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野田さんじゃない/短歌のある日々

オレの名は「野田さん」じゃない、「部長」だと若手社員に怒鳴りたる人/清水良郎

人を役職名や肩書で呼ぶのは日本人の特徴のひとつである。

今ではあえて「さん」で統一することで、フランクさや平等を意識するのが時代の潮流だが、肩書で呼ぶことが敬意や親しみを表す場合もあるので、どちらが良いともいえない。

私は学生時代「さん」呼びの校風だったので、「先輩」呼びしたorされたことがないのだが、アニメなどで見かけるたびにちょっと羨ましさはある。

とはいえ、自分から肩書で呼べと強要されると、なんだか気持ちも萎えてしまう。選択権が与えられた上で「部長」と呼ぶならまだしも、「部長」と呼べと言われたらめんどくさい。

こういう人がいる限りは「さん」で良いんじゃないかと、ややリベラルよりの私は思うのである。

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