【詩】ラムネスカイ,マカロンガーデン
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トリカブト蜜もこぼさず摘むなら満月の
宇宙遊泳ミルキーウェイにぬれたその顔の
(涙ではさらさらなく)
しずく滴るまぶたを瞑る満月の
高きへかざせば花序の列
濃紫の高慢だとか薄むらさきの蠱惑とか
一秒きざみに塗り替えちまう満月の
ばかに明るい夜がいい
という作戦会議は ボクとキミのあいだでの
論を俟たない自明の理
ジャックナイフとステップ踏むなら理科室の
その蔓草がセクシーな蛇へと戻る鉄柵を
(星々はGOのウィンクを)
一足飛びなら夜這い星の弧をえがき
動脈静脈交