【キラキラな☆お買物♡】

夢を追いかけて、2月末で退職した二十代の女性の送別会が明日開催される。みんなから慕われていた彼女の送別会とあって、同じチームメンバーのみならず、昔メンバーだった人も合流するようだ。そこで、参加希望者から会費を集めて、彼女へのサプライズ プレゼントを準備することとなり、私と、もう一人の若い女性チームリーダーEさんと二人で、プレゼントを買いに行く係を仰せ付かった。予算は五千円位。さて、何がいいかしら？仕事が終わってから、二人で近くのデパートへ向かう。ここは、退職した彼女と同じ二十代のEさんのセンスに頼るのが一番と思い、彼女のアイディアを聞いてそれに従うことにした。しっかり者のEさんは、「PARCOにFrancfrancが入っていたと思うので、ますば、そこに行ってみましょうか。」と仕切ってくれる。「いいね、そうしよう。」
久しぶりにPARCOに行ってみると、お店が入れ替わっていて、以前と大分様子が違っていた。エスカレーターで上がっていくと、目の前にピンク色を基調とした、可愛らしいFrancfrancの売り場が現れた。「わぁ、可愛い！」女の子が好きそうな、色鮮やかな雑貨が華麗にディスプレイされていた。「昔は毎日のように、用もないのにデパートの売り場を色々見て歩いていたよなぁ」と思い出し、とても懐かしい感覚がよみがえってくる。スタスタと歩くEさんの後ろに付いて行きながら、二人で店内を物色して回る。氣になるものを手に取って、手の感触を確かめてみたり、香りを嗅いでみてり…。あぁ、これこれ、女子のお買物だ。で、選んだものは、透明な容器に入った綺麗なグラデーションカラーのバスソルトと、丸いハート型のプラスチックにピンクのリボンがあしらわれた容器に入ったハンドクリームのセットだ。どちらも、退職した彼女の可愛らしい雰囲氣にピッタリ。可愛く梱包してもらってお会計を済ませる。まだ、予算はありそうだ。「今度は、西武の化粧品売り場に行ってみます？」とEさんが言うので、「いいね、そうしよう。」と同意して、西武百貨店へ移動する。デパートの化粧品売り場も最近はなかなか行くことがない。足を踏み入れてみると、あの化粧品売り場独特の香りに包まれる。ホワイトデーが近いせいか、割と混んでいた。スタスタ歩くEさんの後に付いて、いくつかのブランドをチェックする。デパートのコスメは、どれもパッケージが凝っていて、見ていて飽きない。キラキラと色鮮やかで、まるで女子のためのおもちゃ箱の中を歩いているようだ。どれがいいか匂いを嗅いだり、手の甲でサンプルの色を確かめたり…,。最後は、Eさんの「これいいですよね〜。使えますよね。」の一言で決まり。「いいね、そうしよう！」
Eさんの見事なリーダーシップのお陰で、素敵なサプライズ プレゼントを購入することができた。明日、きっと満面の笑顔で喜んでくれるだろう。