蜂の世界

私の父は自宅の庭で 趣味の養蜂をしています。
花の季節は、蜜蜂が一生懸命働き回っている姿が見られます。

bee bee~ bee bee~
まさにBEE。沢山飛んでいます。

巣箱の中には、だいたい20000匹~の蜂がいます。

その中に女王蜂は一匹で、巣箱の中は、全てこの1匹の女王蜂から、産まれた蜂です。
女王蜂は産卵しかせず1日に、1000個程も産卵をします。

その他は、普通の働き蜂で、働き蜂は “メス” だけ。

この中に、“オス” は、10~数100匹程度、主な仕事は、交尾のみだそうです。
(居なきゃ困るけど、なんとも情けない無能ぶり)

女王蜂の寿命はだいたい3~6年で、他の蜂の寿命は、1ヶ月そこそこ。とても違います。

私の女王蜂のイメージはこう。

女王蜂も、働き蜂も、元は同じ卵ですが、産み付けられた巣穴で、変わります。
たまたま “王台” と呼ばれる巣穴に産み付けられた卵は、ローヤルゼリーのみで育てられ、それが女王蜂になるといいます。

羽化してから13日ほどで、女王蜂の誕生です。女王蜂は、誕生してから7日目頃、晴れて風のない日に交尾飛行に出かけます。

オス蜂の唯一の仕事、“交尾”の出番です。

晴れた風の無い日は、オス蜂100匹以上が、上空10m辺りに群れをなします。
女王蜂は、このオス蜂の群れを迷わずに見つけ交尾をしに入りますオス蜂は、一度の交尾で死んでしまうそうです。


女王蜂は、1度の交尾飛行で15匹前後のオスと交尾して(‼︎)
巣へ帰還し、それからは、二度と外出する事はありません。
翌日から産卵をし始め、1日に数千個の卵を2~3年間産卵し続けることができるそうです。

卵の中に、無精卵の物があり、それがオスになり、有精卵はメスで、働き蜂となります。
(出来る時から もう違う 格差あり)

実際の女王蜂はこう…冠ナシ。

交尾しか、仕事が無いオス蜂なのに、それすらせず、巣の中でブラブラしている奴もいるそうで、そういう奴は、メスの働き蜂に、巣から追い出されます。

働く能力もないので、そのまま餓死してしまいます。ダメ男です。蜂社会に、ヒモは無しのようです。

蜂も水を飲みます。

面白い話の宝庫 蜂の世界の中でも、特に私が興味深かかったのは、 2:6:2の法則です。

数千匹いる働き蜂の中でも、よく働くのは、25%で、そこそこ働くが、50%。働かないのが、25%だそうです。

常にそんな比率なんだとか。

そのよく働く蜂25%だけを、集めて超働く集団を作ったら凄く働く集団になるかと言えばそうではなく、暫くすると 50%程はそこそこになり、25%は働かなくなるそうです。

逆に、働かない蜂25%だけを、集めて ダメ蜂集団を作ると、25%はメキメキと働き始め、50%はそこそこになり、
25%はダメのままだそうです。最後の最後まで、突き詰めたら、1番の働き者と、1番の怠け者があぶりだせそうです。

やる人がいると、“やらなくなる人” が出てきて、やる人がいないと、“やる人”が出てくる。
人間界もそうだなと思います。

これを知ってからは、人間界の色々な事柄も、この法則に合わせて考えてみるように、なりました。

“どうして世の中から争いが、なくならないのか。お金持ちと、貧しい人がいるのか。選挙の投票。 頭の良い人、出来の悪い人 。 PTAの仕事をする人、しない人、…etc”

とても秀でた2割と、なんとなくの6割、どうしてもダメな2割。
人に起こる事柄は、おおよそこの2・6・2の比率で構成されているんじゃ無いかなと思うのです。

時々 自分自身でも
“私は いま 2割に入っているのか、6割に入っているのか” と、引いた目で 客観視する時があります。

忙しなく、働いているメス蜂達の姿をみていると、世の中のお母さんの様にも見えてきます。
蜂の世界って奥が深いです。

それと、ローヤルゼリーってすごい
蜂界における格差社会の食べ物ですね。

蜂の居る庭で、危なくないかと言えば、蜜蜂は余程の事が、ないかぎり刺してはこず、こちらから、手ではらったり巣へ危害を、与えなければ全く大丈夫です。

お父さんの蜂からとれた純粋な蜂蜜はとても美味しいです。

庭の畑で、ネギを沢山 育てているからか、喉の痛みによく効く気がします。気のせいかもしれませんが…。

私も、ローヤルゼリー食べようかな。

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