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自分の人生にとって重要であるという尺度。

株式会社アトラエでマーケティングを担当している松廣です。
気づけば3月に入り、今期も残り1ヶ月。
気づけば社会人10年目、アトラエ10年目も終わると考えると本当に早いものです。

今回は、「自分が好きなことや、やりたいこと」と「自分にとって重要なこと」は、文字通り全く異なることであり、仕事観としては後者を選んだ方が、迷いが少なく、長くビジネスを楽しめるのではないか?ということについて書きます。

自分のやりたいことや、自分が好きなことを仕事にするべきという話は誰もが聞いたことがあると思います。大前提として、私はこの考えを否定するつもりはないですし、本当に好きなことを仕事にして人生を謳歌しているのであれば良いと思っています。

個人的に気になっていることは、「自分が好きなことや、やりたいこと」と「自分の人生にとって重要なこと」が混同して考えられていることや、前者の尺度だけで考えてしまっているケースが多いことです。人によるかもしれませんが、一般的には「自分が好きなことや、やりたいこと」の方がイメージがつきやすく、結果的に後者の視点で考える機会が少ないからではないか?と考えています。私個人としては、前者も大事にしつつも、後者の判断軸で今の仕事や環境を見つめることが、とても大事だと思っています。本当に自分の人生にとって、重要だったり必要なことであれば、好き嫌いに関係なく実行するものだと思います。

就職活動で会社選びをする際に、自分の人生を見つめ直し、自分の人生として重要だからという観点で、それぞれが行きたいと思う企業に入社した人も、数年経って、何か自分がやりたかった仕事と違うとか、もっと自分の好きなことをやりたいから今の会社は合わないと思う人は多いと思います。これ自体は健全な悩みだと思いますし、環境(会社)側に問題があることもあるでしょう。しかし、入社した時と同じく、「自分の人生にとって重要なことが何であるか?」について考え、もし今の仕事がそれを満たすのであれば、続けることも選択肢だと思います。

会社や働き方によると思いますが、自分が得意なことや好きなことができないことも事実として多いと思います。弊社アトラエでも、そういうケースはあります。特にアトラエは、組織の可能性を信じている会社であり、チームや組織のパフォーマンスの最大化を第一に考えます。以下にイメージ描いてみました(手書きですみません)。組織内で役割①と役割②を誰かが担う必要があった場合、Aさん個人だけですと、得意な役割②を担うべきですが、チームの総和を考えると役割①を担った方が良くなります。

ここで、自分が得意なことや、やりたいことが出来ていない問題に嘆くのも一つでしょう。一方で、先程からの「自分の人生にとって重要なことが何であるか?」という視点で考えると見方は変わります。私であれば、アトラエが実現したいことは、私の人生を通じても成し遂げたいことでもあり、またその実現のプロセスを主体的に関わり、影響度を広げ、人間的にも仕事的にも成長することが私の人生において大切なことであり、、、と一言で書けるものではないですが、そんな風に考えると、上記の「自分が得意なことや、やりたいことが出来ていない問題」は途端に小さくなります。

目の前の分かりやすいものに反応する気持ちも大事ですし、私もこの反応にどう向き合うか考えさせられる毎日ですが、結局は、人間一人一人、それぞれの人生であり、自分が自分自身に納得感を持つためには、自分の人生という尺度で物事を見つめることが大事なのかなと思った次第です。



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