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倒され、のこぎりで切られた木

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【詩】
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#俳句

【俳詩】アヲアラシ・初メテノ

     ✫ 俳句に詞書をそえました ✫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――      青あらし情事始めに晒す腋 消えた手花火踏んづけて 裂かれた火薬に蘇生無理 昨夜のゴミはだれかの手紙 人目みたいにゴミだらけ 文字も書かずに爪先で 何をしたいかバレバレで ひょんな晴れ間に ハジメテみたい照れ笑い 経験ごとにハジメテ領域 なくなって 何をあげよう、何くれる? Tシャツ脱いで shower 浴びない流儀かい? (驚かないふり、ボクの流儀)

俳詩「花のひら・まもなく」

        ❅ こんかいは、俳句に詞書をそえました ❅ ――――――――――――――――――――――――――――――――――         きみを吞まされ脳裏びしりと花のひら まがさした、まにあった、まだほしかった、まんぷくを、ましゃくにあわないわがままだ、まだいける、まだほしい、まちがいなのか霧の中、まどろみは熱い湯のなか宙返り、満月だ、満潮だ、まちがいなんておもわない?そんな無粋はよしましょう、まぼろしの手毬万年毬つくの、まちがい以外ほしくない、まだまだ落ちて