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【真菰筍♡】

「マコモ」や「マコモダケ」という言葉はよく耳にしていたが、一体何物なのかはよく知らなかったが、どうも美味しいものらしい。

ミキの作り方を教わった薫子先生が美味しそうな奄美大島の真菰筍をお料理した写真をFacebookにアップをしているのを見かけて、なんだかとても食べたくなった。身体にも良さそうだ。今が旬で秋の味覚らしい。投稿には、奄美大島の真菰茸の農家さんの写真があり、奄美大島の真菰筍を購入できるとのこと。これはぜひ試さねばと思い、早速購入してみた。

とは言え、真菰に関しては何も知らない。早速、調べてみると、真菰は伝統的なイネ科の植物で、種は「ワイルドライス」と呼ばれ、種類は違うが昔はお米として食べていた時もあったという。

真菰筍は、茎の内側の柔らかい部分をタケノコのようなシャキっとした食感で頂くもので、この茎は自身が肥大化するのではなくて、クロボ菌という食用の菌の一種が、茎に寄生して肥大化したものだそうだ。なんと、ここでも日本の神様「ウマシアシカビヒコヂ」(アメノミナカヌシ神、タカミムスビ神、カミムスビ神に続いて4番目に出現した生命力、菌の神様とされている)が登場するわけだ!
菌の寄生によって大きくなるキノコのような、イネ科の植物で野菜のような不思議な食べ物であることがわかる。

真菰の歴史は古く、お米よりも古い。その昔は「ワイルドライス』として種子の部分が食された。古事記などにも記述があり「神が宿る草」として、しめ縄や神事に使われていたらしい。

また、栄養価も単なるデンプン質の利用だけではなく、薬用としても使われてきた。その効用は「抗酸化作用」「免疫調整作用」「高血圧予防」「骨粗鬆症予防」「抗腫瘍作用」「抗炎症効果」「抗アレルギー効果」などが挙げられ、古くから漢方にも用いられていた多年草だ。
秋の野菜が少ない中、真菰筍は秋の野菜として重宝していたようだ。

真菰筍の味は、シャキっとした食感を楽しむようなタケノコに似て、これといってクセがないので、いろんなお料理に向いているとのこと。サラダのようにして、生でもいただけるようだ。今度はレシピを調べて、秋の味覚をいろいろ試して楽しんでみようと思う。

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