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共用ソースの提供方式は、すたれていくのか?~大阪名物串カツを想いながら


渦の影響で、串カツ田中が2度づけソース禁止方式の提供から、個別ソースの提供に変えている。

串カツは大阪名物として知られており、自分も関西駐在時代に天王寺で何度も食している。しょうが等、関西独特の具もあり、お酒も進む優れものである。関西の串カツ店には、いろいろなバリエーションがあった。デートにも向いた比較的高級志向の店もあり、そのような所は、個別にソースを提供するし、抹茶塩やカレー塩などもそろえ、具によって使い分けもできて、楽しいものである。ただ安いタイプの店が主流で、そこではソースが共用の入れ物にたっぷり入れてあり、みながそこにどっぷりと具をつけて食するのである。そのソース入れには、「2度づけ厳禁」と書いてある。共用のソースに食いかけのものを入れるのは不衛生であるから。

最初に共用ソースを使うときは、少し勇気が必要だった。ソースには油が浮いているし、底には何が沈んでいるかわからない。それに酔っている人などが稀にでも2度づけしていないという保証はない。ただ食中毒が起こっているわけでもないし、大丈夫だろうと考えるようになり、それになじんでいった。

でも今、この方式でソースを提供すると、嫌がる客は多いだろう。個別ソースの提供方式へ移行する串カツ田中によると、今までも使いまわしはしていなかったらしい。客が帰ると余ったソースは捨てていたということになる。ただ、J-WAVEの番組でこのコメントを聞いたピストン西沢氏は、「それなら2度づけさせてくれよ」と叫んでいた。もっともなこと。あの大きなソース入れにどっぷり具をつけて食べる豪快さに魅力もあったわけであるから。でも、これからは、新しい食べ方に馴染むしかないか。

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