大阪球場の思い出

お盆の帰省途中に大阪に立ち寄り

大阪球場に行った

大阪球場は難波の街中にドカンと鎮座していた

今はどうか知らないが

その時の大阪球場の外壁は場外馬券売り場を兼ねていた

野球の入場券を売っている窓口と並んで馬券も売っていたのには驚いた

思えば、後楽園球場も場外馬券売り場が併設されていたし

川崎球場も競馬場が併設

西武も競輪場が併設されている

日本の野球はそんな文化の歴史を持つ

その日のナイターは南海-近鉄戦

関西でしか見れないカードでもあるので

ちょっとしたお得感があった

外野自由席が800円だったと思う

ライト側の外野席に入場した

一緒に観戦した友達は近鉄ファンだった

私は小学生の頃に南海ホークスの帽子を被っていたので更にちょうどいいカードだったと言えよう

近鉄ファンの彼は生観戦した試合はいつも貧打戦になると

いつもいつも嘆いていたが

その試合も8回終わって0-0

「投手戦じゃん」と私が言うと

「貧打戦だって」と彼は言い返す

その試合は9回の表に近鉄が決勝点を3塁打であげて勝利した

南海も外野の深い守備位置からホームへの良い連携プレーを見せたがホームインされてしまった

1回から9回まで通して憶えているのはそのシーンのみ

その試合が投手戦だったのか貧打戦だったのか

それは今になっても謎のままなのである

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