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結局頼られるのが嬉しい女の話。




先日、ちょうどわたしが帰宅したとき、彼から「後で電話していい?」とLINEが。

最近のわたしは、彼から連絡が来ないか毎分携帯を見つめていた頃から一変して、特に連絡というものを気にせずいられるようになっていた。そもそも形としては別れているんだし。

でも、会ったときの彼がすべてだから。
わたしのこと好きなことはわかって安心したから、普段はほっとこうと思えてた。

だから急にLINEが来たらびっくりする。
なんか最近、連絡があんまり途絶えない。
さてはいい流れが来てるな??


この時間のこの感じ、きっと仕事でなんかあったんだろうなあ。と思って電話を取ると、案の定「俺はもうダメだ〜〜(涙)」って仕事の失敗の話だった。


わたしは完全に母の気持ちで聞き役に徹する。
彼はわたししか話せる人がいない、と頼りきってくれている。完璧な全肯定彼女(いや、元カノ)として立ち回る。

このまま甘やかしたら一生わたし無しでは生きていけないようになってくれるんじゃないかと悪魔サイドのわたしはささやく。


でも彼は今

俺はなんで全部だめなんだろ、〇〇もしんどくて頼りたいだろうに俺ばっかりこんなんで……仕事もどっちもだめで、もう無理だ……

とダウナーな状態すぎて、「やっぱりわたしが必要でしょ〜?」と復縁がどうとかいう話を切り出せる感じではもちろんない。

ひたすら"今の彼にとって必要な自分"でいられるように努める。

でも全然それは苦じゃなくて、かわいいから喜んで慰めてる。
以前なら、自分の話ばっかりでなんでわたしの話は聞いてくれないの…とちょっとは思っていたけど、いろんな壁を乗り越えたわたし、そんな次元にはもういない!!!!

彼がつらいとき頼れる人がいてよかった。
しかもそれがわたしでよかった。


そう思える自分になってよかった。
それに、わたしも明日のために早くお風呂に入らないとだったから、ちゃんといい時間に電話を切り上げた。
ほんとはずーーっと話を聞いてあげたかったけど、そんなところでだけでも自立心を発揮させる…!


その翌日。
夜中にまた、起きてる?って連絡が。
たまたま起きていたから、電話することに。
また彼にとっての癒しの時間を提供することができて嬉しい。

ビデオにしていい?って言われたり、わたしの話も聞きたがってくれたり、すごく愛おしそうにわたしに好きを伝えてくれた。
ここ最近でいちばんわたしのこと好きそうにしてくれていて嬉しい。


でも彼は都合がいいから、こうやって連続して連絡してきても、急にぱたっと音沙汰なくなるだろうなぁ。(笑)
言い換えればそれは、ちょっと心に余裕ができたってことだろうから、いいことだと思って安心しておこう、と今から自分の心に保険をかける。


わたしがいい女でいる限り、不安でいる必要はないなって思った。
こんなに支えるいい女を捨てる奴はバカだからな!!


彼の人生に必要なわたしであり続けたいなと思った。


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