2023年秋の食事覚書き①筋子をいくらに そして海鮮丼
9月、10月はスーパーで筋子が売っている。ここ何年か見る機会がなかったような気がする。久々に見たような。
まあ、あまり買い物に行かないようにしてるし、ついで買いのトリックに引っかかってしまう性分のため、なるべくゆっくり見ないようにしているからかもしれない。
回るお寿司屋とかで筋子をたまに見かけていたけど、筋子っていくらと違うのか?と思って調べてみた。
筋子は卵巣膜で繋がっているもの。
いくらはその卵巣膜から取り出したもの。
まあ基本同じものとの事。
いくらは高級品なので、我が家にはあまり馴染みがないというか、こちらは馴染みたいけど経済面で馴染んでくれないというか。
5人が食べるには結構なお値段になる。ちょっとしか入っていないお値引きのいくらを、みんなでペロっと舐める程度しか味わえない。
それなら同じ金額で量があるものを買った方が良いと思ってしまう。ペロッと舐める程度しか食せないならお腹が膨らむ方が良い。
そんなお恥ずかしい我が家の経済事情で、今までもちろん買うことはないし、それに筋子ってなんかグロいな…としか思わなかった。
しかし主人は言った。
“今年筋子が安いからいくらを作ってみたい”
えっ?て思ったけど、片付けまで自分でやるからと説得された。
安いといっても我が家近隣のスーパー2、3店見たけどg598〜798円ぐらい。国産黒毛和牛が同じくらいの値段で業務スーパーで売っているが…。
そう考えたらやめとこうかなとなるけど、ちょうどお値引きになっているものと出会える事ができた。
それでも少しお値段張るけど、これも経験だ!と考えて購入した。
恐らくもう作ることはないだろうと思い、記録に残すことになった。
いろんな作り方があるみたいだが、今回やってみた作り方は
70度のお湯に入れる
↓
洗いながら卵巣膜を外す
↓
何回か洗う
↓
水を切って塩を振る
↓
塩をしっかりまぶしたあと
水洗いをする
↓
水をしっかり切る
↓
市販の海鮮丼のタレに漬け込む
↓
冷蔵庫で30分ほど休ませる
割と簡単!
醤油で漬け込むと塩辛くなりそうなので、海鮮丼のタレに漬け込んだ方がいいらしい。
今回使ったタレはこちら。
今回気になったのはアニサキス。
アニサキスの処理はちゃんとしないと最悪な思い出になってしまう。
そんな事にならないよう正確な情報を出してくれている厚生労働省のホームページを見た。
こちらに70℃以上、または60℃なら1分で加熱が必要と書いてあったのでそれを参考にした。
だが、その温度は表面の温度ではなく、中心部の温度らしい。今回は洗いながら膜を取ったが、先に膜を取って60度で1分以上湯煎するやり方もある。
その方がより安心かもしれない。
あといくら作りは中心部分も測れる温度計は必須だと思った。
そして今回面白かったのは、
筋子を湯煎すると白っぽくなるが、塩をふったら一気に綺麗な赤色になること。
それを見た子どもたちも
“おお〜!”
と歓声を上げていた。
この日はせっかくいくらを食べるのだからと思い、お刺身の切り落としも買ってきた。
これを作った時、ホタテ食べてください!
さかんに言っていた時期。それに刺身用ホタテも値引きになっていたので一緒に購入した。
値引きになった商品なので、ホタテはバターで少し焼いた。
最近色々高くなってるからあまりお高いものは食べる機会がない。
ご馳走様を食べるのは誕生日と年末にちょっといいお肉を買って食べる事くらい。
久々の贅沢。たまにはこういうのも良いかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?