう、と思ったわけで。
なにか連載的に書いていこうか、と。
「無能助監督日記」なんて、需要あるかな・・・
タイトル悪い?
1978年の日活助監督試験の日から始まって、ロマンポルノの現場の話を、見た映画とか、事件とか交えて84年の監督デビューまでを面白おかしく書く。
需要あるかな・・・
「ロマンポルノの青春」or「はやくカントクになりたい!」or
「坂の上のメガホン」・・・笑
いや、金子は怪獣だろ、という声があることは分かってますが、既にいろいろ出てるし・・
そんな回想録みたいなものを書くトシじゃないだろ、と思ってたんだけど、いつ死ぬか分からない時代になっちゃったんで、書いておかないと、という気持ちもあり。
書くなら面白おかしく書きたいじゃないですか。やはり・・
「ロマンポルノ無能助監督日記」
か・・・需要あるかな・・・
あと、未映画化のオリジナルシナリオを小説化して、映画見てるみたいに書いてみる、っていうのはどうか?
題して
「映画小説」
5回か6回くらいで終わるようにして、1回150円?・・・売れるかぁ?
初回は無料にするのがいいのよね?
完結まで読んでも750円だから、映画より安いわよ。
未来への絶望を感じながら、希望を書くのよ。
なんで女ことばになるのよ・・・
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