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隠れ里の死神~ゲゲゲの鬼太郎~

ゲゲゲの鬼太郎アニメ第二期の恐い回の一つ

(あらすじ)
着物を着た子供が村外れに現れ、わけのわからないことを口走る
すると顔がみるみる溶けて骨になってしまう

村の夏祭りの描写も村の人たちも

いつの時代の話だよっていうくらい今と比べると違和感があるが

小学生の時にこの放送を見ていた私はそんなことは露程にも思わなかった

昭和40年代にそれは日本の何処かにある村のイメージとして受け入れられていたのだろう

しかし今見るとすごい

何気ないこういうシーンだけでも貴重な資料と言える

この回にはいつも魂のノルマに追われている死神も登場する

家族のためにいつもいつも苦労している死神は

隠れ里の死神(←実は人間)に騙されてひどい目にあってしまう

この死神は苦労していた当時のサラリーマンを表していたのだろうか

本物の死神の方が人間らしく

卓越した能力を得た人間(←隠れ里の死神)は仙人の様で

本物の死神を凌駕してしまう

死神と言えばこの方

今回の主役の隠れ里の死神は死神と言っても

修行を積んだ人間である

石の上で何年も座禅を組んで体得した心の眼を持つらしい

人間には見えてはいけないものが見えるのだと言う

その見えてはいけない「時の橋」を使って彼がしたことは果たして善か悪か

その行為によって彼がしたことが故に

タイトルに死神とされてしまったのであろうか

この回もまた人の何たるかを描いているかの様

人が手にした大いなる力の使い方は如何に

そして子供らにとっての本当に幸せなことは何なのか

明るいBGMを流してる様なラストじゃないってよ

恐くもあり

深くもあるお話でした

隠れ里の死神

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