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「定年退食」~藤子不二雄SF短編ドラマ~

「塩基カフェロイドが出来るんだ」から始まるこの物語を初めて読んだのはいつだったか
最初に読んだのは小学生の頃と記憶
読後の感想は「何も思わない、何も感じない」だった
その小中学生の頃に何度か読む機会があったが感想はいつも同じだった

今回のドラマの主役は加藤茶(敬称略)
ちょっとだけの出演ではなく短編ドラマとはいえガッツリと主役の座を張っていた
ちょっとだけよの出演は高木ブー氏だったのを見逃さなかった私
準主役は井上順さんだった
みなさん私よりもずっと年上の方なのだがお元気なお姿
そしてそんなみなさんが演じるこのドラマを見て人生の先輩に励まされている気がした
こんな気持ちになろうとは、、たまにはテレビドラマも悪くない

あらすじ
高齢化が進む社会に生きる老人はわきまえつつも「生」へのこだわりを持ち続ける

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E9%80%80%E9%A3%9F

本作は1973年の出版
その頃から今の今まで高齢化社会は問題視されて来たが
有効な解決策など未だに生み出されていない
私もそろそろいい年になってきたのでこの話を現実のことと受け止められるようになってきた
そして劇中に出てくる若者や子供らは私にとって程遠い存在となってしまった

表面上は平静を装っている主人公だが「生」への執着は残っている様だ
いつか死ぬことになってこの世界から自分が消えたとしても
いつまでも穏やかな世界であって欲しいと思う
そう思って平静を装ってみても「生」に執着するのが人間なのか

夕暮れに衰えた体で階段を登る二人
「わしらの居場所はもうどこにもない」
何度となく見たラストシーンは今までになくしみじみと感じた

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